ファンタジーの中で最強の生き物として描かれることの多いドラゴン。そのドラゴンが人間を根絶やしにするために選んだ手段が兵糧攻めだった。その作戦を食い止めるべく、奮戦する三代目がドラゴンに提示したものは……という今回のお話。
いろいろと面白いです。まずドラゴンが兵糧攻めをする、というのがすごい。そして、なぜドラゴンが強くあらねばならないのか、との考察も入る。ファンタジーというルールの中での物語を超えて、なぜそのルールが出来上がったのか、世界の理を紐解こうとしています。このあたりの視点のスケールの大きさは、いわゆるラノベとは一線を画していて興奮します。
反面、キャラの語りで話が進められていて、アーテもリリアーナも活躍せず、ラノベ的なキャラの楽しさは損なわれていますし、突然ドラゴンとの意思疎通が可能となったりの後出しじゃんけんも見受けられます。多分あと100ページくらい書き込んでもらえれば、そのあたりも楽しめたんじゃないかと思うのですが、作者さんの中で書きたいことがどんどん沸き出ていて、ラノベフォーマットにうまく落とし込んでいる余裕がないのかもしれません。
ラノベ的なキャラの可愛さ、楽しさを求める人にはお勧めできませんが、一風変わった魔法のシステムなどを面白がれるのなら、この7巻は★5つものでしょう。私はラノベ成分が少ない分、★1つ減らさせていただきました。
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