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魍魎の匣 (講談社ノベルス) 新書 – 1995/1/5

5つ星のうち 4.4 116件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

ミステリ・ルネッサンスの到達点!
前作『姑獲鳥の夏』でミステリ界の蒙をひらいた著者の第2作。前作から2ヶ月後、作家関口が出会った「匣」にまつわる奇妙なバラバラ殺人。京極堂は何を見るか?

内容(「BOOK」データベースより)

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞受賞作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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登録情報

  • 新書: 684ページ
  • 出版社: 講談社 (1995/1/5)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4061818120
  • ISBN-13: 978-4061818125
  • 発売日: 1995/1/5
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4 116件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 193,147位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 voodootalk 殿堂入りレビュアートップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2006/11/28
形式: 文庫 Amazonで購入
1999年リリース。京極堂第2作。なんと1,048ページの作品である。長いものには巻かれ慣れている僕もさすがに最後は緊張感を維持するのに苦労した気もするが面白かった。作品の構成力からすると『姑獲鳥の夏』より上だと思う。なんと言っても五幕まであるのが凄いな。こういう複雑な構成の作品は読後感もスゴイ。この作品を読了して僕の京極作品に対する予想は大分外れていたことを感じた。何となく森博嗣と似たところも感じるのが自分でも意外だった。頭に浮かんだ作品は『笑わない数学者』だ。

何しろ不思議な書き方だ。京極は圧倒的な古典の知識がある。あるにもかかわらずわざと馬鹿のように見せている感じがある。そこがこの作家の一大特色だ。(>_<)

もう一つの特徴は登場人物の圧倒的な存在感だ。能弁かつ論理的な陰陽師の京極堂もさることながら、サイコメトラー探偵榎木津。直感で生き抜く木場修。今にも『不定だ』とか言い出しそうな美馬坂。・・・・誰をとってもスゴイ存在感だ。なおかつその壮絶なラストにただ開いた口がふさがらなかった。
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形式: 文庫 Amazonで購入
京極氏の妖怪シリ−ズはいつも楽しませてもらっている、その中でもこの作品が最高傑作であることは広く認められている。

前作で繰り広げられた、一種力技の論理がさらに強力に展開され、京極堂の過去まで真相に絡まってくる。

特にこの作品に彩を添えているのが作中作品のあの文章であろう。

日常から一気に各品世界へ引き込む異様な文章。

それが、物語の中核に関連し解決に結びつくとは驚愕ですらある。

函の中の少女が欲しかった・・・・

友人にして、読んでいる最中は悪夢を見ているようだと言わしめた傑作

万人受けする内容とは言いにくいが、乱歩、正史あたりが好みの方にはお勧めです
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形式: 文庫
前作の「姑獲鳥の夏」でもそうでしたが、ストーリーの面白さとは別に、異常とか差別とかそういうことについて考えさせられました。

心無い噂や罵倒、差別的発言で呪いがかかるというのは現代でも多々あります。
LINEやツイッターなどで言葉が垂れ流しになっており、「つぶやき」という名の呪文が溢れています。
「こんなことで・・・」という事件や殺人の頻発もこの種の呪いかもしれません。

言葉というのはよくよく考えた上で、しかも必要以上には語らない、特に他者に対してはという京極堂の姿勢を見習いたいです。
関くんは、そこまで考え深くない我々の代表みたいなものですね。
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形式: 文庫
読んだのは5年程前。
急にレビューを書く気になりましたが、最初に読んだシリーズ中の一冊が本作でしたのでここに書くだけで、内容としてはシリーズ全体のことなので内容の細かい感想やネタバレはありません。
本シリーズすべてを追って読んでみようという方には参考になるかもしれません。
まず、本シリーズは推理小説ではありません。
事件が起き、人物たちの関係や謎を解き明かす、という手法はまさに推理小説のものですが、この手法は物語を作る際の基本的なもので、小説だけでなく漫画でもおなじみのものです(らんま1/2などは典型的かと思います)。
ですので、こういった手法のものすべてが推理物というわけではありません。ギャグ漫画や日常物でもあります。
そういった点で、本シリーズはよく「妖怪物」といった評価をされることが多いようです。
事件が起き、謎を解き明かしますが、骨子は京極堂の妖怪に関する薀蓄であり、妖怪の薀蓄を軸にして人物たちの心象や置かれている環境を解釈することで説明付けを行い、事件の解決を図ったり、事態を落ち着かせたりするのです。
事件の解決を図るとはいうものの、それがそのまま犯人が逮捕される、因縁がすっぱりと解消されるということではありません。
主人公が探偵や警察官ならば、その人が持っているであろう解決したとい
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形式: 新書
 京極夏彦先生のミステリーを読むと、日常から遊離して、この世でない、どこか別の世界に引き込まれるような感覚を覚える。夢中になって読んでいくうちに、ちらちらとそういう異世界の風景が見えてきて、気がつくとあちら側にどっぷりと肩までつかっていて、冷や汗を流す、という…。そこが怖くもあり、ワクワクするところでもある。この本は特にそういう毒気(?)が強いと思う。ミステリーとは思えないほど長編だが、そこには確かに読む楽しみがあるのだ。
 ところで、妖怪をネタにしたシリーズの中でも、今回は特に興味深い1冊だと思う。というのは「魍魎」という妖怪がわけわからんヤツなので、くだんの陰陽師が、中国から日本の江戸時代までの、実に多様な文献をどんどん紹介してくれるのだ。それを「ほほう」とうなずきながら読みつつ、事件との接点を発見するくだりにいたり、「あ、そうくるか」とうならされる。
 単にミステリーが好きな読者だけでなく、妖怪や神話伝説が好きな人が読んでも楽しめることはまちがいなし。まだ読んでない人はぜひ読むべし。
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