私に殺されることは大災に遭ったのと同じと思え。
誰も天変地異に復讐しようという者はいない。
鬼狩りは異常者の集まりだ。
無惨のこの言葉、凄くリアルに読者に迫ってくるだろうと思います。噴火が起こったとしても、山に復讐する人間はいない。それは、存在する位置がまったく違うから。復讐の対象にすらならない。同じように、無惨に殺されても、「普通の人間」は諦めてしまうだろう。それが普通。けれど鬼殺は違う。人間として異常という言葉が当てはまるかどうかには議論の余地はあるでしょうが、きっと立ち位置が近いのだろうと思います。
一方の無惨にすれば、彼らは「蚊」でしかない。たかが蚊、されど蚊。ほんと、鬱陶しい。ぶんぶんぶんぶん飛び回る。耳障りだから叩き落としたいけれど、なかなか思うに任せない。。。
さて、無惨の毒で動けない炭治朗は「夢」を見ます。遡ること、戦国の。。。始まりの呼吸の剣士 縁壱が自らの過去を語り、それは無惨との戦いにまで及んでいきます。縁壱の目に映った無惨の描写が印象的です。
その男は暴力的な生命力に満ち溢れていた。火山から噴き出す岩しょうを彷彿とさせる男だった。
炭治朗はこの夢から何を会得するのでしょうか。柱たちが命を削りながら無惨と対峙しているあいだに。そして禰豆子は。。。？
アニメから原作に移行して僅か１週間ですが、熱烈に次巻を希求する読者です。次巻を楽しみにしています。
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鬼滅の刃
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