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高慢と偏見下 (ちくま文庫お 42-2) 文庫 – 2003/8/1

ジェインオースティン (著), Jane Austen (原著), 中野康司 (翻訳)

6件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容（「BOOK」データベースより）

「世界一高慢でいやなやつ」と思われていたダーシーの、別人のような丁重な態度に驚き戸惑うエリザベス。一度プロポーズを断わった私に…。妹リディアの不始末、ダーシーの決然とした行動、キャサリン・ド・バーグ夫人の横車…。エスプリあふれる笑い、絶妙の展開、そして胸を打つ感動。万人に愛される英国恋愛小説の名作中の名作。オースティン文学の真髄を伝える清新な新訳でおくる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

オースティン,ジェイン
1775‐1817。イギリスの小説家。おもに結婚話を題材とした、平凡な日常生活のドラマを皮肉とユーモアをもって描き、完璧な芸術へ高めたと言われる

中野/康司
1946年神奈川県生まれ。青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

文庫: 323ページ
出版社: 筑摩書房 (2003/8/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4480038647
ISBN-13: 978-4480038647
発売日： 2003/8/1
梱包サイズ: 14.6 x 10.4 x 1.6 cm
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オースティンの面白さが分かる

投稿者yoruyoru2004年5月31日

形式: 文庫Amazonで購入

～よく言われるように「英文学最高の作家の一人」「何度でも読み返したい・・・」「ユーモアにあふれてる」等コメントを見てもどこがそうなんだろう、自分の読み取り方が到らないのかと思っておりました。が、この翻訳を読んでオースティンの素晴らしさがよく分かりました。彼女の高尚な精神が感じ取れるような気がします。まさしく何度でも読み返したい本で、～～品のいいユーモアに溢れていて、幸せな気持ちになれます。ちょっと気持ちの落ち込んだ時、疲れた時など優しい気持ちになれるでしょう。～

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「少女漫画？！」な上巻から「理想の結婚」を考えさせる物語に。

投稿者モモンガのほおぶくろ2010年3月5日

形式: 文庫

上巻を読んだ感想は、レビューにも書いた通り「典型的少女漫画みたいな話だな〜」というものでした。

下巻まで来ても話の展開は（山あり谷あり事件あり！でドラマチックでも）予想の範疇を越えませんが、そんな風にありがちでも、なんだか気になって読んでしまう感じです。
思うに、話の筋は典型的でも、人物の心の動きや想い等、細かいところに現代人でも共感できる部分があり、また、「多分ハッピーエンドになるだろうから、それを見たいな」という気持ちにさせられるのかもしれません。

あとやっぱり「典型的少女漫画」ですから、期待に胸躍るような感じもあります（笑）

さらに、３つの結婚が出てくるのが印象的。
当時のイギリスでは、「愛があってもお金がない結婚は愚か。かといってお金だけあって（経済的な理由で結婚して）愛のない結婚も愚かである。」というような考え方だったそうですが、この小説には正に

・将来安定だが愛のない結婚
・燃え上がるような情熱的な愛があるが、お金がない結婚
・お金と愛と、両方ある結婚

が出てきます。そして、多分この小説はさらに、「愛は愛でも、結婚するには尊敬に基づく愛がなければ・・・」と言っているのだと思います。

正直、「そりゃ、人間的に優れていて尊敬できる相手と結婚できて、経済的にも安定できれば万々歳だけど、なかなかそうもいかないのよ！それが現実でしょ？！」と突っ込みたくなります。
でも２００年たった今の時代でも、いまだに上２つのような結婚をしてあまり幸せそうではない人達・別れる２人もいることを考えると、「こんなのキレイごとで理想論だわ！」と鼻で笑って片付けられないような気もします・・・

それから、働かなくてもたくさんのお金が入ってくる生活をしている人は、やはり勝ち組だな〜ということと、ある程度歳をとった独身の女性が結婚で悩み、切羽詰まってしまうのは今も昔も・・・・と思わざるを得ませんでした。

結婚観といい、女性が生きていくこととお金の問題といい、単純だけど今日までつづくテーマで、それが200年前の本にも書かれているということが大変面白いです。
特に未婚の女性にとっては「私の場合は・・・」と、思わず自分の将来についてちょっと考えてしまうような話ではないでしょうか。オススメです。

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ハッピーエンド

投稿者fancy2007年12月8日

形式: 文庫

主人公のエリザベスに限って言うならば、とりあえず、ハッピーエンドとなり、良かったと思った。途中、紆余曲折はあったものの、見事な逆転の展開で、幸せを掴んだ、と言えるだろう。それは彼女の鋭い観察眼と頭の回転の良さ、繊細な心理、多少は想像力が豊か過ぎるところもあるが、そこは彼女の魅力で、これらが功を奏して勝者となったのだと思う。ジェーン・オースティンのコミカルな表現や、登場人物を皮肉った言い方は、読んでいてとても面白く、気持ちが良い。長編の作品であったが、日本語訳もわかりやすく、楽しみながら読むことが出来た。

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万人におすすめ！

投稿者130m2003年8月25日

形式: 文庫

新訳だけあって、岩波、新潮、河出版に比べると現代風でとても読みやすい文章です。特に翻訳本にありがちな回りくどい文章(現実には有り得ないまどろっこしい会話文とか)ではなく、とてもあっさりとした文章になってます。個人的にはラストの一文の訳し方がスマートで好きです。
特に「高慢と偏見」を初めて読まれる方はこの筑摩版を読まれることをおすすめします。ただし難点は他と比べて少し値段が高いことですね…。

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とにかく面白い！

投稿者SDH2004年9月20日

形式: 文庫

私のもっとも好きな小説ですね。翻訳に関しては知識がないのでこの翻訳の仕方が云々とは言えませんが、作者であるジェイン･オースティンの書き方がとてもいいと思いました。はじめはエリザベスとダーシー両人の心情が細かに書かれているのに、後半になるとエリザベスを中心に話が展開し、ダーシーの心のうちがまったく分からず、読者もエリザベスと同じようにドキドキさせられるのです。楽しかったぁ･･･

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外国文学慣れしていない人間には苦痛

投稿者neko2011年7月12日

形式: 文庫

日本文学の描写に慣れている人間にとってはどこがおもしろいんだかよくわからない。
細かい感情描写が日本文学に比べると格段に少なく、共感できる部分がほとんどなかった。

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