ずっとファンでした。南京事件の表現で星1をつけているレビューは無視していいとして、
ちょっと手抜きが顕著かと思います。
グレート・ギャツビーの同人誌でしょうか・・・。これはオマージュと言えますか?
翻訳もされていますし、心惹かれる作品があることは素晴らしいことです。ですが取り入れ方を間違えると、オリジナルでいいのでは?となってしまいますよね。
"その読者をつかむ力には何やら理不尽なものさえ感じてしまう。一方、読者を感動させる力は、あるいは作者が望んだほどにはないかもしれない。"
これはジョン・アップダイクが"アップダイクと私"で書かれている村上春樹評ですが、私はこれほど的確に村上春樹作品を表した文章を他に知りません。
それでも海辺のカフカは、2つの物語がうねり、からみあい、様々な謎が心をつかみ、解き明かされて声が出るほど驚き、"理不尽に"私の心を掴みながらしっかりと満足する結末を迎えました。今でも私の中の徹夜本の一つですし、知人にも勧めます。
ですがこの作品はどうでしょうか。1Q84はなかったこととして諦められるのですが、村上作品の体裁をとりながら、どうやらそうではない。
最後、なんです?名探偵コナンの犯人の独白ですか?
つじつま合わせの説明を長々と・・・。なにか事情があって編集の人とか奥さんが書いたんですかね?
ちょっと知り合いに推薦はできないです。
この人ほどかっこいい文章を書く人はいないと思ってます。
ストーリにーしてもそうです。
ダンスダンスダンスは今でも大好きですし、トニー滝谷は内田百閒のサラサーテの盤と並んで大好きな短編の一つであり続けています。
次回作、それが長編であれ短編であれ、また理不尽に心を掴まれる日を楽しみにしています。
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