食糧の話についてはとても興味深く面白いのですが、
「食糧の帝国」というタイトルのこの本に、売春や性器ピアスの話が
どうして載っているのか理解に苦しみます。本の冒頭から、
「この男は金と女には目がなくて…」などというハードボイルドな記述に
残念な気持ちになりました。ヒストリカル・スタディーズという硬派な本を
買ったはずなのに、男性用ポルノ雑誌が届いた…これは詐欺ではないでしょうか。
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食糧の帝国――食物が決定づけた文明の勃興と崩壊 (ヒストリカル・スタディーズ) 単行本 – 2013/2/1
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食物が世界文明を築き、そして崩壊させた――
メソポタミアからエジプト、古代ギリシャ・ローマ、現代のアメリカ、中国まで、食糧の視点から描く一万年史。現代の食システムの危うさを浮き彫りにする、壮大なる歴史ノンフィクション。
人間は食糧を作り、交換することで複雑な社会――食糧帝国を築いた。「余剰」「貯蔵/出荷」「交換」が食糧帝国の3つの機能である。
第1部ではローマ帝国、中世の修道院を例にした食糧帝国の成り立ち、第2部ではメソポタミアと中国の古代文明、肥料について、第3部では列強の植民地支配とフェアトレードが中心に描かれる。
古代文明から現代まで、食糧という観点から文明の興亡を解説したスリリングな一冊。
メソポタミアからエジプト、古代ギリシャ・ローマ、現代のアメリカ、中国まで、食糧の視点から描く一万年史。現代の食システムの危うさを浮き彫りにする、壮大なる歴史ノンフィクション。
人間は食糧を作り、交換することで複雑な社会――食糧帝国を築いた。「余剰」「貯蔵/出荷」「交換」が食糧帝国の3つの機能である。
第1部ではローマ帝国、中世の修道院を例にした食糧帝国の成り立ち、第2部ではメソポタミアと中国の古代文明、肥料について、第3部では列強の植民地支配とフェアトレードが中心に描かれる。
古代文明から現代まで、食糧という観点から文明の興亡を解説したスリリングな一冊。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2013/2/1
- ISBN-104778313585
- ISBN-13978-4778313586
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
食物が世界文明を築きそして崩壊させた。メソポタミアからエジプト、古代ギリシャ・ローマ、中世ヨーロッパ、現代のアメリカ、中国まで、食糧の視点から描く1万年史。
著者について
エヴァン・D・G・フレイザー/英国リーズ大学地球環境学部で「持続可能な開発」を専門に上級講師を務めた後、2010年よりカナダ、グエルフ大学地理学科で准教授となる(専門は「グローバルな人間の安全保障」)。英国、タイ、ベリーズ、カナダなどで食糧生産を体験。研究論文を多数発表しているほか、政治家に対し環境問題に関する制作提言もおこなう。
アンドリュー・リマス/ジャーナリストとして、〈ボストン・グローブ〉紙など数多くの媒体に寄稿。フレイザーとの共著で、Beef:The Untold Story of How Milk, Meat, and Muscle Shaped the World がある。
藤井美佐子/翻訳家。横浜市立大学文理学部卒。
アンドリュー・リマス/ジャーナリストとして、〈ボストン・グローブ〉紙など数多くの媒体に寄稿。フレイザーとの共著で、Beef:The Untold Story of How Milk, Meat, and Muscle Shaped the World がある。
藤井美佐子/翻訳家。横浜市立大学文理学部卒。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
フレイザー,エヴァン・D.G.
英国リーズ大学地球環境学部で「持続可能な開発」を専門に上級講師を務めた後、2010年よりカナダ、グエルフ大学地理学科で准教授となる(専門は「グローバルな人間の安全保障」)。英国、タイ、ベリーズ、カナダなどで食糧生産を体験。研究論文を多数発表しているほか、政治家に対し環境問題に関する政策提言もおこなう
リマス,アンドリュー
ジャーナリストとして“ボストン・グローブ”紙など数多くの媒体に寄稿
藤井/美佐子
翻訳家。横浜市立大学文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
英国リーズ大学地球環境学部で「持続可能な開発」を専門に上級講師を務めた後、2010年よりカナダ、グエルフ大学地理学科で准教授となる(専門は「グローバルな人間の安全保障」)。英国、タイ、ベリーズ、カナダなどで食糧生産を体験。研究論文を多数発表しているほか、政治家に対し環境問題に関する政策提言もおこなう
リマス,アンドリュー
ジャーナリストとして“ボストン・グローブ”紙など数多くの媒体に寄稿
藤井/美佐子
翻訳家。横浜市立大学文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2013/2/1)
- 発売日 : 2013/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4778313585
- ISBN-13 : 978-4778313586
- Amazon 売れ筋ランキング: - 715,966位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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2016年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、16世紀の終わりにイタリアから世界周遊の貿易旅行に出かけたフランチェスコ・カルレッティの足跡を辿りながら、その土地土地での様々な時代の文明の勃興と崩壊に触れ、その背景にあった食料システムの問題を紹介するものである。さらにその都度、現代の食料システムが抱える問題についても考察し、このままでは大規模な飢餓が発生するといった危機的状況になることを警告している。
しかし、その筆はあまりうまくない。
まず、 過去の文明が抱えていた食料システムの不全についての説明が十分とはいえない(なお、食料システムのことを本書では「食糧帝国」と呼んでいる)。
文明の勃興において、食料システムがうまく機能したということは間違いないだろう。多くの人口を支えるための農産物生産、保存、流通、取引の仕組みは、どんな文明でも存在した。だが、土壌の生産力の限界を超えて生産し土地が疲弊したり、流通経路が使えなくなったり、要するにサプライ・チェーンの鎖のどこかが壊れることで、このシステムは崩壊し、そしてその文明もまた滅んでいった。
しかしそれは、本書の副題に掲げられているように「食物が決定づけた文明の勃興と崩壊」とまではいえない。むしろ、文明が衰退の途にあったからこそ、食料システムが崩壊していったと考えることもできる。文明が衰退すれば、食料生産だけでなく、警察機構、法、取引、租税など様々な面で社会の仕組みがほころんでいく。というより、それが文明の衰退そのものである。食料システムの不全が文明の衰退を招いた、というような線形の因果関係を設定するのは単純すぎる。
そして、過去の文明の食料システムの説明も、さほど詳しいものではなく、ほんの概略的なことが述べられるに過ぎず、どこに問題があったのか納得できる形で示されていない。どこに真の問題があったのか、ということの探求がおざなりであるから、そうした過去の失敗が現代の食料システムの問題を考察する上での材料になっておらず、「最初はうまくいっていた食料システムもいつかは崩壊する」という程度のことしか教訓を引き出していない。
また、現代の食料システムの本質的な問題は、持続的な形で農産物を生産しようとすると、90億人を養うことはおそらく不可能である、ということだと思うが、本書ではこの問題に対して、CSA(地産地消運動)とか、スローフード、有機農業やフェアトレードといった「焼け石に水」的な解決策しか提示していない(著者自身がそう述べている)。こうしたものでは、多くの人口を養っていくことはできないというのに。
一方で、なかなか面白い小ネタはたくさん盛り込まれている。特に面白かったのは、中世の修道院が製粉権を地域独占していて、これを担保するためにならずものを雇って農民の挽き臼を破壊させたことがある、という話。食料というものは、人が生きていく上では絶対に必要なものだから、ここに既得権を築ければ強い力を得ることができるのである。
とはいえ、そうしたエピソードが、単にエピソードとして語られていて、その背景にどういう力学が働いていたのかという考察が本書ではすっぽりと抜け落ちている。例えば歴史的に、農地利用については税のあり方が大きく影響しているのだが、 本書ではほとんど税については触れられていない。
さらに、本書は「ヒストリカル・スタディーズ」というシリーズの一冊となっているが、参考文献・出典が全く表示されていない。歴史を語る上で、出典を明示しないのは最低限のルールを守っていない本だと言わざるをえない(ただし、日本語訳の際に割愛された可能性はある)。
というような問題があるため、現在の食料システムに問題があるという主張自体は間違っていないが、その問題提起の仕方、考察の仕方、提示された解決策の質、どれをとっても床屋談義の域を出ていない。また、カルレッティの足跡を辿るという趣向も、話があっちへ行きこっちへ行きするという意味で散漫であり、成功しているとはいえない。
歴史へ真摯に向き合っていないために、現在の問題を考える際にも表面的な、おざなりな本。
しかし、その筆はあまりうまくない。
まず、 過去の文明が抱えていた食料システムの不全についての説明が十分とはいえない(なお、食料システムのことを本書では「食糧帝国」と呼んでいる)。
文明の勃興において、食料システムがうまく機能したということは間違いないだろう。多くの人口を支えるための農産物生産、保存、流通、取引の仕組みは、どんな文明でも存在した。だが、土壌の生産力の限界を超えて生産し土地が疲弊したり、流通経路が使えなくなったり、要するにサプライ・チェーンの鎖のどこかが壊れることで、このシステムは崩壊し、そしてその文明もまた滅んでいった。
しかしそれは、本書の副題に掲げられているように「食物が決定づけた文明の勃興と崩壊」とまではいえない。むしろ、文明が衰退の途にあったからこそ、食料システムが崩壊していったと考えることもできる。文明が衰退すれば、食料生産だけでなく、警察機構、法、取引、租税など様々な面で社会の仕組みがほころんでいく。というより、それが文明の衰退そのものである。食料システムの不全が文明の衰退を招いた、というような線形の因果関係を設定するのは単純すぎる。
そして、過去の文明の食料システムの説明も、さほど詳しいものではなく、ほんの概略的なことが述べられるに過ぎず、どこに問題があったのか納得できる形で示されていない。どこに真の問題があったのか、ということの探求がおざなりであるから、そうした過去の失敗が現代の食料システムの問題を考察する上での材料になっておらず、「最初はうまくいっていた食料システムもいつかは崩壊する」という程度のことしか教訓を引き出していない。
また、現代の食料システムの本質的な問題は、持続的な形で農産物を生産しようとすると、90億人を養うことはおそらく不可能である、ということだと思うが、本書ではこの問題に対して、CSA(地産地消運動)とか、スローフード、有機農業やフェアトレードといった「焼け石に水」的な解決策しか提示していない(著者自身がそう述べている)。こうしたものでは、多くの人口を養っていくことはできないというのに。
一方で、なかなか面白い小ネタはたくさん盛り込まれている。特に面白かったのは、中世の修道院が製粉権を地域独占していて、これを担保するためにならずものを雇って農民の挽き臼を破壊させたことがある、という話。食料というものは、人が生きていく上では絶対に必要なものだから、ここに既得権を築ければ強い力を得ることができるのである。
とはいえ、そうしたエピソードが、単にエピソードとして語られていて、その背景にどういう力学が働いていたのかという考察が本書ではすっぽりと抜け落ちている。例えば歴史的に、農地利用については税のあり方が大きく影響しているのだが、 本書ではほとんど税については触れられていない。
さらに、本書は「ヒストリカル・スタディーズ」というシリーズの一冊となっているが、参考文献・出典が全く表示されていない。歴史を語る上で、出典を明示しないのは最低限のルールを守っていない本だと言わざるをえない(ただし、日本語訳の際に割愛された可能性はある)。
というような問題があるため、現在の食料システムに問題があるという主張自体は間違っていないが、その問題提起の仕方、考察の仕方、提示された解決策の質、どれをとっても床屋談義の域を出ていない。また、カルレッティの足跡を辿るという趣向も、話があっちへ行きこっちへ行きするという意味で散漫であり、成功しているとはいえない。
歴史へ真摯に向き合っていないために、現在の問題を考える際にも表面的な、おざなりな本。
2013年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳者の賢明なあとがきが、この本の内容を最も簡潔に言い表しています。
“昨今、食の危機が叫ばれているように、私たちが享受している食糧システムは堅固なように見えてじつは脆い基盤のうえに成り立っている。”
“本書では、余剰食糧の蓄積を礎に文明が築かれる過程と滅亡へと向かうプロセスが繰り返し描かれ、現代の食糧”帝国“が孕む危うさに警鐘が鳴らされる。”
カナダ出身の社会学者とアメリカ人ジャーナリストは、数多くの文献を漁り選り選った興味深い話題を適所に散りばめ、時に冗長で退屈になりそうな主題を最後まで面白く読ませてくれます。
小冊ですがまとまって読みごたえあり。
“昨今、食の危機が叫ばれているように、私たちが享受している食糧システムは堅固なように見えてじつは脆い基盤のうえに成り立っている。”
“本書では、余剰食糧の蓄積を礎に文明が築かれる過程と滅亡へと向かうプロセスが繰り返し描かれ、現代の食糧”帝国“が孕む危うさに警鐘が鳴らされる。”
カナダ出身の社会学者とアメリカ人ジャーナリストは、数多くの文献を漁り選り選った興味深い話題を適所に散りばめ、時に冗長で退屈になりそうな主題を最後まで面白く読ませてくれます。
小冊ですがまとまって読みごたえあり。
2013年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
紀元前から今日まで時代時代で変化・進化し続けてきた食糧の生産、保存、交易の歴史。その歴史が文明、宗教、化学、政治、地球環境、国家間の紛争等々、密接に関連づけられていることが、史実に基づいた考察とともに興味深く語られています。
食について考える事は、私たちが生きていく上での重要なテーマで、人口の爆発的な増加と近年の環境・気候変化を考えると重く深刻な内容になりがちですが、この本では案内役の若きカルレッティの食を巡る天真爛漫な旅が並行して展開しており、読むものを時空を超えたロマンへ誘(いざな)ってくれます。アジアへの渡航、とりわけ秀吉の時代に日本に立ち寄った際のエピソードには思わずニヤリとさせられてしまいました。
国内では、今まさにアメリカとのTPP交渉が本格化せんという状況のなか、過去から現代にかけてのグローバルな視点での考察は、食の未来について私たちの進むべき道を指し示している気がします。タイムリーな内容で、オススメの一冊です。
食について考える事は、私たちが生きていく上での重要なテーマで、人口の爆発的な増加と近年の環境・気候変化を考えると重く深刻な内容になりがちですが、この本では案内役の若きカルレッティの食を巡る天真爛漫な旅が並行して展開しており、読むものを時空を超えたロマンへ誘(いざな)ってくれます。アジアへの渡航、とりわけ秀吉の時代に日本に立ち寄った際のエピソードには思わずニヤリとさせられてしまいました。
国内では、今まさにアメリカとのTPP交渉が本格化せんという状況のなか、過去から現代にかけてのグローバルな視点での考察は、食の未来について私たちの進むべき道を指し示している気がします。タイムリーな内容で、オススメの一冊です。
2013年6月17日に日本でレビュー済み
学術書のような堅苦しさもなく、軽やかにかつ楽しく読ませる歴史書としての工夫があって読んでいて飽きません。食糧という視点から見た世界史叙述として一級の作品に仕上がっています。
しかし、本書をありがちな文明盛衰記ジャンルの優れた一冊に過ぎないと考えてはいけないでしょう。本書は歴史書の体裁をとっていますが、その核心はむしろ現代文明の存続の危機を訴えることにあるからです。
それもありがちな飽食の時代の不道徳性とか不健全さとかいった類の話ではなくて、文字通りの危機。食糧安全保障の専門家の観点から、文明の食糧供給能力の将来的な限界と現状の供給の仕組みの根底にある危うさを指摘することが著者たちの切なる企図です。
本書を読む前と後とでは、明らかに世の中を、自分自身の生活を見る目が大きく変わると思います。万人必読の本、そんなふうに思う本はまず滅多にないですが、本書は疑いもなくその滅多にない本です。
しかし、本書をありがちな文明盛衰記ジャンルの優れた一冊に過ぎないと考えてはいけないでしょう。本書は歴史書の体裁をとっていますが、その核心はむしろ現代文明の存続の危機を訴えることにあるからです。
それもありがちな飽食の時代の不道徳性とか不健全さとかいった類の話ではなくて、文字通りの危機。食糧安全保障の専門家の観点から、文明の食糧供給能力の将来的な限界と現状の供給の仕組みの根底にある危うさを指摘することが著者たちの切なる企図です。
本書を読む前と後とでは、明らかに世の中を、自分自身の生活を見る目が大きく変わると思います。万人必読の本、そんなふうに思う本はまず滅多にないですが、本書は疑いもなくその滅多にない本です。
2013年2月9日に日本でレビュー済み
「世界の人口が増加していることと、それだけの人間を養う食糧を生産するための表土が減少しているということは紛れもない事実である(p52)」
昨今の食糧事情に危機感を抱いた二人の著者が歴史を振り返る。
食糧を得るために人間がとった行動と、それによって引き起こされた事象を、各時代の食に纏わるエピソードを紹介しながら検証する。
天候、気候、土壌と収穫、貯蔵、交易についての史実が語られる。そこにはタフで魅力的な先人たちの姿がある。ビジネスセンスに長けた修道士や不屈の意志をもつ商人たち。ボストン生まれの氷貿易商フレデリック・テューダーの言葉が印象的だ。
「一度の挫折で諦め、二度目の挑戦をせず、成功への希望を捨てる人間は、戦争でも恋愛でも商売でも成功を収めることはこれまでなかったし、現在もないし、また将来もないだろう(P163)」
客観的な事実描写と考察とを、ときにユーモアを交えて語る文体も魅力的。歴史を複眼で見るための知識を与えてくれる良書。
昨今の食糧事情に危機感を抱いた二人の著者が歴史を振り返る。
食糧を得るために人間がとった行動と、それによって引き起こされた事象を、各時代の食に纏わるエピソードを紹介しながら検証する。
天候、気候、土壌と収穫、貯蔵、交易についての史実が語られる。そこにはタフで魅力的な先人たちの姿がある。ビジネスセンスに長けた修道士や不屈の意志をもつ商人たち。ボストン生まれの氷貿易商フレデリック・テューダーの言葉が印象的だ。
「一度の挫折で諦め、二度目の挑戦をせず、成功への希望を捨てる人間は、戦争でも恋愛でも商売でも成功を収めることはこれまでなかったし、現在もないし、また将来もないだろう(P163)」
客観的な事実描写と考察とを、ときにユーモアを交えて語る文体も魅力的。歴史を複眼で見るための知識を与えてくれる良書。

