著者も書いているように「1時間で読める」本である。
それは分量と内容の両方からの話である。
だが、「1時間で読めて効果も高い本」かどうかは人によって変わるだろう。
内容は前著を受け継いで会計の考え方をわかりやすい文章で記すというもの。
これも前著から引き継いでいるが、できるだけ数字は出さない、計算は出さないというスタンスである。
書名も章名もなかなかにキャッチーな感じである。
著者は予備校講師をしばらく務めていたらしいが、文体もキャッチフレーズで「ざっくり」まとめる手法も予備校講師によく見られる手法である。
難しいことをできるだけわかりやすくという考え方も同様である。
この著者の背景が会計を扱いながら、従来の会計本とは少し風合いが違ったものになった原因であろうか。
私個人としては結構おもしろかったと思う。
数字の持つ魔力についてここまでわかりやすく、読みやすく書いた本はあまりないように思う。著者の意図通り軽く読むというスタンスで手に取ってればいいのでないでしょうか。
最後に、著者が大阪は東京と比べたがるからいまいち発展しないという考え方には激しく賛同です。
すでに大阪府も大阪市も人口規模ですら神奈川県・横浜市に抜かれましたし。
「日本第二」という過去の影響にすがるよりは、一地方都市としての特徴を追求していく時期になっているはずです。
この辺の正しい比較の対象の選定という考え方も、数字の扱いには必要ですね。
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