前作「扉」からわずか半年というスパンでリリースされた本作は、99年「愛と夢」から03年「俺の道」まで、ソフトなエレカシとハードなエレカシを交互に見せてきた今までのパターンを、良い意味で打破した「扉」の路線を推し進め、さらに新しいエレカシを提示しているように思います。ハードな曲もソフトな曲も混在するが、「俺の道」のようにむきだしな荒々しさでなく、「愛と夢」のようにメロウなソフトさではない、肩の力の抜けたルードなハードさソフトさを感じ、無理していないみやじを感じることが出来る作品です。 ストーンズで言ったらLet It Bleedみたいなアルバムでしょうか。 オススメは「DJ in my life」、「定め」、「風」。「ココロに花を」「明日に…」、「愛と夢」をしのぐ名盤になるかもと思っています。 さらにこれで2作連続のノーマルCD仕様。エレカシはほぼ正式に脱CCCDとなったようですね。