本書の第1章は本書タイトル通りの内容であるが、第2章は手のひら刺激マップ、第3章はO-リングテストで解明された人体の不思議な働き、第4章は長寿と健康の実現方法、第5章はO-リングテストによる身の周りのチェック、という具合に多岐に渡っており、とても有益な内容に満ちている。
第1章の「顔」については、日頃から観察の訓練をして慣れる必要がある。我が家で、娘のためにマルチーズを購入したとき、私にはマルチーズを見たら皆同じ顔に見えた。しかし、毎日眺めている内に、マルチーズの顔の違いが少しづつ分かるようになり、美男・美女、表情の変化に気づくようになった。そうすると、他の犬種でも顔の違いに気づくようになった。それ以上に、人間の顔の微妙な変化に気づくようにならなければ、本書の指摘を気づくことは難しい。
第2章の「手のひら刺激マップ」は『ニューヨーク医大教授の「手の刺激」健康・長寿術(血液の循環がよくなり全身の不調が改善!)』に詳しい。ただ、そちらのレビューでも書いたが、漢方のツボは経絡に基づいており、臓器と点の対応を見るだけではなく、臓器同士の線の対応を明らかにする必要があり、これは神技を備えた鍼灸師との共同研究で明らかにして欲しい。
私は『自分でできるツボ3分間療法』(竹ノ内診佐夫著)によって、「五十肩」を完治させて以来、必要に応じてお灸を愛用しているが、ツボの位置は変化する。もともと個人差があり、灸治療の途中で移動することもある。従って、ツボの位置を本で確認した後、指で押しながら反応を見る必要がある。
私がツボに興味を持ったきっかけは、若い頃に、家内が妊娠して肩が凝り、私が肩もみに疲れて、『指圧療法』(増永静人著)を読んだ時だった。その本にある肩のツボを押すと腰の辺りがピクピクと振動し、その箇所を押すと、先ほど押していた肩のツボがピクピクと振動したのだ。この時に、経絡の存在を実感した。
その頃に始めた在家密教の修行で30年後に四度加行の免状を戴き、その後、密教を卒業して天命と決めた<釈尊の教法の真義>を復元した。釈尊が指導された七科の菩提分法の基本は、八正道、四念処、七覚支(四念処の上級版)である。「四念処」は、身念処(通常の呼吸法とプラーナの呼吸法)・受念処(感情の入出力制御法)・心念処(心の入出力制御法)・法念処(欲界の二元性の心を純粋色界の非二元性の心に進化させる制御法)である。「身念処」は「同一物質間の電磁波共鳴現象」(p.19)に似た「身体各部の特性共鳴振動数」を制御するものであり、「受念処」は「様々な感情の特性共鳴振動数」を制御するものであり、「心念処」は「様々な心の特性共鳴振動数」を制御するものである。
「大脳運動野と大脳感覚野」(p.129)の図は、ワイルダー・ペンフィールド博士が脳の外科手術で解明したもの(『脳と心の正体』、『脳と心の神秘』、『ワイルダー・ペンフィールド自叙伝』を参照)であり、脳は体だけではなく、感情や心と深く関係しており記憶されていることが示されている。
O-リングテストは、ペンフィールド博士の解明した「脳と心」の関係を精神科学として明らかにし、釈尊が示した「四念処」の科学的裏付けを解明すると確信している。そのためにも、「バイ・デジタル O-リングテスト」の測定装置の発明が不可欠である。
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