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預言者ピッピ (1) コミックス – 2007/5/5

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商品の説明

内容紹介

「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」

究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?
鬼才が描く長編ストーリー第1巻、満を持して登場!

-----
「ピッピ」はヒューマノイド型スーパー・コンピュータ。地震を予知し、災害を回避するために開発されたロボットだ。親友・タミオとともに「成長」していくピッピは、しかしある衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。そして再び目覚めた彼の口から語られた、畏るべき預言とは──。

著者について

1968年8月5日岩手県生まれ。92年に、週刊ヤングマガジン誌のGAG漫画大賞受賞作『パパと踊ろう』でデビュー。同作は長期連載となり、アニメ化もされるなど大きな反響を呼ぶ。他代表作に『チューリップティーズ』『ギンザ小学校』など。また06年からイブニング誌で『片岡さんちのクリコちゃん』を連載開始。本作『預言者ピッピ』は、主に短編ギャグのフィールドで活躍してきた作者が、これまでとまったく異なるテイストで描く長編シリーズである。


登録情報

  • コミック: 192ページ
  • 出版社: イースト・プレス (2007/5/5)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 487257768X
  • ISBN-13: 978-4872577686
  • 発売日: 2007/5/5
  • 商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8 18件のカスタマーレビュー
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投稿者 ふるむーん 投稿日 2012/7/5
形式: コミック Amazonで購入
『行け!稲中卓球部』の古谷実が描いた『ヒミズ』。
あれを初めて読んだ時はかなり衝撃的だったものですが、本作も相当なインパクトです。
『パパと踊ろう』を描いてた人がこれを描きますか。
ヤンマガという雑誌は、掲載作品の下品さと奇才を見つける嗅覚に特化でもしてるんでしょうか。
とさえ思えてしまいますね、今更ながら。

科学技術を集約したコンピューター。
「それ」に芽生えた自我。
導き出される「預言」と、それによって大きな綻びが生まれる人類社会。
「命」の定義。
「人間」の定義。
etc.

そういった演出・設定の一つ一つは、これまでも様々な物語で使われています。
が、それをこれほど丁寧に融合させ、ハイレベルな作品にまとめあげたものはなかなかないでしょう。
味のある画風とも相まって、もはや設定の既視感など感じさせない独特の世界観を持つにまで至っています。

というわけで、私からの評価は文句なく☆5つ。
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形式: コミック Amazonで購入
パパと踊ろうの地下沢中也先生が、なにやら毛色の違ったものをかいとるな…!と、おそるおそる読んでみたらば、それは予想に反してとんでもなくディープな世界でした。

地下沢先生のことだから、きっとシリアスな話にしてもギャグ基調なんだろうとなめてかかっていたのですが大間違いでした。超本格SF。しかもすんごくシリアスで、いい意味で裏切られました。

内容については、すでに他の方が書かれているので自分なりにすごいと思ったポイントのみ。

まず話がわかりやすい。
最初は地震予知からはじまって、次に難病克服、学問の統合、果ては人間の進化の行程!なんてものにまで発展するのですが、字で書いたら何か難しそう!と思われますが、地下沢先生のあのポップでかわいらしい絵柄と、会話を読みながら自然と状況を飲み込めるコマのテンポなどで、その道のりはとてもわかりやすく、かつ感情移入しやすいドラマティックな展開になっております。
思えば、誰もが気軽に読めるギャグマンガを描いてからこそ、この親しみやすさ、入りやすさがあったんじゃないかなと思います。

次に話の密度。これが1巻だというのにやたらと濃い。しかもその濃度は話が進むにつれてあがっていくんだからこれはもう続きが気になってしょうがない。第1話である意味完成されています
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形式: コミック
第一話が雑誌に掲載された時、小学生でした。
第一話は数十ページのもので、そもそも掲載時は読み切りの短編という扱いだったと思います。
全てを予想するロボットと、空想力豊かな少年との交流という設定、そして胸を打つラストの1コマ……と、大変子供心に印象深い作品で、大学生になり、ふと思いだしアマゾンで検索したところ、単行本になっていて驚きました。
ですが、単行本の第一話を読んだところ、雑誌掲載時と微妙に改変されているのに気がつきました。明らかに絵のタッチが違うのですぐに分かるところもあれば、セリフというか、心内語というか、重要なページ(単行本30・31ページ)の文字がまるまる削除されているという、気がつきにくい変更もあります。作者ご本人が後から改訂されたのであれば、単行本版が正当なのでしょうが、個人的にはやはり、改訂前の、しかも読み切りとして掲載されていた第一話が忘れられません。ファンの方はぜひ掲載誌のご一読をお勧めします。
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形式: コミック
マザーコンピュータによる地球社会の管理、人間精神の管理は、漫画にかぎらずSFにおいてメジャーなモチーフの一つだ。これまでも手塚治虫さんや竹宮惠子さんなど多くの作家がそれを題材にして漫画を描いている。ただし、従来の作家たちは、マザーコンピュータが既に導入されてしまった世界(そのように設定されてしまった世界)を前提として物語を描いている。地下沢さんの独自性は、人類がマザーコンピュータを導入しようとする過程に焦点をあて、その推移をスリリングなドラマとして描いていこうとする点にある。

科学技術の社会への投下(応用技術の社会的認知と普及)につきまとうややこしい問題を正面から受けとめて、骨太の物語に結実しようとしている地下沢さんにはエールを贈りたい。この作品がどのような結末を迎えるのか固唾を呑んで見守っていきたい。

絵柄は地下沢さんがギャグ漫画を描くときと本質的に変わっていない。そのことが逆に物語に緊迫感を生み出しているように思う。ただし、吹き出しのセリフ内容が「予測」や「文明」に関する科学理論(あるいは哲学というべきか)の説明に割かれ過ぎていて、テンポが失われるところが惜しい。

とはいえ、全体としては続きが読みたくてたまらない作品になっている。一人でも多く地下沢フリークが増えることを期待する。
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