「え?完結」って感じで呆然としてしまった.
出る度にあっという間に読み終えて,次巻が出るのを常に楽しみにしていただけに終わるのは残念.
最終巻となる13巻だが,読者をヤキモキさせ,焦らした後でドカッとさせてスカッとさせるというパターンは今回も冴え渡っていた.10巻で身バレした所で一つの話のピークが終わった感じがしていたので,今後新たな舞台でという展開かな…と思っていたら「完」.正直,異国での弾け気味の活躍エピソードを少し描き,友人の成功のアシストや国際問題を起こしてから終わっても良かった(そういう話も読みたかった)なと思った.とは言え,読者の期待をパンパンに膨らませた直後に「後は自分で勝手に想像しな」と,風船に針を刺すが如く冷たく突き放するのもこの作品の味だ(笑).そして惰性で続くのではなくて,面白いうちにスパッと終わらせて幕を引く辺りが作中の「響」とリンクしている.実に潔く,清々しい感じもした.
何はともあれ,素晴らしい作品をありがとう.週末にもう一度1巻から一気に読み直そうと思う.週末が待ち遠しい.
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