率直に面白かったです。音楽関係の仕事をしているので、日本クラシック音楽界のスキャンダルを読みたいと購入しました。
耳が聞こえない設定になった原点と、
そのときの耳が聞こえない先生設定の佐村河内さんと、アシスト設定の新垣さんの演技のやりとりは、ドリフのコントを地で行くようなものだったとか、物凄い笑ってしまいました。だって、大の大人がそんな事してるって、滑稽じゃないですか。
ほかにも、笑えたエピソードは沢山ありました。
辞めよう、辞めようとしても、曲が評価されて、後戻りできなくなって、それに比例して、佐村河内さんのキャラクターも肥大化されていく。。
なんか、映画にもなりそうな、ドラマチック感もありました。
新垣隆さんの曲は凄く良くて、素晴らしいです。
ブラームスみたいな重さが好きです。
でも才能とか、曲や演奏が良いだけでは世に出て行けない、売れない、プラスアルファの「何か」がないと、クラシック音楽界では難しいんだなって改めて思いました。
今回は新垣隆さんが、自らゴーストライターをした、共犯者だと仰ったから明るみになりましたが、
これは氷山の一角なのかもしれないとも思いました。
佐村河内さんは、音楽を作る時の設定とか、アイデア、営業力、エピソードを作る才能があり、新垣隆さんは素晴らしい曲を作る才能があり、互いに無い二つの才能がかけ算のようになっていく。。
音楽業界の光と影をたっぷり知ることができました。
面白かったです。
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音楽という<真実> 単行本 – 2015/6/19
新垣 隆
(著)
元ゴーストライターが語る音楽への愛
2014年2月、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家、新垣隆氏は、幼少のころから天才少年と呼ばれ、日本の現代音楽界で最も期待されてきた人物だ。クラシック、現代音楽、歌謡曲、ジャズ、アニメソングなど、さまざまな音楽を愛し、自分の糧としてきた新垣氏は、騒動の後も音楽の力を信じ、音楽に救われて新たな人生をスタートした。幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介し、佐村河内事件の顛末を振り返りつつ、人間を救う「音楽」の力を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に新垣隆=吉田隆一(バリトンサックス)のジャズ・ライブがあります! 6月19日(金)仙台市サテンドール2000、20日(土)八戸市はっち、21日(日)函館市FMいるかホール、22日(月)東京荻窪ベルベットサン。いずれの日も本の即売とサイン会を行います。また、6月30日(火)にはイオンモール幕張新都心グランドコートでミニライブ&サイン会が開催されます。
2014年2月、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家、新垣隆氏は、幼少のころから天才少年と呼ばれ、日本の現代音楽界で最も期待されてきた人物だ。クラシック、現代音楽、歌謡曲、ジャズ、アニメソングなど、さまざまな音楽を愛し、自分の糧としてきた新垣氏は、騒動の後も音楽の力を信じ、音楽に救われて新たな人生をスタートした。幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介し、佐村河内事件の顛末を振り返りつつ、人間を救う「音楽」の力を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に新垣隆=吉田隆一(バリトンサックス)のジャズ・ライブがあります! 6月19日(金)仙台市サテンドール2000、20日(土)八戸市はっち、21日(日)函館市FMいるかホール、22日(月)東京荻窪ベルベットサン。いずれの日も本の即売とサイン会を行います。また、6月30日(火)にはイオンモール幕張新都心グランドコートでミニライブ&サイン会が開催されます。
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2015/6/19
- ISBN-104093884218
- ISBN-13978-4093884211
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ベートーヴェンに憧れて作曲家になった青年は、ある日もうひとりの「ベートヴェン」に出会った。天才作曲家の18年にわたる「ゴースト生活」の真相。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
新垣/隆
作曲家、ピアニスト。1970年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒。現代音楽のホープとして活躍し、ピアニストとしての評価も高い。2014年2月、人気作曲家、佐村河内守氏のゴーストライターだったことを公表し、話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
作曲家、ピアニスト。1970年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒。現代音楽のホープとして活躍し、ピアニストとしての評価も高い。2014年2月、人気作曲家、佐村河内守氏のゴーストライターだったことを公表し、話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2015/6/19)
- 発売日 : 2015/6/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4093884218
- ISBN-13 : 978-4093884211
- Amazon 売れ筋ランキング: - 232,449位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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この本の表紙の新垣隆のようになるにはどうしたらいいか、考えせられる優れた手本でもある。 2014年2月のいわゆる「ゴーストライター騒動」で「私は佐村河内さんの共犯者です」佐村河内守氏作曲の音楽は「自分がゴーストライター」とした新垣隆氏。世間の注目を見事に集め、2015年6月には早くも自伝を出してきた。ゴーストライターとして使われていたのを勇気をふるって告発して、脚光を浴びていくサクセスストーリー、文章を読むだけで素晴らしい、天才作曲家だと誰もが思うだろう。 だが、ちょっとまってほしい。 読んでいて、その話にやたらと美化しすぎや強い違和感を感じたのは自分だけだろうか。タイトルがおかしいのだ。真実といいながら、自分に都合のいい話を一部だけしか書いていないのではないだろうか。ここではちょっと視点を変えて評価してみよう。 新垣隆は記者会見では「私は佐村河内さんの共犯者です」と主張しているが、その後の行動は「共犯者」とは思えない、芸人気取りの行動が多くみられた。そもそもゴーストライターの定義は何なのか。実際は単なる外注ではないのか。この本も聞き取りを書いて編集しているというが、それもゴーストライターの1つであろう。 ゴーストライターがモラルの低いものなら、報酬をつり上げていた新垣隆は恩師にばれないように金の為ならゴーストライターもしてきた「モラルの低い」人間であることになる。 その一方で「佐村河内守は聞こえている」「普通にきこえている人が芝居をしている」などと主張してきた。しかし、その話はつじつまが合わないことや事実とかけ離れているものが多い。例えば次のような事実だ。佐村河内守からは報酬をその都度、きちんと受け取っており、交渉では値段を釣り上げて、最高で200万円受け取っており、金のためにゴーストライターをしていた事実 佐村河内守からクレジットに名前を載せようといわれると、恩師にばれる事を怖れて辞退していた事実 難聴や聴覚障害について全く知らなかったと応えているのに、佐村河内守は「聞こえている」「芝居をしている」「詐病」とする主張が印象が先立ち、客観的な説明、裏付けが全くなかった事実 反省と贖罪のためには仕事を断らないとメディアに出まくる一方で、森達也監督の映画撮影依頼を「忙しいから」と事実上、取材から逃げた事実 年末の音楽番組で難聴と聴覚障害をあざ嗤うパフォーマンスを行った事実。当人は別人を茶化していたと言っているが、客観的に画像を見ても、佐村河内守のきこえを嘲笑っているとしか考えられない。 そうでなければ難聴と聴覚障害をあざ嗤っていることであり、新垣隆は作曲で重要な想像力、共感力がないことに気づく。佐村河内守が劣るというなら、新垣隆はそれよりさらに劣る事になる。 この話は単行本に掲載されていないが、真実であれば、きちんと載せて判断を仰ぐべきだっただろう。 「共犯でした」「自分が作曲した」「著作権は自分にある」と主張している。だが、自分が作曲した大切な音楽のコンサート興行を関係者への配慮もなく一方的にぶち壊し、多くの関係者に損害を与えたことの責任には口を閉じて、逃げているという矛盾。 自分が作曲した音楽のコンサート興行を自分で台無しにしたなら、損害賠償を自ら率先して一緒に行うのが筋であるが、著作権は主張しても、損害賠償は知らん顔という矛盾。 2014年の騒動当時、佐村河内守が記者会見で、訴えると言った後、「聞こえていたかどうか分かりませんけれど」と言葉をにごしていたのが、訴えられる事はないと確信した後、また言い出している。これで単なる優柔不断、自分を持っていない、意志の弱い人間だとわかる。 この本は「天才作曲家」の18年にわたる「ゴースト生活」の真相として人間を救う「音楽」の力を語っているというが、本当は「<無責任と馬鹿>な作曲家」を美化して語っているのが正確なところではないかと考えると、話のつじつまがピタリとあうことに気づく。ただ、この辺りは読み手を選ぶだろう。 同じ出版社から出ている淋しいのはアンタだけじゃない 3 (ビッグコミックス)の作者吉本浩二が現代ビジネスのWEB記事「ある漫画家が、新垣隆さんにどうしても聞いておきたかったこと」でインタビュー、難聴・聴覚障害について医学的な知識はないと答えている。つまり、個人の印象だけで難聴・聴覚障害についてきちんとした裏付けもとらず、「佐村河内守は詐病だ」などと断定してきたことに気づく。 単なる優柔不断、自分を持っていない、意志が弱いくせに「共犯です」などと公言した新垣隆はその責任すらとらず、とにかく視聴率を集めたいメディアに出ていた。 芸人気取りで出て、「鼻にクワガタ」などパフォーマンスを通して、根拠もなく「佐村河内守はきこえている」「詐病だ」「天才作曲家」として、女性タレントをナンパしたりと、せっせと「売名」に走ってきた。 佐村河内守はきこえるようになった事を黙っていた自分も責任があることを認めているにもかかわらず、新垣隆たちの印象だけの話によって「ペテン」「犯罪者」など散々に煽られて、過剰に叩かれる風評被害に対して、自宅でじっと耐えている。 それだけではない。騒動当時、誤解が先立ち、難聴者も嫌な事を言われる人が出たのだ。難聴である自分も「本当はきこえているだろう」と言われた。反論すると「マスコミがそう言っている」に対しては説明しようがなく、黙るしかなかった。 そういった世間の誤解に対して売名にいそしむ新垣隆とその取り巻き達が訂正しようと動いた形跡は見られなかった。 映画「FAKE」で聴覚障害を持つ当事者の前川修寛が京都嵐山の対談で出演している。 新垣が「佐村河内守はきこえていた」とくり返し主張し、バッシングを怖れて映画出演を断る人がほとんどだった当時、彼が覚悟して出演してくれたことで、世間の誤解が解かれた。あるライター達が「聴覚障害者に擁護させた」と前川が聴覚障害者で主体性がないかのように書いたが、新垣隆と取り巻き達がそれを止めようとした形跡はなかった事実。 これらの事実をどう考えるかはあなたの賢明さ次第である。 この騒動以降、メディアに対する信用が大きく落ちているというが、わたしたちはこの騒動を通して被害者だと思っていた者が実は「<無責任と馬鹿>という真実」であり、それを見せられてきたのではないだろうか?単に善悪で判断するのではなく、その意味で教訓にもなる、証拠や記録としても優秀な本である。ぜひともずっと出し続けて欲しい。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年4月28日に日本でレビュー済み
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11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月31日に日本でレビュー済み
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例の事件、結局新垣さんは、内心の葛藤はあったものの、具体的には何もせず、流されてしまったという話だった。
佐村河内氏は、仕事をとってきたり、アイディアを出したりという点では一応貢献してたようなので、誰かが言ってたけど「佐村河内守は2人のユニット」ということだったのではないか。そう言えば良かったんじゃないかな。もっとも、佐村河内氏が聾だという嘘をついた罪は消えないし、そのことを曲の評価において考慮していた人にとっては裏切られた思いだろうけど。
謝罪会見のやり取りには、新垣さんの誠実さ、人間性が現れていた。
彼の音楽遍歴は凄いが、恋愛話はどうでもよかった(興味ある人いるのか?)
今や新垣氏はジェニーハイやシブヤ音楽大学など、クラシックや現代音楽の枠外で八面六臂の大活躍だ。本人はどう思っているのだろうか。見たところ楽しそうにやってる気もするが、この本を読んだ後では、頼まれると断れないという新垣氏の弱いところがまた出ているのではないかと心配にもなる。
あれだけの才能のある人でも、騒動でもないと世間に認識されないということに、音楽の世界と世間の断絶を感じた。それ以上に、あれだけの才能のある人でも、騒動後に自身の名義で作った曲は大したことなかったということに、音楽の世界の奥深さ、果てしなさを感じた。
佐村河内氏は、仕事をとってきたり、アイディアを出したりという点では一応貢献してたようなので、誰かが言ってたけど「佐村河内守は2人のユニット」ということだったのではないか。そう言えば良かったんじゃないかな。もっとも、佐村河内氏が聾だという嘘をついた罪は消えないし、そのことを曲の評価において考慮していた人にとっては裏切られた思いだろうけど。
謝罪会見のやり取りには、新垣さんの誠実さ、人間性が現れていた。
彼の音楽遍歴は凄いが、恋愛話はどうでもよかった(興味ある人いるのか?)
今や新垣氏はジェニーハイやシブヤ音楽大学など、クラシックや現代音楽の枠外で八面六臂の大活躍だ。本人はどう思っているのだろうか。見たところ楽しそうにやってる気もするが、この本を読んだ後では、頼まれると断れないという新垣氏の弱いところがまた出ているのではないかと心配にもなる。
あれだけの才能のある人でも、騒動でもないと世間に認識されないということに、音楽の世界と世間の断絶を感じた。それ以上に、あれだけの才能のある人でも、騒動後に自身の名義で作った曲は大したことなかったということに、音楽の世界の奥深さ、果てしなさを感じた。
2021年10月12日に日本でレビュー済み
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事件を理解するための資料のひとつとして読みました。
代作の事実については佐村河内氏も認めて謝罪しています。
が、佐村河内氏の作曲能力と難聴の程度については、佐村河内氏と新垣氏とで主張が異なっています。
その点について、この本を読むかぎり新垣氏には嘘をつく合理的な理由はなさそうです。
むしろ佐村河内氏の主張の通りであってくれたほうが罪悪感は減るのだし、新垣氏のほうには嘘をついたところで得るものがありません。
代作の事実については佐村河内氏も認めて謝罪しています。
が、佐村河内氏の作曲能力と難聴の程度については、佐村河内氏と新垣氏とで主張が異なっています。
その点について、この本を読むかぎり新垣氏には嘘をつく合理的な理由はなさそうです。
むしろ佐村河内氏の主張の通りであってくれたほうが罪悪感は減るのだし、新垣氏のほうには嘘をついたところで得るものがありません。
2016年8月27日に日本でレビュー済み
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いやあ・・・まず佐村河内守と新垣隆が出会った偶然が凄いですね。私は占いとかスピリチュアルとか信じませんが、さすがにこれは運命的なものを感じます。一般に音楽をやる人は自己主張が強いイメージですが、彼の場合は髪型とかファッションではなく”ツンボ”ですよ。身体障害をネタに音楽を売ろうってロクでもない男と「この曲はオレが作ったことにしてくれ」といういかがわしい注文を受けてしまう困った作曲家の出会いがなければ、このドラマは生まれなかったわけです。まあ新垣氏はこの出会いが無くてもやはり音楽家ですが、佐村河内氏は今頃水素水の営業でもしていたんでしょうか。
この本を読まれる方の目的の多くが”ことの真相”だと思われます。本書には一噌幸弘さんの演奏する能管のデモテープの中に普通に会話する佐村河内氏の肉声が残っているとあるから、共作の主張はともかくツンボの設定はもうどうにもならないんですね。それはともかく本書は読み物として非常に面白いです。筆者が音楽の道を志すきっかけになった少年時代の出会い、出来事から始まり、ヴィジュアル系ベートーヴェン(佐村河内)との出会いへ非常にうまくつながっています。直接的な表現はありませんが、学生時代の出来事に多くの紙面を割いているのは音楽を志す者の努力や苦労を描写することで間接的に音楽の知識ゼロで大作曲家を気取る佐村河内氏の軽薄さを皮肉っているとも読み取れます。
そんなわけでゴーストライター騒動での疑問はこの本を読むことですべて納得できました。一部マスコミが面白おかしく佐村河内氏を過剰に貶める報道をしたのも事実ですが、本書では佐村河内氏が自身で作成したデモテープにも触れられているし、シンセサイザーを使用した打ち込みで簡単な曲を作る能力があることも認めています。ただそれでも、新垣氏の視点だとやはり佐村河内氏のピアノを「弾ける」レベルと評価することは出来ないし、作曲家だなんて論外と思います。
えー本書とは関係ないのですが、映画「FAKE」観てきました。佐村河内氏に都合よい事実だけを集めて真相はまだわからんよ?という含みを持たせるアホみたいな作品ですが、やっぱり佐村河内氏は面白いですよ。音楽の才能はなくとも確実に人を楽しませる何かを持っています。このまま埋もれているのは実に惜しい。ぜひともツンボ芸人として復活してほしいですね。
この本を読まれる方の目的の多くが”ことの真相”だと思われます。本書には一噌幸弘さんの演奏する能管のデモテープの中に普通に会話する佐村河内氏の肉声が残っているとあるから、共作の主張はともかくツンボの設定はもうどうにもならないんですね。それはともかく本書は読み物として非常に面白いです。筆者が音楽の道を志すきっかけになった少年時代の出会い、出来事から始まり、ヴィジュアル系ベートーヴェン(佐村河内)との出会いへ非常にうまくつながっています。直接的な表現はありませんが、学生時代の出来事に多くの紙面を割いているのは音楽を志す者の努力や苦労を描写することで間接的に音楽の知識ゼロで大作曲家を気取る佐村河内氏の軽薄さを皮肉っているとも読み取れます。
そんなわけでゴーストライター騒動での疑問はこの本を読むことですべて納得できました。一部マスコミが面白おかしく佐村河内氏を過剰に貶める報道をしたのも事実ですが、本書では佐村河内氏が自身で作成したデモテープにも触れられているし、シンセサイザーを使用した打ち込みで簡単な曲を作る能力があることも認めています。ただそれでも、新垣氏の視点だとやはり佐村河内氏のピアノを「弾ける」レベルと評価することは出来ないし、作曲家だなんて論外と思います。
えー本書とは関係ないのですが、映画「FAKE」観てきました。佐村河内氏に都合よい事実だけを集めて真相はまだわからんよ?という含みを持たせるアホみたいな作品ですが、やっぱり佐村河内氏は面白いですよ。音楽の才能はなくとも確実に人を楽しませる何かを持っています。このまま埋もれているのは実に惜しい。ぜひともツンボ芸人として復活してほしいですね。
2015年10月4日に日本でレビュー済み
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興味本位プラスクラッシックへの関心で読みました。問題のCD交響曲「ヒロシマ」は発売されてすぐに購入しました。マーラーやブルックナーのような音作りをぼんやりと期待していましたが、後半部分を聞いたとたん「これゲーム音楽じゃん!」と驚きました。こうした楽曲でオーケストラメンバーが演奏しながら「涙を流していた」との説明書きを読んで逆に信じられませんでした。それ以降、聞いていません。また、佐村河内氏の「交響曲第1番」も買って読みました。で、しばらくしてこのスキャンダルになりました。唖然としたものです。
ところで、新垣氏の佐村河内氏へのスタンスが、避難一方ではなく、むしろコンビとしての成果を強調する面があるのが意外でした。この詐欺師がいなければ自分は世に出なかったから、ということがあるのかもしれませんが。
ところで、新垣氏の佐村河内氏へのスタンスが、避難一方ではなく、むしろコンビとしての成果を強調する面があるのが意外でした。この詐欺師がいなければ自分は世に出なかったから、ということがあるのかもしれませんが。
2015年6月27日に日本でレビュー済み
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既にマスコミによって真相が明らかになっていたことについて、当事者が改めて何を書いたのか、という興味は誰もが持つだろう。私もそんな関心があって読み始めたのだが、
己の幼少期からの音楽との関わりから書き始められたこの本の前段は、もはや≪ゴーストライター≫となったいきさつなどどうでもよいと思うほどに面白く読めるものだった。というのは、私にとって、現代音楽の解説にもなっていたからである。身近にいて関わりを持つ人によって、著名な作曲家、指揮者、演奏家のことがいろいろ語られている点には惹かれた。
後段の「ゴースト」として振舞った自分についての内面告白は、なるほどそうだったのか、と納得できるものだった。つまり新垣氏は、ゴーストとしてあてがわれた自分の役割を、ある意味満足を持って果たした(佐村河内氏を利用した)のでもあるのだ。
末尾に付けられた「本書に登場する音楽家一覧」には、分野が多岐にわたる点、著者の音楽観も現われているようで興味深い。
己の幼少期からの音楽との関わりから書き始められたこの本の前段は、もはや≪ゴーストライター≫となったいきさつなどどうでもよいと思うほどに面白く読めるものだった。というのは、私にとって、現代音楽の解説にもなっていたからである。身近にいて関わりを持つ人によって、著名な作曲家、指揮者、演奏家のことがいろいろ語られている点には惹かれた。
後段の「ゴースト」として振舞った自分についての内面告白は、なるほどそうだったのか、と納得できるものだった。つまり新垣氏は、ゴーストとしてあてがわれた自分の役割を、ある意味満足を持って果たした(佐村河内氏を利用した)のでもあるのだ。
末尾に付けられた「本書に登場する音楽家一覧」には、分野が多岐にわたる点、著者の音楽観も現われているようで興味深い。





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