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非常識な建築業界~「どや建築」という病~ (光文社新書) Kindle版
- Kindle版 (電子書籍)
¥0 Kindle Unlimited 会員は、このタイトルを追加料金なし(¥0)で読み放題 ¥770 Kindle 価格 獲得ポイント: 8pt - 新書
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2015年、新国立競技場問題に続き、選び直されたデザイン案に「コピペ」疑惑が浮上、さらには傾斜マンション事件が発生するなど、建築業界の威信を揺るがす問題が立て続けに起こった。しかし、これらは氷山の一角。いま、この業界の裏で何が起こっているのだろうか? 「どや顔」をした公共施設で税金をムダにしないために、危険なマンションを買わないために、寿命の短い持ち家を建てないために。知っておきたい非常識な実態。
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2016/2/20
- ファイルサイズ11399 KB
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森山/高至
1965年岡山県生まれ。一級建築士、建築エコノミスト。早稲田大学理工学部卒業後、設計事務所を経て、同大学政治経済学部大学院修了。地方自治体主導の街づくりや公共施設のコンサルティングを行いながら、ジャーナリストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1965年岡山県生まれ。一級建築士、建築エコノミスト。早稲田大学理工学部卒業後、設計事務所を経て、同大学政治経済学部大学院修了。地方自治体主導の街づくりや公共施設のコンサルティングを行いながら、ジャーナリストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
二〇一五年に騒動となった新国立競技場問題に続き、再コンペで選ばれた案にコンペ疑惑が浮上、横浜の傾斜マンション事件が発生するなど、建築業界の威信を揺るがす問題が立て続けに起きている。しかし、これらは氷山の一角にすぎない。建築の現場で起きていることを見れば、今後も似たような問題が起きる可能性は十分にある。いったい、この業界の裏では何が起こっているのだろうか?「どや顔」をした使いづらい公共施設で税金をムダにしないために、危険なマンションを買わないために、寿命の短い持ち家を建てないために―。知っておきたいこの業界の「非常識」な実態。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B01D2FWSKE
- 出版社 : 光文社 (2016/2/20)
- 発売日 : 2016/2/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 11399 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 227ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,544位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 11位日本の建築 (Kindleストア)
- - 119位日本建築
- - 1,006位光文社新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2016年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
建築家の多くは、一般の人達がイメージしているほどその全部を詳しくはわかっていない。
新国立競技場の建設費が問題になったときも、一般の人たちは「専門家が揃いも揃って何をやっているのだ」と憤りましたが、建築業界の人から見れば、彼らは「デザイナーの先生」であって「オールマイティな専門家」ではないので、コストの話を突っ込まれても分からなくて当然というふうに、醒めた目で見ていたという。
結局は建築家の評価は性能面の瑕疵などを評価の対象から外したところで行われるのが一般的ということで、使いやすさなどは評価の対象にならない。だからお金がかかるけど、デザインとして奇抜な建築というのが評価される。
新国立競技場の問題の本質もその点にあるということだ。
奇抜な建築が増えるメカニズムについて知りたい方におすすめ。
新国立競技場の建設費が問題になったときも、一般の人たちは「専門家が揃いも揃って何をやっているのだ」と憤りましたが、建築業界の人から見れば、彼らは「デザイナーの先生」であって「オールマイティな専門家」ではないので、コストの話を突っ込まれても分からなくて当然というふうに、醒めた目で見ていたという。
結局は建築家の評価は性能面の瑕疵などを評価の対象から外したところで行われるのが一般的ということで、使いやすさなどは評価の対象にならない。だからお金がかかるけど、デザインとして奇抜な建築というのが評価される。
新国立競技場の問題の本質もその点にあるということだ。
奇抜な建築が増えるメカニズムについて知りたい方におすすめ。
2020年6月10日に日本でレビュー済み
大枠はセンセーショナルでとても面白いですが、仮にでも院をでた人間なら、伝聞による事実には出典を書くべきです。それはおいといて、gfrpの名称や物性を誤認されていたり、妄想で、火災が発生があったことにされたりと少し、機械屋からみても心配になる記載があります。
総論として、多かれ少なかれ、思いが強よすぎて工学的な事実を捻じ曲げている箇所もありますが(原理原則を誤認して本当に自力で卒論を書かれたのか疑いたくなるような箇所があるものの)、ストーリーはとても面白く参考になるものでした。
総論として、多かれ少なかれ、思いが強よすぎて工学的な事実を捻じ曲げている箇所もありますが(原理原則を誤認して本当に自力で卒論を書かれたのか疑いたくなるような箇所があるものの)、ストーリーはとても面白く参考になるものでした。
2016年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事で建築の世界に長年、携わっていますが、他業界の常識とは明らかに違う業界だなぁと若い頃から思っていました。
実に不可解な世界です。
例えば、どこが良いのか分からなくても、大御所の作品を批判することは許されず、盲目的に素晴らしいと信じこまされ
ている若手建築家も多いように思いますし、経済性という文字がどこかに抜け落ちてしまっています。巨額のお金が動く
世界なのにです。
森山氏はそういった他業界の人から見たら変だし理解不能な点を、すっきり説明してくれ、この本も多くの人の賛同を得
ると思います。今年はザハの新国立競技場から始まり、今は豊洲問題でTVでもよく発言されていますが、同業界の建築
家から、やっかまれないかとこちらが心配になるぐらいです。
建築の世界が、専門家だけの閉じた世界で分かる人だけが分かれば良いという時代は、既に過ぎていると思います。こう
いった本音を言う建築家が増えれば、建築の世界ももっと良くなることでしょう。
実に不可解な世界です。
例えば、どこが良いのか分からなくても、大御所の作品を批判することは許されず、盲目的に素晴らしいと信じこまされ
ている若手建築家も多いように思いますし、経済性という文字がどこかに抜け落ちてしまっています。巨額のお金が動く
世界なのにです。
森山氏はそういった他業界の人から見たら変だし理解不能な点を、すっきり説明してくれ、この本も多くの人の賛同を得
ると思います。今年はザハの新国立競技場から始まり、今は豊洲問題でTVでもよく発言されていますが、同業界の建築
家から、やっかまれないかとこちらが心配になるぐらいです。
建築の世界が、専門家だけの閉じた世界で分かる人だけが分かれば良いという時代は、既に過ぎていると思います。こう
いった本音を言う建築家が増えれば、建築の世界ももっと良くなることでしょう。
2016年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書名から推測できるとおり、建築業界に関する多くの問題点を指摘しています。
私自身は建築業界に身を置いたことはありませんが、読んでいて身につまされるところも少なくない。「言われてみれば、世の中そういうもんだよね」と言いたくなる感じ。本書で指摘している問題は、全て建築業界固有のものとは言い切れない。現代の日本、あるいは、いわゆる先進国全体の問題が含まれているかも知れない。
いろんな意味で、示唆に富んだ本です。
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私自身は建築業界に身を置いたことはありませんが、読んでいて身につまされるところも少なくない。「言われてみれば、世の中そういうもんだよね」と言いたくなる感じ。本書で指摘している問題は、全て建築業界固有のものとは言い切れない。現代の日本、あるいは、いわゆる先進国全体の問題が含まれているかも知れない。
いろんな意味で、示唆に富んだ本です。
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2016年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
森山さんを初めて知ったのは、氏の運営するブログからであった。
当時、漫画の世界にある建築空間が、建築的に可能であるか?
その場合、どのように作られているか? という 「漫画ケンチク学」に取り組んでいて、こればハチャメチャに面白かった。
森山氏は、早稲田の建築学部と政治経済学部の両方を出ているという、スーパーインテリであるが、単なる机上の人ではない。
アトリエ設計事務所時代の壮絶な下積み時代であったり、商業施設の下請けを引き受けたが、配管職人がおらず、 夜の一杯飲み屋で職人をスカウトしたり、というどぶ板をひっくり返すような苦労もしているくせに、まるで漫画のネタのように、人に笑ってくれるネタに軽快にあつかってしまう人だ。
そして卓越した知的好奇心のままに突っ走ってきた人生で、建築の森羅万象を知り抜いてしまった人だ。
氏がブログで、ザハの新国立競技場の、建築的にいかに困難であることを証明するようになった。
いかに建築コンペの運営が、世間の常識とはかけ離れたものであるかもあからさまにしてきた。
ここ数年のフィールドワークは、テレビでの解説やブログでの記事で 分散的に表に出てきたが、 この書の登場により体系立って明確にされた。
「建築家の価値観」 「コンペの在り方」 「ゼネコンの構造的な変化」 それがどれほど 社会常識と逸脱してきているのか、
問題の原因として横たわっているかを解説し、警鐘を鳴らす。
身近なコミュニティーで生じた 建築の非常識が引き起こした事例から、 帰納的に 建築の世界の問題点を抽出する。
建築を知らぬ人でも 氏のたぐいまれなわかりやすい文章で、理解ができてしまうだろう。
てっきり普段のブログのように、面白おかしく、時に毒を吐き、茶化した表現で攻めてくると思いきや、そういうの一切なし。
極めてまっとうな書に仕上がっている。
森山氏いわく、 「真っすぐ過ぎて曲がった道からは、はみ出すのです。 」
私もそう思う。 まっとうなものがアウトローのように見えるのが、建築の世界。 いい加減 変革されないとならないのだと
強いメッセージが込められた良書である。
当時、漫画の世界にある建築空間が、建築的に可能であるか?
その場合、どのように作られているか? という 「漫画ケンチク学」に取り組んでいて、こればハチャメチャに面白かった。
森山氏は、早稲田の建築学部と政治経済学部の両方を出ているという、スーパーインテリであるが、単なる机上の人ではない。
アトリエ設計事務所時代の壮絶な下積み時代であったり、商業施設の下請けを引き受けたが、配管職人がおらず、 夜の一杯飲み屋で職人をスカウトしたり、というどぶ板をひっくり返すような苦労もしているくせに、まるで漫画のネタのように、人に笑ってくれるネタに軽快にあつかってしまう人だ。
そして卓越した知的好奇心のままに突っ走ってきた人生で、建築の森羅万象を知り抜いてしまった人だ。
氏がブログで、ザハの新国立競技場の、建築的にいかに困難であることを証明するようになった。
いかに建築コンペの運営が、世間の常識とはかけ離れたものであるかもあからさまにしてきた。
ここ数年のフィールドワークは、テレビでの解説やブログでの記事で 分散的に表に出てきたが、 この書の登場により体系立って明確にされた。
「建築家の価値観」 「コンペの在り方」 「ゼネコンの構造的な変化」 それがどれほど 社会常識と逸脱してきているのか、
問題の原因として横たわっているかを解説し、警鐘を鳴らす。
身近なコミュニティーで生じた 建築の非常識が引き起こした事例から、 帰納的に 建築の世界の問題点を抽出する。
建築を知らぬ人でも 氏のたぐいまれなわかりやすい文章で、理解ができてしまうだろう。
てっきり普段のブログのように、面白おかしく、時に毒を吐き、茶化した表現で攻めてくると思いきや、そういうの一切なし。
極めてまっとうな書に仕上がっている。
森山氏いわく、 「真っすぐ過ぎて曲がった道からは、はみ出すのです。 」
私もそう思う。 まっとうなものがアウトローのように見えるのが、建築の世界。 いい加減 変革されないとならないのだと
強いメッセージが込められた良書である。