多種多分野の創作によく表される作品広告文句に見えて、いささか疑問です。テーゼかよ……。
まさかここに来てづっきーメインとは。驚きました。今巻もまた空気です。大学という空間。づっきーの心は……。“シンガー”という今回のタイトル……。
問題解決はやはり咲太の活躍なわけで。こいつすげーな……と感心しつつ。単純・淡白な言葉でも、誰が言うか誰に言われるかでまったく効果を与えませんから。のどかも頼っちゃってるし。咲太に惚れさせちゃうのかと思いましたが、それはありませんでした? しかしヒロインはたくさん追加されています。
前期? のヒロインたちも登場し、咲太との変わらない漫才(会話)を披露してくれます。作品的にはやはり麻衣ですが、個人的には朋絵です。好き。
のどか今巻ぜんぜん可愛げがありません…。
づっきーとはもう絡みなさそうな咲太とのラストのやりとり……なんだかなぁです。
引きでついに霧島透子、登場しました。毎度次巻をワクワク待ち遠しくさせます。前巻、前々巻と異常な間を空けました。アニメ、映画のせいでしょうか。第2シリーズ? の構成に時間がかかったのでしょうか。次からは3〜4ヵ月の安定供給、何卒よろしくお願いします。
高3をすっ飛ばした理由はまた分かりませんでした。これは何かの伏線になるんでしょうか? 早く大人にしたかったのか?(酒、車、登場) しかしストーリーの主軸は思春期症候群で変わらず。ハタチ前後というある種の境界線で、いろいろな思考に耽させる……という展開でしょうか。一層の知識と経験を与えたかった? ……つーか入学からもう半年経ってるし。
咲太と麻衣の絶妙な距離感は不変。美織が交際関係にある男女の自然な距離感に感心(納得?)していましたが、1年半前とそこは変わってないと思います。生活と背景が変わっているから1年半の年月は感じられるけれど、果たしてふたりの関係は今どこ? とツッコミたいです。別れ際なり自然にキスくらいはするのかと思いましたが皆無です。スキンシップも変化ないように見受けられ、こりゃ肉体関係はもたれてないかもしれません。下世話でごめんなさい正直滅茶苦茶いちばんすっごい気になるのはそこでしたゴメンナサイ。──事実は不詳です。
ドラマCDおもしろかったです。キャラクターを際立たせ過ぎな気はしましたが。
箱潰れてました。毎度毎度本当にAmazonの梱包は最悪です。
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青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫) Kindle版
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鴨志田 一
(著)
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言語日本語
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出版社KADOKAWA
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発売日2020/2/7
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ファイルサイズ12436 KB
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鴨志田/一
1978年4月11日生。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
1978年4月11日生。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
忘れられない高校生活も終わり、咲太たちは大学生に。新しくも穏やかな日々を過ごしていた、そんな秋口のある日―。「さっきの本当に卯月だった?」アイドルグループ『スイートバレット』のリーダー・卯月の様子がなんだかおかしい。いつも天然なあの卯月が、周りの空気を読んでいる…?違和感を覚える咲太をよそに、他の学生たちは誰も彼女の変化に気づかない。これは未知なる思春期症候群との遭遇か、それとも―?新しい場所、新しい人との出会いの中で、咲太たちの思春期はまだ終わらない。新たな物語の始まりを告げる、待望のシリーズ第10弾。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者について
●鴨志田 一:1978年生まれ、神奈川県出身の作家。代表作は『さくら荘のペットな彼女』、『青春ブタ野郎』シリーズなど。
●溝口 ケージ:ライトノベルの挿絵などで活躍するフリーのイラストレーター。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
●溝口 ケージ:ライトノベルの挿絵などで活躍するフリーのイラストレーター。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B084CWQTSL
- 出版社 : KADOKAWA (2020/2/7)
- 発売日 : 2020/2/7
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 12436 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 280ページ
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- - 1,319位ライトノベル (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に面白い。1〜7巻の牧之原翔子編が終わり8、9巻と少し挟んだ後、この10巻で霧島透子編のスタート。
大学生になった咲太。麻衣さんと咲太の相変わらず面白い会話。もちろん古賀とも。その中で新キャラとの会話も光る。個人的には青ブタの1番の点は会話。アニメ業界でトップの会話がある。非常に面白い。
しかし、やはり牧之原翔子編(1〜7巻)と比べると力は落ちたかと。仕方ない。牧之原翔子編で終わらせても良かった青ブタをまだ続けている。これだけ素晴らしい話を描き、すべての伏線を回収した後の話。ハードルは高いと思うが応援している。
個人的に、牧之原翔子編と比べて力が落ちたと感じたのは「不思議さ」
青ブタは思春期症候群という不思議な出来事を軸としているが、今回は「不思議」とは言いにくい。これを厳しめに付けて星4。今後に期待の星4。
しかし終盤、次巻への繋ぎは最高。今までの「不思議さ」もしっかり出せている。
次巻、楽しみです。
(私の推しである翔子は出てこない。非常に残念。前回の話の軸であったので仕方の無いことだが)
大学生になった咲太。麻衣さんと咲太の相変わらず面白い会話。もちろん古賀とも。その中で新キャラとの会話も光る。個人的には青ブタの1番の点は会話。アニメ業界でトップの会話がある。非常に面白い。
しかし、やはり牧之原翔子編(1〜7巻)と比べると力は落ちたかと。仕方ない。牧之原翔子編で終わらせても良かった青ブタをまだ続けている。これだけ素晴らしい話を描き、すべての伏線を回収した後の話。ハードルは高いと思うが応援している。
個人的に、牧之原翔子編と比べて力が落ちたと感じたのは「不思議さ」
青ブタは思春期症候群という不思議な出来事を軸としているが、今回は「不思議」とは言いにくい。これを厳しめに付けて星4。今後に期待の星4。
しかし終盤、次巻への繋ぎは最高。今までの「不思議さ」もしっかり出せている。
次巻、楽しみです。
(私の推しである翔子は出てこない。非常に残念。前回の話の軸であったので仕方の無いことだが)
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
今まで「空気が読めない」ことでまっすぐだった子が、「空気を読める」ことになったことで、悩み、変化していく物語で、よりそう咲太のあり方がいいです。こういうことに対して自然に振る舞うのは難しいものですから。
大学生になった咲太たちの物語です。大学生になって物語がそんなに変わったというわけではありません。作中で少し個性について触れられていて、そういう意味では大学生という立場に意味はあるのですが、この作品の登場人物は咲太や舞衣さんもですが、わりとアウトローというか特殊な立ち位置や精神で、あまり高校生らしくない人間だったんで、大学生になってもあまり変化が感じられないからでしょうか。
そういえば飲み会でウーロン茶飲んでいましたが、やはり未成年の飲酒喫煙が創作でも厳しくなったのか?とふと思ってしまいました。大学生で飲酒描写あったゴールデンな時間な物語も十年前はありましたが。時代の変化か単なるキャラ性の違いなのか?
話そのものに不思議要素は少なく、そもそも単なる青春ものとして読み切りのような作品としても成立することは今回可能だったでしょう。
それがシリーズ物にくみこまれることで、キャラ性や人気を加算した形でしょうか。
なるポッと出のキャラではなく、今まで色々経験し、悩んできた登場人物たちだからこそ、心情や行動により説得力が生まれ、読者の共感が得られやすいでしょう。そういう意味ではキャラ性て大事です。
まあ思春期症候群の謎が明かされていないので、それを描く物語をまだ作者さんが書きたかったのもあるでしょうが。
この巻のラストで真相に迫るかもしれないことが描かれています。
今度は長くまたされないで続き出して欲しいところです。アニメでだいぶまたされたので、もうでないのかなと諦めていましたし、
けっこう登場人物の性格とか関係忘れていて、思い出すのに考え込んでしまいました(笑)。
大学生になった咲太たちの物語です。大学生になって物語がそんなに変わったというわけではありません。作中で少し個性について触れられていて、そういう意味では大学生という立場に意味はあるのですが、この作品の登場人物は咲太や舞衣さんもですが、わりとアウトローというか特殊な立ち位置や精神で、あまり高校生らしくない人間だったんで、大学生になってもあまり変化が感じられないからでしょうか。
そういえば飲み会でウーロン茶飲んでいましたが、やはり未成年の飲酒喫煙が創作でも厳しくなったのか?とふと思ってしまいました。大学生で飲酒描写あったゴールデンな時間な物語も十年前はありましたが。時代の変化か単なるキャラ性の違いなのか?
話そのものに不思議要素は少なく、そもそも単なる青春ものとして読み切りのような作品としても成立することは今回可能だったでしょう。
それがシリーズ物にくみこまれることで、キャラ性や人気を加算した形でしょうか。
なるポッと出のキャラではなく、今まで色々経験し、悩んできた登場人物たちだからこそ、心情や行動により説得力が生まれ、読者の共感が得られやすいでしょう。そういう意味ではキャラ性て大事です。
まあ思春期症候群の謎が明かされていないので、それを描く物語をまだ作者さんが書きたかったのもあるでしょうが。
この巻のラストで真相に迫るかもしれないことが描かれています。
今度は長くまたされないで続き出して欲しいところです。アニメでだいぶまたされたので、もうでないのかなと諦めていましたし、
けっこう登場人物の性格とか関係忘れていて、思い出すのに考え込んでしまいました(笑)。
2020年2月10日に日本でレビュー済み
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楽しませてもらった高校生編がきれいに終わってたので流石に大学生編は蛇足だろ~と思ってたら見事に裏切られました。ご祝儀的な感じで読んでみて良かったです。
高校生編のような無理やりのなんちゃってSFのない普通の青春もののラノベですが、むしろそれが良かったです……と思ったら最後にやっぱなんちゃってSF来ちゃったし。
正直あのウイットに富んだ?会話のやり取りはラノベだから成り立つものですが、やっぱこの作者読ませるのが上手いなあと思いました。妹ちゃんが登場するシーンでちょっとウルっと来たのは内緒です。
高校生編でお腹いっぱいになってた人も、まあ軽い気持ちで読んでみてもいいんじゃないかな?そんなに時間はかからないから(笑)……きっと続きも読んでしまうんだろうなあ……
高校生編のような無理やりのなんちゃってSFのない普通の青春もののラノベですが、むしろそれが良かったです……と思ったら最後にやっぱなんちゃってSF来ちゃったし。
正直あのウイットに富んだ?会話のやり取りはラノベだから成り立つものですが、やっぱこの作者読ませるのが上手いなあと思いました。妹ちゃんが登場するシーンでちょっとウルっと来たのは内緒です。
高校生編でお腹いっぱいになってた人も、まあ軽い気持ちで読んでみてもいいんじゃないかな?そんなに時間はかからないから(笑)……きっと続きも読んでしまうんだろうなあ……
2020年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
麻衣と同じ国立大学を志望して見事合格した咲太は特にサークルなどに所属するでもなく、塾講師のアルバイトをして生活費を稼ぎつつ、相変わらずスマホを持たぬまま大学生活を送っていきます。
物語の開始は二学期開始の九月から。前作から正体不明の「霧島透子」という女性キャラクターの謎、そして、のどかが所属するスイートバレットの一員である卯月に思春期症候群らしい異変が起きます。ランドセルガールが誰かという問題は全く触れぬまま物語は卯月を焦点に進行します。
麻衣は相も変わらず忙しそうで少々脇役にシフトしつつありますが、咲太の麻衣依存は健在です。
自分の予想では、おそらく次回作こそ麻衣が主役になるでしょう。次回がでるのはいつになるのかは分かりませんが。
【特典ドラマCDについて】
予告編がYouTubeにあがっているように、国立大学に合格した咲太の合格祝いとして麻衣がスノーボードに連れて行ってくれる、その旅行の顛末です。予告編でも予感された方がいたと思いますが、楓やのどかが当然のように付いてきて麻衣と二人きりのスノボレッスンとはいきませんでした。鴨志田一先生の描く女性キャラクターは皆貞操が固いようで簡単には許しません。しかし、乱れているより健全で純粋な交際を見ているのは心地が良いなと思います。
麻衣さん、もう少しだけ咲太に許してあげても良いんじゃないですか。きっと咲太も限界間近です。
物語の開始は二学期開始の九月から。前作から正体不明の「霧島透子」という女性キャラクターの謎、そして、のどかが所属するスイートバレットの一員である卯月に思春期症候群らしい異変が起きます。ランドセルガールが誰かという問題は全く触れぬまま物語は卯月を焦点に進行します。
麻衣は相も変わらず忙しそうで少々脇役にシフトしつつありますが、咲太の麻衣依存は健在です。
自分の予想では、おそらく次回作こそ麻衣が主役になるでしょう。次回がでるのはいつになるのかは分かりませんが。
【特典ドラマCDについて】
予告編がYouTubeにあがっているように、国立大学に合格した咲太の合格祝いとして麻衣がスノーボードに連れて行ってくれる、その旅行の顛末です。予告編でも予感された方がいたと思いますが、楓やのどかが当然のように付いてきて麻衣と二人きりのスノボレッスンとはいきませんでした。鴨志田一先生の描く女性キャラクターは皆貞操が固いようで簡単には許しません。しかし、乱れているより健全で純粋な交際を見ているのは心地が良いなと思います。
麻衣さん、もう少しだけ咲太に許してあげても良いんじゃないですか。きっと咲太も限界間近です。
2020年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
7巻できれいにまとまった傑作と、おそらく望まれて続きを書いたと思われる8,9巻。
皆思っていたことでしょうが、こういう続けかたは無理だということは作者自身が良くわかっていたということなのだろうな、と感じました。
どこかで全てが収束するであろう大きな構想を練るために時間が買ったのだと思いました。おそらくこれからは定期的に刊行されると思います。
ですから、この巻単独での評価は時期尚早であると思いつつも、きちんと単巻としても成立させているのは、これまでの積み重ねがあったおかげということもありますが、さすがだなと思います。また、新シリーズを突然はじめるよりはこうして移行を挟む方が全体としてもスムーズになりますから。
この巻に関して。「空気を読む」ことができるけど、あえて読まないのが主人公で、その経緯は既刊において丁寧に書かれており、高校生であそこまで諦観してしまうのは、大きすぎる対価といえる壮絶な過去があったためですので、この巻でそのサポートができたとすれば、彼女本人以外では主人公だけでしょう。
「心の欲する所に従えども矩を踰えず」。空気は読めるが好きなように生きられるようになるということは古くからの理想像ですし、「公共の福祉に反しない限り」幸福を追求する権利がると明記された憲法13 条も基本的に意味するところは同じです。自由というのは、何をしても良いということではなく、「人に迷惑をかけないなら」自由である、ということで、逆に言えば、同調圧力に従う義務はなく、それを体現できてしまっているのが主人公ということですが、その主人公ですら集合的無意識の一部であることを意識した、というところは、何かありそうな気がします。その意味では「思春期は終わらない」というのは広告というより、凝縮された概要ともいえるというのが、読後の感想です。出版社の意向に沿いつつ、書きたいものをっく、ということはメタですね。
皆思っていたことでしょうが、こういう続けかたは無理だということは作者自身が良くわかっていたということなのだろうな、と感じました。
どこかで全てが収束するであろう大きな構想を練るために時間が買ったのだと思いました。おそらくこれからは定期的に刊行されると思います。
ですから、この巻単独での評価は時期尚早であると思いつつも、きちんと単巻としても成立させているのは、これまでの積み重ねがあったおかげということもありますが、さすがだなと思います。また、新シリーズを突然はじめるよりはこうして移行を挟む方が全体としてもスムーズになりますから。
この巻に関して。「空気を読む」ことができるけど、あえて読まないのが主人公で、その経緯は既刊において丁寧に書かれており、高校生であそこまで諦観してしまうのは、大きすぎる対価といえる壮絶な過去があったためですので、この巻でそのサポートができたとすれば、彼女本人以外では主人公だけでしょう。
「心の欲する所に従えども矩を踰えず」。空気は読めるが好きなように生きられるようになるということは古くからの理想像ですし、「公共の福祉に反しない限り」幸福を追求する権利がると明記された憲法13 条も基本的に意味するところは同じです。自由というのは、何をしても良いということではなく、「人に迷惑をかけないなら」自由である、ということで、逆に言えば、同調圧力に従う義務はなく、それを体現できてしまっているのが主人公ということですが、その主人公ですら集合的無意識の一部であることを意識した、というところは、何かありそうな気がします。その意味では「思春期は終わらない」というのは広告というより、凝縮された概要ともいえるというのが、読後の感想です。出版社の意向に沿いつつ、書きたいものをっく、ということはメタですね。
2020年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全般的に秀逸な作品だった。
ただ、ケチを付けるわけではないが、大学生にもなって周囲と同調すべきか?を悩むような学生はいないだろう・・・。まぁ、中学高校からそのままエスカレーター式に無条件進学できる四流私学とかなら、そういう幼稚なまま歳を重ねているお子様学生も皆無じゃないだろうけど。普通、大学まで進学したら同調圧力との軋轢うんぬんはもう存在しえない環境になるんだが・・・。作中でも中学高校と大学との環境の相違については明示的に言及していたので、そこをあえてスルー?する感じでテーマにしたのはネタが他に思いつかなかったからなのかなーと心配した。そうなると作中の主人公やなんかの登場人物を取り巻く環境が、現実社会のものと別離していくことになるので、今後この作品が読者の共感をどう扱う?のかちょっと気になった。まぁ、最終的には作品として完結できれば何をしても良いのだろうけど。現実を舞台にしたちょっと不思議な物語が、全くの異世界を舞台にした摩訶不思議な物語になるだけかな・・・。(勝手に想像すると、作者は中高生を読者に想定していて、読者層の知らない大学生活についてはてきとーに描いて中高時代の延長として描きたかったのかなーと。それに、まぁ当の思春期症候群が起きるキャラも幼稚な性格の設定だから妥当なのかもしれない)
ただ、ケチを付けるわけではないが、大学生にもなって周囲と同調すべきか?を悩むような学生はいないだろう・・・。まぁ、中学高校からそのままエスカレーター式に無条件進学できる四流私学とかなら、そういう幼稚なまま歳を重ねているお子様学生も皆無じゃないだろうけど。普通、大学まで進学したら同調圧力との軋轢うんぬんはもう存在しえない環境になるんだが・・・。作中でも中学高校と大学との環境の相違については明示的に言及していたので、そこをあえてスルー?する感じでテーマにしたのはネタが他に思いつかなかったからなのかなーと心配した。そうなると作中の主人公やなんかの登場人物を取り巻く環境が、現実社会のものと別離していくことになるので、今後この作品が読者の共感をどう扱う?のかちょっと気になった。まぁ、最終的には作品として完結できれば何をしても良いのだろうけど。現実を舞台にしたちょっと不思議な物語が、全くの異世界を舞台にした摩訶不思議な物語になるだけかな・・・。(勝手に想像すると、作者は中高生を読者に想定していて、読者層の知らない大学生活についてはてきとーに描いて中高時代の延長として描きたかったのかなーと。それに、まぁ当の思春期症候群が起きるキャラも幼稚な性格の設定だから妥当なのかもしれない)






