全編においてワタナベ社長への礼賛に満ちあふれており、いかにも「ああ、ワタミ社から依頼されて書いたんだろうな」と思えてしまう。
まあ、それでも波乱万丈のエピソードが豊富なので、まあまあ面白い。「え、それって倫理的にどうなの?」と感じる場面も多数だけど。
ワタミ社広報部によるチェックは当然入ってるだろうから、ワタミ社的にはこの程度は倫理的に問題があるとは思っていない、ということなのでしょうね。
ただ、IPO 後のエピソードは蛇足と感じた。IPO 成功!メデタシメデタシ!で終わらせるべきだったのでは。
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青年社長(上) (角川文庫) 文庫 – 2002/4/25
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経済小説の第一人者が描く若き起業家の夢と挑戦。実名サクセスストーリー!
父の会社の倒産、母の病死を乗り越え、幼い頃からの夢だった「社長」になるため、渡邉美樹は不屈の闘志で資金を集め、弱冠24歳にして外食系ビジネスを起ち上げる。順調に軌道に乗ったかに見えたが・・・・・・。
父の会社の倒産、母の病死を乗り越え、幼い頃からの夢だった「社長」になるため、渡邉美樹は不屈の闘志で資金を集め、弱冠24歳にして外食系ビジネスを起ち上げる。順調に軌道に乗ったかに見えたが・・・・・・。
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2002/4/25
- ISBN-104041643147
- ISBN-13978-4041643143
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
幼い日、母の死と父の会社の倒産という悲しみを体験した渡辺美樹は、小学校の卒業アルバムに「社長になる」という夢を記した。大学卒業後、経理会社で経理を覚えた渡辺は、「大卒」と罵倒されながらも佐川急便のセールスドライバーとして働き、起業資金を稼いだ。学生時代に創業の夢を誓った仲間たちと、居酒屋「つぼ八」のフランチャイズとして遂に会社設立にまでこぎつける。お好み焼きチェーンの立ち上げ、サントリー、日本製粉との提携というチャンスも訪れるが。急成長を遂げたベンチャー、ワタミフードサービスの成功を実名で描くビジネス小説の傑作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高杉/良
作家。1939年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
作家。1939年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2002/4/25)
- 発売日 : 2002/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 432ページ
- ISBN-10 : 4041643147
- ISBN-13 : 978-4041643143
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,420位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 112位経済・社会小説 (本)
- - 3,616位角川文庫
- - 5,418位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1939年東京生まれ。
石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以後、『小説 日本興業銀行』をはじめ、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表し注目を集める。
97年、書き下ろし作品『金融腐蝕列島』で銀行不祥事を暴き、以降、『再生 続・金融腐蝕列島』『混沌 新・金融腐蝕列島』『消失 金融腐蝕列島・完結編』と続く一連のシリーズは、金融大再編を描く壮大な平成金融経済史となり、スピンオフ的に書かれた『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』は銀行と裏社会との癒着を告発、映画化されて話題を呼んだ。近年の代表作は『小説ザ・外資』『乱気流 小説・巨大経済新聞』、近著は『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』など。「高杉良経済小説全集」(全15巻)がある。
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.7
星5つ中の3.7
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トップレビュー
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2019年9月27日に日本でレビュー済み
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年11月23日に日本でレビュー済み
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俺に出来たんだから、お前らも頑張れ! やれば出来る!って言うけどさ。 俺達も、頑張っているんだよ。 精一杯。 レベルは違うかもしれないけどさ。
よく頑張ったね! エライね! って、褒めろよ! 結果も大事だけど、プロセスも大事だぜ。
みんな、頑張ってんだよ。 目標設定して。 でも、途中で投げ出したり、諦めたりするんだよ。
夢にまっしぐらで、走り抜けられる人や、逆境に置かれると、奮起する人ばっかしじゃないんだよ。 世の中は。
それぞれを認めて欲しいの。 誰しもみんな、あなたとは違う。 あなたほどは、頑張れないんだよ。
それに、みんながあなたほど頑張ったら、あなたも普通の人。 優位性は無くなるんだよ。
よく頑張ったね! エライね! って、褒めろよ! 結果も大事だけど、プロセスも大事だぜ。
みんな、頑張ってんだよ。 目標設定して。 でも、途中で投げ出したり、諦めたりするんだよ。
夢にまっしぐらで、走り抜けられる人や、逆境に置かれると、奮起する人ばっかしじゃないんだよ。 世の中は。
それぞれを認めて欲しいの。 誰しもみんな、あなたとは違う。 あなたほどは、頑張れないんだよ。
それに、みんながあなたほど頑張ったら、あなたも普通の人。 優位性は無くなるんだよ。
2002年5月10日に日本でレビュー済み
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ワタミフードサービスの創業者である渡邊美樹氏の立志伝だが、一読してみて
思ったのはやはりというか偉業をなせる人というのは尋常ではないなというものだ。
小学生のとき、父の会社の倒産を契機に「自分は将来社長になるんだ」
というライフテーマを決めそれを計画どおりに見事やりとげた。
目標を持って日々生活するというのは簡単なようでむずかしい。また、その目標のためにどこまで自分を犠牲にできるかが成功者と脱落者の差であると思う。
この本は目標を持たずに生きる全ての人におすすめしたい。
きっと示唆を与えてくれるだろう。
思ったのはやはりというか偉業をなせる人というのは尋常ではないなというものだ。
小学生のとき、父の会社の倒産を契機に「自分は将来社長になるんだ」
というライフテーマを決めそれを計画どおりに見事やりとげた。
目標を持って日々生活するというのは簡単なようでむずかしい。また、その目標のためにどこまで自分を犠牲にできるかが成功者と脱落者の差であると思う。
この本は目標を持たずに生きる全ての人におすすめしたい。
きっと示唆を与えてくれるだろう。
2003年11月25日に日本でレビュー済み
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居食屋「和民」などの外食を展開するワタミフードサービスの創設者渡邊美樹社長のノンフィクション小説です。
こんなに元気づけられ、感動する小説をはじめて読みました。特に上巻の創業するまでの渡邊社長の生き様は本当に感動します。あまりの壮絶な生き方に思わず涙してしまいました。
夢を実現させるためには明確な目標を持つこと。自分を信じること。自分がしてもらいたいことを率先して人にすること。これらすべてを渡邉社長は実践しています。下手な自己啓発本を読むよりはこの本を読んでください。必ず自分も頑張って願望を実現させるのだ!と思えるはずです。
こんなに元気づけられ、感動する小説をはじめて読みました。特に上巻の創業するまでの渡邊社長の生き様は本当に感動します。あまりの壮絶な生き方に思わず涙してしまいました。
夢を実現させるためには明確な目標を持つこと。自分を信じること。自分がしてもらいたいことを率先して人にすること。これらすべてを渡邉社長は実践しています。下手な自己啓発本を読むよりはこの本を読んでください。必ず自分も頑張って願望を実現させるのだ!と思えるはずです。
2005年5月15日に日本でレビュー済み
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高杉さんの本は全てが全て面白いですが、本書の主人公のワタミの渡辺社長の年齢が若く、「社長になる」という小学生以来の明確な目標を達成していく姿に共感できます。明治大学横浜会主催の「森林公園の集い」での風船が空に上がるシーンは感動して涙が出ますし、奥様との出合い、結婚へのクダリも尋常ではありません。上巻の前半部分に特に引き付けられる内容です。
上下で800ページ以上あったかと思いますが、とても勉強になる内容です。
1.成功者の思考方法を学べるだけでなく
2.丁寧語、謙譲語、尊敬語の正しい使い方
3.現場の大切さ
4.どんなに素晴らしくても、お客様に支持されなければビジネスは成功しない
5.トップの明確な思いとスタッフへの全力の愛情がなければ、組織はうまくまわらない
といった実践的な”技術”を学ぶことができます。
上下で800ページ以上あったかと思いますが、とても勉強になる内容です。
1.成功者の思考方法を学べるだけでなく
2.丁寧語、謙譲語、尊敬語の正しい使い方
3.現場の大切さ
4.どんなに素晴らしくても、お客様に支持されなければビジネスは成功しない
5.トップの明確な思いとスタッフへの全力の愛情がなければ、組織はうまくまわらない
といった実践的な”技術”を学ぶことができます。
VINEメンバー
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居酒屋"和民"の創業社長・渡邉美樹を主人公とした企業(起業)小説。苦労をして金を貯め起業をするまでの渡邉は、目標をきめたらぶれない強靭な精神力を持った人物に描かれている。起業後はさまざまな力関係の中で悩んだり、打算なども生まれるが、それにもまして強運とカリスマを備えた人物として描かれている。
終始一貫してどうとうとすがすがしい人物と描かれているので主人公にとても好感が持てる。若さと情熱の力はものすごいなぁと思った。
終始一貫してどうとうとすがすがしい人物と描かれているので主人公にとても好感が持てる。若さと情熱の力はものすごいなぁと思った。
2008年5月12日に日本でレビュー済み
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企業家のノンフィクションモノが好きなのと渡邉社長と歳が近いので読んでみた。
冒頭の佐川SDの描写に引きづり込まれて読みだした。
読んでいて思ったのは、何をやるにも目標を明確に立てそれに向けて邁進する事、
努力 行動を惜しまない事。
それと、本作に似た題材で、城山三郎氏著作の小説『外食王の飢え』を想起してしまった。
「外食王の飢え」の主人公モデルの江頭氏も明大出身(と言っても氏は卒論を破棄してして自ら中退となったが…)
である事など共通項が多い。時代背景や小説の脚色の違いを差し引いても根底のある、
信念に則り困難を排除して突き進む姿勢はいつの時代も普遍である。
余談ながら、当方も以前外食の仕事に携わっていた経験があるので、
業界の裏事情も嫌と言うほど熟知している為。
ストーリー上必要無いと言えば無いが、本書のようなキレイ事ばかりでなく
ダーティな部分、労働搾取の部分の描写が少ないのが不満であった。
当方が勤務していた会社も創業者の強烈なリーダ−シップの元、一代で上場を果たした会社であった。
上場前には、利益確保の為の残業手当のカット、店舗リストラ、
上場後は創業者利益を得た幹部社員の離脱等色々あったなと懐かしくも思ってしまった。
冒頭の佐川SDの描写に引きづり込まれて読みだした。
読んでいて思ったのは、何をやるにも目標を明確に立てそれに向けて邁進する事、
努力 行動を惜しまない事。
それと、本作に似た題材で、城山三郎氏著作の小説『外食王の飢え』を想起してしまった。
「外食王の飢え」の主人公モデルの江頭氏も明大出身(と言っても氏は卒論を破棄してして自ら中退となったが…)
である事など共通項が多い。時代背景や小説の脚色の違いを差し引いても根底のある、
信念に則り困難を排除して突き進む姿勢はいつの時代も普遍である。
余談ながら、当方も以前外食の仕事に携わっていた経験があるので、
業界の裏事情も嫌と言うほど熟知している為。
ストーリー上必要無いと言えば無いが、本書のようなキレイ事ばかりでなく
ダーティな部分、労働搾取の部分の描写が少ないのが不満であった。
当方が勤務していた会社も創業者の強烈なリーダ−シップの元、一代で上場を果たした会社であった。
上場前には、利益確保の為の残業手当のカット、店舗リストラ、
上場後は創業者利益を得た幹部社員の離脱等色々あったなと懐かしくも思ってしまった。