花街のそばに住み、貧乏な薬師の養父と養い子達のために、花街の売れっ子妓女牡丹に変身して養父の借金返済をこなす青年香霧。
ある日、真摯に牡丹の身請けを申し出ていた真面目な官僚が、公金横領で自殺したという。
その真相を探るため香霧は刑部の呉虞淵らとともに王宮へ潜入するという、ミステリーラブ。
香霧の正義感と行動力は人一倍で、もたもた&グズグスする人達を叱咤しながらも、自らが率先して動きながら指揮する姿や、誰に対しても思ったことをハッキリ主張する姿は、読んでいてハラハラしつつも、爽快感を覚えました。
そして、ストーリーはミステリー解明と勧善懲悪ものですので、後半へ行くにつれ、香霧を助けてくれる花街の娼妓達の力も借りつつ、伏線や真相が明らかになっていきます。読み進めるうちに、どんどん胸がスーッとしていきますよ。
個人的には、香霧が虞淵に「あばれ馬」と呼ばれるのが好きでした。
2人の恋の行方も、是非読んで確かめてくださいね。
読後感はスッキリ爽やかです。
みねかね先生のイラストも素敵ですし。。。
ということで、
中華風ミステリー&ラブストーリーに興味のある方へ、ぜひぜひオススメいたします。
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