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雪と珊瑚と 単行本 – 2012/4/28

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商品の説明

内容紹介

珊瑚、21歳。生まれたばかりの赤ちゃん雪を抱え、途方に暮れていたところ、様々な人との出逢いや助けに支えられ、心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになる……。

内容(「BOOK」データベースより)

珊瑚、21歳。生まれたばかりの子ども。明日生きていくのに必要なお金。追い詰められた状況で、一人の女性と出逢い、滋味ある言葉、温かいスープに、生きる力が息を吹きかえしてゆく―。シングルマザー、背水の陣のビルドゥング・ストーリー。

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登録情報

  • 単行本: 319ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/4/28)
  • ISBN-10: 4041101433
  • ISBN-13: 978-4041101438
  • 発売日: 2012/4/28
  • 梱包サイズ: 19.2 x 12.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0 31件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 120,547位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 アカンサス トップ1000レビュアー 投稿日 2013/3/12
形式: 単行本 Amazonで購入
「カフェ開業」の本にも見えますよね。確かに確かに。

私には「クララさんの起業」の本に見えたし、「子どもを
預けて働くこと」の本や、「食べること」「気持ちを伝える
こと」の本にも見えますな。

梨木作品には「裏庭」「ピスタチオ」のような死のぎりぎり
まで近づいて行ってるものと、「おっしゃれ〜」「癒されるわ」
「めちゃ泣けるし」みたいな(表層的には)作品がありますが、
底辺に流れているものは同じだと感じます。

「雪と珊瑚と」は表面的には「おしゃれなカフェ開店ストーリー」
ですが、読む人の心に合わせて形を変えて寄り添っていく、
なかなかに奥の深い作品だと感じました。

「子育てで生きなおす」なんてことを考えないで済む幸せな
人にも、深く傷ついてしまっている人にも、入口を開けて
待っていてくれるのだと思います。
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形式: 単行本 Amazonで購入
「からくりからくさ」から、ずっと梨木さんを追いかけてきた読者としては、
原点へ戻った、という安堵感に似た、奇妙で幸福な読後感でした。

内容的には、社会のなかでの孤立、そして自然というテーマにおいて今までの作品と共通していますが、
いつからかひどく内向的に難解になってきていたのが、とても豊かで美しく感じられる作品だと感じました。
もちろん、美しいというのは隠喩であって、内容が美しいわけでは決してありません。
一癖も二癖もある登場人物たちは、決して美しいとひとことで片付けられるものではなく、
人によっては反発さえ覚えるかもしれないと思います。(雪だけはのぞいて。)
けれども、ただ一つ、物語を貫いているのは、生きるということへの率直な賛美です。
決して肯定ではなく、ただ、包容力のある手で包み込むように。

否定しているようでなまなましく「女」である珊瑚よりも、彼女を救ったくららが、はじめから「女」であることを
捨てているのに「母性的な存在」であるのが、とても印象に残りました。
1 コメント 36人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
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形式: 文庫
レシピ欲しいなぁ
出てくるメニューの美味しそうなこと。
レシピ本、欲しいんだが。
珊瑚は那美が言うように、いい加減になれない性格だなぁ。カフェ開くモチベーションについても、疲れた働き人が元気になるようなご飯なんて大義名分掲げてるけど、その実、幼少期の食への渇望による単なる執着心だったんじゃないかとか、いろいろ自己分析してたけど、確実に半径数百メートル以内?の人々を食で幸せにしてるんだから、気にしなくていいのに。美知恵の手紙読んで、傷つくだけじゃなくていちいち内省してしまう。
そういう時はウギャーバッキャーローって叫んで、手紙破り捨てて忘れちゃえばいいのに。最終的には、合わないってことも受け入れちゃうんでしょ。不器用なんだか、強いんだか。
毎回だけど、梨木香歩さんの書くものは、大樹のように優しく。
泰司とか、珊瑚の母保子とか、虐待する母親とかの話出てくるんだけど、無責任な人たちなんだけどさ、読んでて憎めないのは、梨木さんが、ハナからそういう人たちを否定するスタンスじゃなくて、だからって受け入れもしてないけど、見守るっていうのかな。眼差しが優しいから、読んでるこっちもいつの間にか同じ目線になってるってことなんだと思う。
ラスト、雪がおいちいねぇって言ったところ、宝石姫の口からこぼれた宝石なんて、まさしくまさしく、なん
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形式: 文庫
梨木香歩さんの本を読むと、染色がしたくなったり、糠床を作りたくなったりします。
今回はおかずケーキを作りたくなり、レシピを検索して楽しんでいます。

とは言え、お話し全体としては、「これで終わり?」という感じです。
パン屋のご夫婦がどうしてわざわざニュージーランドまで行かなければならないのか?
美知恵がストーカー紛いの手紙を投函した理由は?
母親が入信した理由や、後から連絡を取ってくるのは何故なのか?
雪の祖父母の関係はこれからどうなるの?
などなど・・・
小説の世界観と言う風呂敷を広げて、畳み切れずに色々と取りこぼしたまま「ちゃーちぇねぇ」で誤魔化されて終わってしまいました。

厳しい状況の主人公が、有り得ないほどトントン拍子にカフェを開業して成功するのは良いんです。
ファンタジーですから。
けれど、登場人物を、時に鬱陶しいほど掘り下げることが魅力の一つである(と思っている)梨木作品において、これらの取りこぼしは綻びになってしまいました。
是非、続巻を出して取りこぼしを拾い、なるほどこういう伏線だったのかとスッキリ納得させてください。
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