隠された日本 中国・関東 サンカの民と被差別の世界 (ちくま文庫) (日本語) 文庫 – 2014/4/9
五木 寛之
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
-
本の長さ295ページ
-
言語日本語
-
出版社筑摩書房
-
発売日2014/4/9
-
ISBN-104480431713
-
ISBN-13978-4480431714
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
1分以内にKindleで サンカの民と被差別の世界 ――隠された日本 中国・関東 (ちくま文庫) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「著者のことば」私は、隠された歴史のひだを見なければ、“日本人のこころ”を考えたことにはならないと思っています。今回は「家船」漁民という海の漂泊民から「サンカ」という山の漂泊民へ、そして、日本人とは何かという問題まで踏みこむことになりました。それは、これまでに体験したことのなかった新しいことを知り、自分自身も興奮させられる旅でした。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
五木/寛之
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊編他)で吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年に菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞し、ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊編他)で吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年に菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞し、ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2014/4/9)
- 発売日 : 2014/4/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 295ページ
- ISBN-10 : 4480431713
- ISBN-13 : 978-4480431714
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 96,411位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 30位人権問題
- - 320位直木賞受賞(51-75回)作家の本
- - 350位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
35 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年6月9日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
著者には同じくサンカを扱った「風の王国」という小説がありますが、ちょっとファンタジー色とサンカ礼讃のきらいがあり、それに比べ本作は自然体で綴られていていいですね。サンカを殊更学術的に語りすぎる本や政治利用など飛躍の過ぎる本が多い中、自己の体験記などを語り口調で綴るほうが逆に説得力を持って読めます。利田敏の「サンカの末裔を訪ねて」もおすすめです。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2014年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第1部は、家船やサンカを取り上げた漂白民について
定住しない民…と聞くと、砂漠や熱帯林の少数民族のイメージがありますが、少し前の日本でも家船(やぶね)やサンカとして、海や山を移動しながら暮らしていた人たちがいたことを知り、今では均一に見えてしまう日本も多様な生業があって営まれていたことに気づかされます。
第2部は、東京下町での被差別民について
関西では被差別部落の話を聞きますが、東京でも吉原遊郭の周りなど、被差別の民が力を合わせて生きていた。
特に興味深かったのは、皮革生産に携わる人たちが「エタ」と称されながらも、その穢れ業種に携わる特権を活かして、影の世界のドンとも称される「弾左衛門」と称される人も存在していたが、その特権が廃止されることで差別のみが残ったこと。
おそらく日本には古来から穢れや怨霊の信仰があり、生活の中で死に触れる=穢れを担当する「影」≒被差別の人々がいながらも、その特権や役割のバランスを維持して成り立ってきたが、現代になってそうした被差別が見えなくなった中で、「穢れ」の意識だけが残って、いじめやハラスメントにつながっているのではないか…そんなことを考えさせられました。
定住しない民…と聞くと、砂漠や熱帯林の少数民族のイメージがありますが、少し前の日本でも家船(やぶね)やサンカとして、海や山を移動しながら暮らしていた人たちがいたことを知り、今では均一に見えてしまう日本も多様な生業があって営まれていたことに気づかされます。
第2部は、東京下町での被差別民について
関西では被差別部落の話を聞きますが、東京でも吉原遊郭の周りなど、被差別の民が力を合わせて生きていた。
特に興味深かったのは、皮革生産に携わる人たちが「エタ」と称されながらも、その穢れ業種に携わる特権を活かして、影の世界のドンとも称される「弾左衛門」と称される人も存在していたが、その特権が廃止されることで差別のみが残ったこと。
おそらく日本には古来から穢れや怨霊の信仰があり、生活の中で死に触れる=穢れを担当する「影」≒被差別の人々がいながらも、その特権や役割のバランスを維持して成り立ってきたが、現代になってそうした被差別が見えなくなった中で、「穢れ」の意識だけが残って、いじめやハラスメントにつながっているのではないか…そんなことを考えさせられました。