この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
降りられない船- セウォル号沈没事故からみた韓国 単行本 – 2014/10/16
購入を強化する
2014年4月16日、韓国南西部沖合で旅客船・セウ ォル号が沈没。300名余りの犠牲者を出した衝撃の 事故から半年。経済的差別や安全問題、民営化と公 共性、悲劇の裏側に隠された災害資本主義の姿など 事故を通じてみえた韓国社会のゆがみを、韓国の辛 口評論家が鋭く切り込む。 著者について
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社クオン
- 発売日2014/10/16
- 寸法1.5 x 13.4 x 19 cm
- ISBN-104904855264
- ISBN-13978-4904855263
よく一緒に購入されている商品
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
出版社からのコメント
翻訳者;古川綾子 千葉県千葉市生まれ。神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学校教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞
著者について
ウ・ソックン 1968年ソウル生まれ。 1990年延世大学経済学科卒業 1996年フランスパリ第10大学 経済学(生態経済学)博士 現代環境研究員、金融経済建久所研究委員を経て国際連合枠組条約の政策分科議長、技術移転分科理事を最後に公職から退いた。現在は韓国生態経済研究会の会員、「緑色評論」編集諮問委員、市民運動グループ「我らが夢見る国」の共同代表を務めている。現在は新政治民主連合(旧民衆党) のシンクタンクである「民主政策研究院」の副院長。 著書としては、『病んだ子どもたちの世代』(2005)、『食べ物、国富論』(2005)、 『韓米FTA暴走を止めろ』(2006)、『まな板の上のごはん』(2007),『88マンウォン世代』(明石書店から『韓国ワーキングプア 88万ウォン世代―絶望の時代に向けた希望の経済学』として翻訳出版された)、『直線たちの韓国』(2008)、『田舎者の帝国主義』(2008)、『生態ペダゴジ-』(2009)、『革命はこのように静かに』(2009)、『文化で生きる』(2011)、『私とあなたの社会科学』(2011)、『一人前人生』(2012)、『不況10年』(2014)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウ/ソックン
1968年ソウル生まれ。1990年延世大学経済学科卒業。1996年フランスパリ第10大学生態経済学博士。現代環境研究員、金融経済研究所研究委員を経て国際連合枠組条約の政策分科議長、技術移転分科理事を最後に公職から退いた。現在は韓国生態経済研究会の会員であり、「緑色評論」編集諮問委員、市民運動グループ「我らが夢見る国」の共同代表を務めている
古川/綾子
千葉県千葉市生まれ。神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学校教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1968年ソウル生まれ。1990年延世大学経済学科卒業。1996年フランスパリ第10大学生態経済学博士。現代環境研究員、金融経済研究所研究委員を経て国際連合枠組条約の政策分科議長、技術移転分科理事を最後に公職から退いた。現在は韓国生態経済研究会の会員であり、「緑色評論」編集諮問委員、市民運動グループ「我らが夢見る国」の共同代表を務めている
古川/綾子
千葉県千葉市生まれ。神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学校教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : クオン; 初版 (2014/10/16)
- 発売日 : 2014/10/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4904855264
- ISBN-13 : 978-4904855263
- 寸法 : 1.5 x 13.4 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 363,344位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 82位韓国・北朝鮮の地理・地域研究
- - 13,467位社会学概論
- - 35,984位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.6
星5つ中の3.6
8 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年1月23日に日本でレビュー済み
隣国韓国で起きてしまった不幸なセウォル号沈没事故には胸を痛めた。そしてその報道を、大きな関心を持って注視していた。私が一番知りたかったのは、なぜ500人もの乗客を搭載する巨大フェリーの「船長」が、乗客の誰よりも先に船を捨てて逃げたのか、その一点につきる。そして結果的に300人近い人間が犠牲になった。
「船が沈む時、船長は一番最後に船を降りなければならない」これは世界の船乗りの「不文律」であり、殆どの近代国家において「船員法」として法制化もされているはずだ。日本でも世界のどんな国でも、軍艦や巨大タンカーから小さな漁船に至るまで、船員には船乗りとしての犯しがたいプライドがあり、さらに選ばれた船長には、自然に彼らの肉体や精神に刻み込まれているものだと思っていた。まして先進国の一員となった「誇り高い」大韓民国にあって、高い地位を与えられているはずの船長が、なぜ真っ先に船を降りたのか。
タイトルを読めば一目瞭然。この本の最大の見せ場は、それを解き明かすことにあったはずだ。実際、第二章に「船の指揮官は乗客を捨てた、なぜ?」と題された章がある。しかし! 残念なことに、何度読み返してもそこに理由は書いていない。「船長ー船主ー企業ー政府」という章にも見当たらない。この本のどこにもその重要な分析がされた箇所が見つからない。代わりにあるのは、経済学者で作家でもあるウ・ソックン氏の学識からひけらかされえる「自慢話」にも似た博学の数々。捏ね回して結論に至らない、不要な修辞に満ちた回りくどい文章。誰を批判しているのか、読者にわざと分からなくしたとしか思えない悪文ばかりをずーっと読まされる。
セウォル号沈没事故から語る韓国人論ではなく、原因を検証しそこから教訓を得るのが目的でもなく、まるでパク・クネ政権批判が目的だったのではないか、と勘ぐりたくなるほど焦点がボケている一冊。
「船が沈む時、船長は一番最後に船を降りなければならない」これは世界の船乗りの「不文律」であり、殆どの近代国家において「船員法」として法制化もされているはずだ。日本でも世界のどんな国でも、軍艦や巨大タンカーから小さな漁船に至るまで、船員には船乗りとしての犯しがたいプライドがあり、さらに選ばれた船長には、自然に彼らの肉体や精神に刻み込まれているものだと思っていた。まして先進国の一員となった「誇り高い」大韓民国にあって、高い地位を与えられているはずの船長が、なぜ真っ先に船を降りたのか。
タイトルを読めば一目瞭然。この本の最大の見せ場は、それを解き明かすことにあったはずだ。実際、第二章に「船の指揮官は乗客を捨てた、なぜ?」と題された章がある。しかし! 残念なことに、何度読み返してもそこに理由は書いていない。「船長ー船主ー企業ー政府」という章にも見当たらない。この本のどこにもその重要な分析がされた箇所が見つからない。代わりにあるのは、経済学者で作家でもあるウ・ソックン氏の学識からひけらかされえる「自慢話」にも似た博学の数々。捏ね回して結論に至らない、不要な修辞に満ちた回りくどい文章。誰を批判しているのか、読者にわざと分からなくしたとしか思えない悪文ばかりをずーっと読まされる。
セウォル号沈没事故から語る韓国人論ではなく、原因を検証しそこから教訓を得るのが目的でもなく、まるでパク・クネ政権批判が目的だったのではないか、と勘ぐりたくなるほど焦点がボケている一冊。
2014年10月16日に日本でレビュー済み
韓国の修学旅行の高校生たちが多数犠牲になったセウォル号沈没事故は、日本でも連日ワイドショーのトップで詳しく報じられたため、船長以下の船員たちが救助そつちのけで脱出したらしいこと、日本のフェリーに無理な改造を施し、貨物の積載などでもルール違反があったこと、救助体制も杜撰で、韓国国民が政権に対し怒っていることなどが印象づけられたが、情報が多い割にはテレビ報道を見ただけでは問題の全体像、導き出すべき教訓などについて、やや散漫な印象がぬぐえなかった。
この事件の背景に「安全規制の緩和」「非正規雇用労働の急増」といった、保守政権下における新自由主義的政策がもたらしている弊害があることは漠然とわかっていたが、事故から半年を経て日本で翻訳が緊急出版されたこのウ・クッソン著『降りられない船』(クオン)を読むことで、そうした構図を具体的かつ明快に知ることができたばかりでなく、こんどの事故が、例えば李明博前大統領が選挙公約に「南北をつなぐ大運河計画」を掲げたことにはじまった連鎖の帰結といった大きな構図の中にある根深いものであることも知ることができた。
深刻に受け止めざるを得ないのは、船長や船会社の経営者に対する糾弾などのワイドショー的な感情的対応は、かえって事故の再発防止など必要な措置や改革から目をそらす結果になっていると読み取れることだ。海洋警察の解体といった話しに溜飲を下げた人がいるのかもしれないが、経験を積んできた機関に必要な改革を施すのではなく、やめてしまうというのでは、新しい機関を立ち上げるエネルギーが余計に必要となり、ノウハウを継承することも難しくなる。大統領が謝罪し、大統領の下に今回のような事故に対応する新しい組織を作るというが、それは著者によれば、大統領がこうしたことに直接に責任を負わなくていい体制をとるということであり、危機対応能力を低下させる。
これだけ事故がおこれば、以前より安全になるような措置がとられつつあると想像しがちだが、冷静に現実を見ると、実際の政府の努力は「経営者から補償金をとりたてられるか」といった方面にばかり集中し、船舶の改造についての規制強化や、救命訓練の徹底した義務づけなどの安全規制強化は全然進んでいないという。著者は離島への船舶通行などは、経営のために安全を犠牲にする民の間船会社を補助金を出して維持するようなことではなく、その公営化を考えるべきという主張だが、そうしたことが手つかずにされたまま、審議はストップしているものの国会には「カジノ・クルージング推進法案」が提出されたままだそうだ。
そして、こうした問題は「対岸の火事」ではない。たとえば、わが国において福島の深刻な原発事故が起きたあと、徹底した国民議論が行われ、国民にとって納得のいく安全確保ができているのだろうか。そうしたことはなぜか横に置かれ、政府は経済の論理のみを優先し、実際には同じ危険性が放置されたまま「再稼働」が追求されることになってはいないか。マスメディアは、大きな力の作用によって、本質的な問題から目をそらすことに動員されてはいないか。
エコノミストであり、船好きであり、市民運動グループの共同代表である著者の語り口には、激しい怒りと悲しみが滲んでいるが、それと同時に、広い視野と専門知識を活かした明快な視野を与えてくれている。ソ連崩壊後、世界を席巻するようになった新自由主義的政策について立ち止まって再考するため、また、合理的な政策がどのように歪めらているのかを知ることで、韓国の事情を知るという以上に、よりよい社会を作るために普遍的な問題を考える手がかりになる本だ。多くの人に読んでほしい。
この事件の背景に「安全規制の緩和」「非正規雇用労働の急増」といった、保守政権下における新自由主義的政策がもたらしている弊害があることは漠然とわかっていたが、事故から半年を経て日本で翻訳が緊急出版されたこのウ・クッソン著『降りられない船』(クオン)を読むことで、そうした構図を具体的かつ明快に知ることができたばかりでなく、こんどの事故が、例えば李明博前大統領が選挙公約に「南北をつなぐ大運河計画」を掲げたことにはじまった連鎖の帰結といった大きな構図の中にある根深いものであることも知ることができた。
深刻に受け止めざるを得ないのは、船長や船会社の経営者に対する糾弾などのワイドショー的な感情的対応は、かえって事故の再発防止など必要な措置や改革から目をそらす結果になっていると読み取れることだ。海洋警察の解体といった話しに溜飲を下げた人がいるのかもしれないが、経験を積んできた機関に必要な改革を施すのではなく、やめてしまうというのでは、新しい機関を立ち上げるエネルギーが余計に必要となり、ノウハウを継承することも難しくなる。大統領が謝罪し、大統領の下に今回のような事故に対応する新しい組織を作るというが、それは著者によれば、大統領がこうしたことに直接に責任を負わなくていい体制をとるということであり、危機対応能力を低下させる。
これだけ事故がおこれば、以前より安全になるような措置がとられつつあると想像しがちだが、冷静に現実を見ると、実際の政府の努力は「経営者から補償金をとりたてられるか」といった方面にばかり集中し、船舶の改造についての規制強化や、救命訓練の徹底した義務づけなどの安全規制強化は全然進んでいないという。著者は離島への船舶通行などは、経営のために安全を犠牲にする民の間船会社を補助金を出して維持するようなことではなく、その公営化を考えるべきという主張だが、そうしたことが手つかずにされたまま、審議はストップしているものの国会には「カジノ・クルージング推進法案」が提出されたままだそうだ。
そして、こうした問題は「対岸の火事」ではない。たとえば、わが国において福島の深刻な原発事故が起きたあと、徹底した国民議論が行われ、国民にとって納得のいく安全確保ができているのだろうか。そうしたことはなぜか横に置かれ、政府は経済の論理のみを優先し、実際には同じ危険性が放置されたまま「再稼働」が追求されることになってはいないか。マスメディアは、大きな力の作用によって、本質的な問題から目をそらすことに動員されてはいないか。
エコノミストであり、船好きであり、市民運動グループの共同代表である著者の語り口には、激しい怒りと悲しみが滲んでいるが、それと同時に、広い視野と専門知識を活かした明快な視野を与えてくれている。ソ連崩壊後、世界を席巻するようになった新自由主義的政策について立ち止まって再考するため、また、合理的な政策がどのように歪めらているのかを知ることで、韓国の事情を知るという以上に、よりよい社会を作るために普遍的な問題を考える手がかりになる本だ。多くの人に読んでほしい。


