中扉の館の絵が渋い。収録されているのは「テンプテーション」と「闇月王」。
「テンプテーション」。おなじみの、のんきな若ぼんと苦労性の秘書もの。「ラッコがかわいそうじゃない
ですかっ」「ラッコ?」「犬の名前らしいぜ」のあたりのお得意のリズム、水道管の売り込みという設定、に
やにやする。かっこいい女が出てくるのも坂田作品のおたのしみ。
「闇月王」。ちょっと容姿端麗なのに(というか、さきの秘書さんと同一ね)(階段でポーズ決めてるとこ、
かっくいいのに)まぬけな精霊闇月王。マーガレット奥さんタイプのエディス。恋愛譚にもひねりがあってニ
ヤリとする。いい味のおばあさん精霊がすごく本物っぽい。さすがだなあ。
闇月王 (白泉社文庫) (日本語) 文庫 – 1999/9/1
坂田 靖子
(著)
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本の長さ223ページ
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言語日本語
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出版社白泉社
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発売日1999/9/1
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ISBN-104592883888
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ISBN-13978-4592883883
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