私はこの本を読んで、麻薬の薬効は別として、ありえない話ではなく逆にもっと悲惨な結末もありうると思いました。ロマンス小説を愛読する人には、ということなのでしょうか。
前作『禁じられた熱情』に続き登場人物の背景がハードです。L・M・ライスの真夜中シリーズよりも重いです。
心と身体に傷をもつ女性とハンサムな男性。これはまた、マヤ・バンクスの『ハイランドの略奪された乙女』を思い起こしました。あの作品にも賛否があるようですが。
リサは、悲惨な過去を経験し、物語のなかでも屈辱的な試練を負う女性です。
中東系の寡黙で冷めたミカが、情熱を秘めながらもリサを怯えさせないように根気よく慎重に接します。
ローラによるホット・シーンは健在で、互いの気持ちは深まっていきますが、ミカの立場により、今回の任務の決着がつけば関係は終わることをふたりとも認識しているところがせつないです。
不幸で地味な女性が、立ち上がり人生を自分のものにすべく懸命に努力する姿、そして完璧ハンサムな男性に情熱的に愛されることに、ロマンをすごく感じました。
今回はシリーズの登場人物がふんだんに出てきて、なかでもミカがジョーダンと腹の底を探ってけなし合う場面は、シリアスながら楽しいです。
ちょっと不満を言えば、前作同様、ヒロインが敵に捕らわれているとき、どうしても余計な強がりを吐いてさらに怒らせてしまうところに軽率さを感じてしまいました。
さらに、さんざん苦しめられてきた憎い敵には一発でしとめずいくらか苦しめればいいのに…とか思ってしまいます。
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闇の瞳に守られて (マグノリアロマンス LL-) 文庫 – 2010/9/9
- 本の長さ561ページ
- 言語日本語
- 出版社オークラ出版
- 発売日2010/9/9
- ISBN-104775515853
- ISBN-13978-4775515853
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
実の父親に醜いと言われつづけ、十代のときには父の仲間の手で誘拐されたリサ。二十六になったいま、そのときに負った心と体の傷が癒えずにひっそりと生きるリサは、現状を打開するために恋人をつくる決意をする。友人に紹介されたのは、ミカと名乗るSEAL隊員だ。夜の闇のようにどこまでも深く黒い瞳をした彼に、リサは惹かれずにはいられない。しかし、ミカがリサに近づいたのには、理由があった。オリオンという名の殺し屋に、リサが狙われているからだ。彼女の命の値段は二百万ドル。なぜ、リサは狙われるのか。そして、ミカはリサを守れるのか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
リー,ローラ
『ニューヨーク・タイムズ』および『USAトゥデイ』のベストセラー作家。ケンタッキー州在住
多田/桃子
神奈川県生まれ。明治大学農学部農学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『ニューヨーク・タイムズ』および『USAトゥデイ』のベストセラー作家。ケンタッキー州在住
多田/桃子
神奈川県生まれ。明治大学農学部農学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2012年6月5日に日本でレビュー済み
先にレビューされている方と同じく、やはりヒロインが経験してきた過去が悲惨過ぎて
大好きなローラ・リーの作品なのに「読み返したくない1冊」になってしまいました。
でも、主人公二人のロマンスと、ヒロイン強さ
(もう、味わってきた地獄を考えるとものすごい精神的な強さ!)を感じるのですが
やっぱ、可哀想過ぎて・・・もう一度読む気になれない。
なんか、変な感想なのですが、
あれほどの目に遭いながら生き抜いてがんばってきたヒロインなのに
「読み返したくない1冊」になってしまうなんて、やりきれないと思う。
でもやっぱり悲惨過ぎるなぁ。
大好きなローラ・リーの作品なのに「読み返したくない1冊」になってしまいました。
でも、主人公二人のロマンスと、ヒロイン強さ
(もう、味わってきた地獄を考えるとものすごい精神的な強さ!)を感じるのですが
やっぱ、可哀想過ぎて・・・もう一度読む気になれない。
なんか、変な感想なのですが、
あれほどの目に遭いながら生き抜いてがんばってきたヒロインなのに
「読み返したくない1冊」になってしまうなんて、やりきれないと思う。
でもやっぱり悲惨過ぎるなぁ。
2010年10月11日に日本でレビュー済み
エリート作戦部隊シリーズ二作目。前作のノア達も出ています。クールなユダヤ系ヒーロー、でも傷ついたヒロインには温かく、やさしく接しとても魅力がありました。二人の会話も熱く、官能シーンも引き込まれます。
・・・ですが、ヒロインの過去の設定は違和感がありすぎに思いました。一体何であそこまで悲惨にする必要があったのか、さっぱり理解出来ない。あらすじに父親が虐待〜と書いてあったのでそれなりに予想はしていましたがそれどころではないです。誘拐され、麻薬を打たれ主犯である父親同席のもと共犯に暴行され・・って昼のドラマ並みの凄まじい設定。
あまり過酷なシーンがあると本を閉じたくなりますが、逆に現実味のないありえなさなので読み進められました。
個人的な意見ですが、やはりヒロインの設定に無理があると思います。
誘拐され麻薬を打たれるだけでも十分ですよ・・。話自体は暗くはないので読めますが、ヒロインの悲惨すぎる設定がちぐはぐでお話全体がいかにも作りものめいて感じられるのが残念でした。
同じような題材を描くリサ・マリーライスよりパラノーマル系のラリッサ・イオーネに文章が似てる気がしました。
・・・ですが、ヒロインの過去の設定は違和感がありすぎに思いました。一体何であそこまで悲惨にする必要があったのか、さっぱり理解出来ない。あらすじに父親が虐待〜と書いてあったのでそれなりに予想はしていましたがそれどころではないです。誘拐され、麻薬を打たれ主犯である父親同席のもと共犯に暴行され・・って昼のドラマ並みの凄まじい設定。
あまり過酷なシーンがあると本を閉じたくなりますが、逆に現実味のないありえなさなので読み進められました。
個人的な意見ですが、やはりヒロインの設定に無理があると思います。
誘拐され麻薬を打たれるだけでも十分ですよ・・。話自体は暗くはないので読めますが、ヒロインの悲惨すぎる設定がちぐはぐでお話全体がいかにも作りものめいて感じられるのが残念でした。
同じような題材を描くリサ・マリーライスよりパラノーマル系のラリッサ・イオーネに文章が似てる気がしました。





