あらすじ等に書いてあるのでネタバレではないと思いますが、現実の世界ではなく
「探偵行為が禁止された世界」でのお話です。とはいえ現代日本がモデルとなっており、
序盤は実際の史実に近いような感じの展開から「分岐」した時には分かっていてもびっくりしました。
内容については作者らしい堅実なつくりのミステリだと思います。主人公が女子高生という事で
学生アリスシリーズのような青春小説的ニュアンスも少しあります。(以後微ネタバレあり)
タイトルになっている闇の喇叭(らっぱ)というのは徴兵制の隠喩なのかな?と感じました。
兵役から逃れる為に自らを傷つけて障害者になる事もあるとか…お隣の国のように徴兵制が
あったとしたら当然人格形成にも影響があるだろうし、あり得た未来についていろいろと考えさせられた。
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第164回芥川賞・直木賞 受賞作決定
芥川賞は宇佐見りん『推し、燃ゆ』。直木賞は西條奈加『心淋し川』。
ほか、候補作品や過去の受賞作など、 >芥川賞・直木賞特集はこちら
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