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闇の喇叭 (講談社文庫) 文庫 – 2014/7/15

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商品の説明

内容紹介

――平世21年。探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われている現代。少女・空閑純は、かつて名探偵として名を馳せた両親に育てられたが、母親はある事件を追う最中に行方不明となっていた。母の出身地である奧多岐野に父とともに移住し、帰りを待つ純だったが、そこで発見された身元不明の他殺死体が、父子の日常を破壊する! 存在意義を否定された探偵に謎が牙を剥くとき、新たな物語が動き出す!!

内容(「BOOK」データベースより)

私的探偵行為を禁止する法律が成立した平世21年の日本―。女子高校生の空閑純は、名探偵だった両親に育てられたが、母親はある事件を調査中、行方不明になる。母の故郷に父と移住し母の帰りを待つ純だったが、そこで発見された他殺死体が父娘を事件に巻き込む。探偵の存在意識を問う新シリーズ開幕!

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 336ページ
  • 出版社: 講談社 (2014/7/15)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062778785
  • ISBN-13: 978-4062778787
  • 発売日: 2014/7/15
  • 梱包サイズ: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8 10件のカスタマーレビュー
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トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
有栖川有栖の新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢。2010年にティーンエイジャー向けとして書かれたという。

舞台はここではない1945年ごろに分岐してしまったパラレルワールドの現代日本。冷戦の余波が残り複雑な国内外情勢、これに対応した極端に統制側に振れた(さらに振れつつある)国内の状況、とちょっとしたSFばりの設定だ。
市民の生活はいろいろと理不尽に縛られていて、私立探偵禁止法もそのひとつ、、、というところでミステリの世界へのとっかかりが繋がる。

主人公「ソラ」は地方の女子高校生。彼女の住む地域に「スパイ」と目される人物が侵入したとのうわさが流れ、さらに身元不明の死体が発見され、中央警察から敏腕捜査官が派遣され、そして隠遁生活を送ってきた「ソラ」の父親は・・・、という話。

犯罪にからむトリックやその背景の動機や事情などは、ある程度のロジックに固められてはいるが、おぉっと膝を打つほどのものではない(どちらかというと、わざとかもしれないが、大時代的な雰囲気を感じる)。次作以降も読んでみないとよくはわからないが、有栖川としては、(架空の)社会情勢の理不尽さや、それを受けての教育の在り方、そういう状況にあっての市民のふるまい方、などなどについて(現実の日本も踏まえ)チクチクと苦言を呈しつつ、ミステリ自体の面白さを登場人物に
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形式: Kindle版
有栖川有栖の大ファンなので、新シリーズということで期待して読んだのですが…。うーん。

物語の舞台は、戦争を分岐点に違う道を辿った架空の日本です(一種のパラレルワールド)。
北海道が独立国家になっていたり、探偵行為が違法とされていたり、etc…この架空の日本の設定はよく出来ていてさすが面白いです。

けれど、主人公を含めたメインキャラクター達に生きた人間らしい魅力をあまり感じられませんでした(まあこれは人それぞれの感じ方にもよるかもしれませんが)
女子高生を主人公に書くのはさすがに無理があったのでは?正直なところ、大学生が限度だなと感じました。

ミステリとしては、犯人は早い段階で検討がつくうえトリックははっきりいって稚拙…。あまりにも古臭く、種明かしされたところで「あっそう…で?」としか思えなかったです。
なぜ有栖川有栖が今更こんなトリックを採用したのか?が本作の一番の謎。
若者向けに書かれたものだからとか、この作品の肝はトリックじゃないからとか、理由は色々あるのかもしれませんが…とにかくこれでは物足りない。

ただしこれはシリーズの一作目で、謂わば序章だと思いますので、今後に期待したす。特殊な世界設定を存分に活かした「あっと驚く結末を待って」います。
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投稿者 大寺萌音 トップ50レビュアー 投稿日 2010/10/21
形式: 単行本
著者のミステリーを、ほとんで読んでいるが、本作を“新境地”というのはどうかとも思う。ただ、著者のこれまでの作品とはたしかに少々趣が違っている。
その違いとは、第1に、語り手として“有栖川有栖”が登場しないこと。第2に、設定が特殊。SFで言うパラレルワールドの日本が舞台である。第3は、設定と関係しているが、これまでの作品になかった政治的・歴史的状況が描かれている。
ただし、設定は単に“設定”だけなのではなく、ミステリ全体とかかわっている。
ヤングアダルト向けということで、メインの3人は高校生だが、内容としては大人でも十分に楽しめる作品。
結末を読む限り、続編がありそうである。

追記
著者は、本作で「探偵」の意義・意味を問いかけている。これはエラリー・クイーン氏が後期作品で問題としたこととかかわる。著者と同じくクイーン氏の影響が強い法月綸太郎氏も『ふたたび赤い悪夢』で同じことを問題としている。このことに興味をもたれた方には、クイーンの『九尾の猫』や「ライツヴィル」もの、法月氏の同作を読むことをお薦めしたい。
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形式: 単行本
有栖川有栖の新境地、
とまでは言わないが、
着想の転換は、これまでになかったように思う。
本格推理をベースにしながら、
新たな世界観を生み出していた。

もし、あの戦争の終結が、
ほんの少し違っていたら……。
そんな着想から、
物語は始まっている。
架空の日本が舞台なのだ。
原爆の開発が少し遅れ、
ソ連の参戦により、
敗戦後日本の北海道は、
ソ連の統治下となった。
つまり南北に分断されたのは、
朝鮮半島ではなく、
日本であったという未来。
東西冷戦により、
北は共産主義陣営の中で、
独裁色を強めた北朝鮮であり、
南もまた、自由主義陣営の割には、
国家統制が厳しく、
軍事政権時代の韓国のようだった。

その日本のとある町。
この国では推理小説も、
探偵業もまた禁じられている。
真実が暴かれる、その可能性のあるものは、
すべて許されていないのだ。

主人公の少女は、
探偵を生業とする両親に育てられていた。
しかし、母は行方不明となり、
法律が変わり、<
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