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発売元 くまねこ堂
コンディション: 中古品: 良い
コメント: 2013年9月15日発行、帯付きです。古本としては比較的きれいです、よろしくお願いいたします。★amazon配送センターから迅速に発送されます。
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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) 文庫 – 2013/9/5

5つ星のうち 4.4 19件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男。戸惑うダニエルと弟子たちに治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には詩人志望の少年の辿った恐るべき運命が……解剖学が最先端であり偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちが可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む、本格ミステリ大賞受賞作。前日譚を描く短篇「チャーリーの災難」と解剖ソングの楽譜を併録。解説/有栖川有栖

出版社からのコメント

『死の泉』の衝撃から14年―― 家族や芸術、歴史、幻想味といったテーマは『死の泉』同様通底しているが、さらにそこにユーモアやキャラクター性、ミステリ・ガジェットが加わり、著者の新たな代表作に仕上がっている。 --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

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登録情報

  • 文庫: 523ページ
  • 出版社: 早川書房 (2013/9/5)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4150311293
  • ISBN-13: 978-4150311292
  • 発売日: 2013/9/5
  • 商品パッケージの寸法: 16.4 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4 19件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 91,615位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップカスタマーレビュー

投稿者 トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2012/6/18
形式: 単行本
本作品は、出版社が主催する2011年発表作品のミステリランキングでも上位に挙げられるとともに、本格ミステリ大賞を受賞した評価の高い作品。
遅ればせながら読んでみました。

著者の作品に接するのは初めてでしたが、直木賞作家として記憶にとどめており、でも、受賞したのは、随分前だったよな−−と、プロフィールを調べてみると、1929年生まれ。
もう80歳を越えているのですね。
そんな歳を全く感じさせない、意欲作と言えます。

舞台は18世紀のロンドン。
解剖室で次々と発見される謎の死体−−という、猟奇的な内容で幕を開けます。
冒頭10数ページは、多くの人物が一度に登場してくるので、登場人物一覧を参照しながらになり、ちょっと読みづらいかもしれません。
でも、そこを乗り越えると、あとは著者の思うツボ。
死体を巡る捜査の章の合間に挟まれる、詩人を夢見て片田舎からロンドンに出てきた少年、ネイサン・カレンの運命の行く末に、惹き込まれていってしまいました。

本書が「本格ミステリ」としての本領を発揮するのは、物語も半ば、盲目の判事、ジョン・フィールディングの推理が展開していくところから。
深い洞察力をもとに導き出される仮説は、説得力があるものの、新証言や新事実にあ
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形式: 単行本 Amazonで購入
解剖教室の「ルパートの王子の暖炉」なる仕掛けの物体から想定外の死体が出現。
その導入部に、何とな〜くエラリー・クイーン『フランス白粉』や『ギリシャ棺』的な雰囲気を感じ……

場面切り替わり、古語を操る天才少年:ネイサンが登場、新たに発見された十五世紀の詩編を携え、ティンダル書店の扉をくぐり……
折り丁、仮り綴じ、高価な製本装丁 といった当時の出版事情も興味深く。

はじめ、並行して語られていた両者が、1点に重なり……

四肢切断遺体で発見された少年。
関係者(人一倍頭の切れる美青年と、その連れ)によって、何重にも巧妙に重ねられるフェイクとミスリード。
「なぜ? …何のために??」
読み進むうち、その謎のベールが1枚剥がれたと思いきや、下から現れるのは「次なるフェイク」。

そんな「虚言と捏造のミルフィーユ」状態な事件に、終始真摯に・どこまでも忍耐強く取り組み続けた
盲目の慧眼判事と、正直者の外科医。
↑ 冷静でクレバーなこの年長者二人の功績は大きい☆☆ と映った。

ちょっと“ブラウン神父とワトソン先生がコンビになったような感じ”??
若造たちがさかんに裏工作に走ってる事件に、信頼感と落ち着きを醸し……<
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形式: 単行本
この人の作品を初めて読んだのは「聖女の島」で、頭をガンと殴られたような衝撃を受けた。
以降、皆川ファンを自認している自分だが、今作は特に面白かった。

18世紀ロンドンの解剖学や裁判制度など、一般の日本人はろくに知らないような世界を舞台にしながら、決して説明的ではなく、ユーモアあふれる登場人物の言動で自然に物語世界に惹きこんでいく。次々と湧いていく謎、そして時代背景を見事に生かした後半の展開、爽やかなラスト。

このたびこれが第12回本格ミステリ大賞に選ばれたと聞いたが、それも納得できる極上のミステリだ。

未読の方はぜひ読んでほしい。
そして、この作者を知らなかったというアナタ。
皆川博子がこの作品を出版したとき、80歳を超えていたという事実を知れば、きっとこのレビューのタイトルと同じように思うこと間違いなしだ。
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形式: 単行本
18世紀末、未だ解剖学が軽んじられていたロンドンを舞台に、ある熱心かつ優秀な解剖医とその弟子達が遭遇した事件を、ある天才少年詩人の運命と重ね合わせて描いた作品。作者のミステリーと言うと、幻想小説味あるいはM.ミラー風のサイコ・サスペンス味の濃いものが多いのだが、本作は綿密な時代考証の下で全編明るいタッチで描かれている。冒頭、解剖台の令嬢の死体が突如として両手両足切断された少年の死体に入れ替わっていたり、更に、顔面を潰された別の死体が忽然と現われたりとカーやタルボットを思わせる滑り出しだが、この謎をミステリー的に追求する(捻った解決を提供する)意図はなかった様である。

どちらかと言えば、当時のロンドンの雰囲気を背景とした時代風俗小説の要素を強く感じた。その中で、特に「善意」を描きたかったのだと思う。そう、最初から最後まで人間の「善意」を描いた作品なのである。ミステリー的要素は単なる遊びであるし、作者の余裕でもあるのだろう。解剖医を初めとし、その弟子達、探偵役を務める判事及びその助手を務める姪(!)等、キャラクター設定も良く出来ている。いつもの濃密さこそ感じられないものの、安心して読み進めれば、安心した結末が待っているという、楽しい一時を過ごせる一級の娯楽作品に仕上がっていると思う。
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