GDPという指標が限界に近づいている、という議論を聞くようになった。
SDGsのような、環境や人を包摂的に考える枠組みが注目されるようになった。
この書籍で提唱される「鎌倉資本主義」はまさにそういった時流とマッチした考え方だ。
経済、社会、環境。否定しないブレストによる横軸のアイデアの尊重。
鎌倉という、ブランドが確立された都市なればこそ成立する部分が少なからずあるように感じたが、島根県や北海道の下川町でも同様の取り組みがひろがっているとのこと。
そういったブランド力に頼ることのできない地域でこの活動がどう花開くのか、ぜひ見てみたい。
鎌倉資本主義 (日本語) 単行本 – 2018/11/30
柳澤 大輔
(著)
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本の長さ184ページ
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言語日本語
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出版社プレジデント社
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発売日2018/11/30
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ISBN-104833423049
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ISBN-13978-4833423045
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
給料をサイコロで決めている上場企業が考えた新しい「幸せの指標」。
著者について
柳澤大輔
Daisuke Yanasawa
面白法人カヤック代表取締役CEO。
1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、学生時代の友人と面白法人カヤックを設立。2014年に東証マザーズに上場。鎌倉に本社を構え、ゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイトなど、オリジナリティのあるコンテンツを数多く発信してきた。ユニークな人事制度、斬新なワークスタイルを導入し、「面白法人」というキャッチコピーの名のもと新しい会社のスタイルに挑戦中。2013年、鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者とともに地域団体「カマコン」を立ち上げ、地域コミュニティの活性化に「ジブンゴト」として取り組むための場を支援している。2017年10月に建長寺で「鎌倉資本主義を考える日」を開催。地域に根ざした新しい経済活動のモデルづくりに「ライフワーク」として取り組んでいる。
Daisuke Yanasawa
面白法人カヤック代表取締役CEO。
1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、学生時代の友人と面白法人カヤックを設立。2014年に東証マザーズに上場。鎌倉に本社を構え、ゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイトなど、オリジナリティのあるコンテンツを数多く発信してきた。ユニークな人事制度、斬新なワークスタイルを導入し、「面白法人」というキャッチコピーの名のもと新しい会社のスタイルに挑戦中。2013年、鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者とともに地域団体「カマコン」を立ち上げ、地域コミュニティの活性化に「ジブンゴト」として取り組むための場を支援している。2017年10月に建長寺で「鎌倉資本主義を考える日」を開催。地域に根ざした新しい経済活動のモデルづくりに「ライフワーク」として取り組んでいる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
柳澤/大輔
面白法人カヤック代表取締役CEO。1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、学生時代の友人とともに面白法人カヤックを設立。2014年に東証マザーズに上場。鎌倉に本社を構え、ゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイトなど、オリジナリティのあるコンテンツを数多く発信してきた。ユニークな人事制度、斬新なワークスタイルを導入し、新しい会社のスタイルに挑戦中。2013年、鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者とともに地域団体「カマコン」を立ち上げ、地域コミュニティの活性化に取り組むための場を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
面白法人カヤック代表取締役CEO。1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、学生時代の友人とともに面白法人カヤックを設立。2014年に東証マザーズに上場。鎌倉に本社を構え、ゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイトなど、オリジナリティのあるコンテンツを数多く発信してきた。ユニークな人事制度、斬新なワークスタイルを導入し、新しい会社のスタイルに挑戦中。2013年、鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者とともに地域団体「カマコン」を立ち上げ、地域コミュニティの活性化に取り組むための場を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2018/11/30)
- 発売日 : 2018/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 184ページ
- ISBN-10 : 4833423049
- ISBN-13 : 978-4833423045
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,062位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の資本主義によって起こされる「経済格差」などにもやもやしている人は読んで損はなし!活字慣れていないなっていう人でもわかりやすい文章ですごい読みやすかったです☺
ここの企業さんの面白いアイデアや施策などにも触れられる本だとも思いました。ですが、非常に主観的な話が多かったように感じたので、個人的にはこれを論理的に根拠づけてくれるような本も読んでみたくなったりしました。☺✨いずれにしろめっちゃ好きな本の一つです!
ここの企業さんの面白いアイデアや施策などにも触れられる本だとも思いました。ですが、非常に主観的な話が多かったように感じたので、個人的にはこれを論理的に根拠づけてくれるような本も読んでみたくなったりしました。☺✨いずれにしろめっちゃ好きな本の一つです!
2020年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
共感。憧れも感じます。ライフスタイルとして。自分にもできるのか?
2019年1月5日に日本でレビュー済み
タイトルに惹かれて、手に取りました。面白法人?検索して製作物を見ると軽そうなノリ、色モノIT企業か…「地方拠点で楽しんで働いてる僕たち」的な話かな?と訝りつつ読んでみました。
とんでもない、素晴らしい本でした。面白法人カヤックという企業の本ではなく、地域コミュニティの活性化と拡大について書かれて本です。カヤック自体のコア事業については全く触れられていません。
ですが、全編通してカヤックっぽい面白フィルターがかかっている。「鎌倉が上手く回っていますよ」的な本なら、関わる内の誰が書いてもよいでしょうが、この内容なら著者がカヤックの柳澤氏である意味があります。
地方創生については各自治体で様々な取り組みが試されていますが、行政・民間・NPOの連携無くしては回りません。その民間について、鎌倉に拠点を置くカヤックが街にキッカケとなる行動を起こして活性化に一役買っている事例が多数紹介されています。
また、鎌倉資本主義とは地域(経済・社会・環境)資本を軸に考えられています。著者である柳澤氏率いるカヤックの行動指針、「何をするか・誰とするか・どこでするか」から来ているものです。
地方創生の1つの答えがここにあります。そしてその答えに貢献しているのが、ただ「鎌倉が割と好き」な企業というのがまた…受け入れる鎌倉という街の懐の深さも素晴らしい。
地方は地元住民やUターンの人達だけで盛り上げようと、変にこだわって失敗する事が多い。地元の人でなくとも、街は活性化できるんです。それを黙って実践している。
また、内容はもちろん、仕掛けとして完璧な本です。私は本を読む時カバーを外しますが、稀に外した方が美しい本があります。そういう本は概ね中身も良い。編集・装丁・著者の思いが乗っているのでしょう。(本屋さんで買って、書店のカバーをつけて読む人に知られないのはあまりに惜しい。)
私のいくつかのレビューでは文字数と本の価格について書いています。この本は173Pと本文は短いですが、内容はよく練られており充分すぎる価値があります。
本書を読んだ後、きっと幾らかの人は「面白法人カヤック」や、鎌倉の「まちの社員食堂」に興味を持つでしょう。
その興味へのチケット、この本の最後に付いています。是非購入をオススメします。
久しぶりに気持ちの良い、素敵な本に出会いました。
とんでもない、素晴らしい本でした。面白法人カヤックという企業の本ではなく、地域コミュニティの活性化と拡大について書かれて本です。カヤック自体のコア事業については全く触れられていません。
ですが、全編通してカヤックっぽい面白フィルターがかかっている。「鎌倉が上手く回っていますよ」的な本なら、関わる内の誰が書いてもよいでしょうが、この内容なら著者がカヤックの柳澤氏である意味があります。
地方創生については各自治体で様々な取り組みが試されていますが、行政・民間・NPOの連携無くしては回りません。その民間について、鎌倉に拠点を置くカヤックが街にキッカケとなる行動を起こして活性化に一役買っている事例が多数紹介されています。
また、鎌倉資本主義とは地域(経済・社会・環境)資本を軸に考えられています。著者である柳澤氏率いるカヤックの行動指針、「何をするか・誰とするか・どこでするか」から来ているものです。
地方創生の1つの答えがここにあります。そしてその答えに貢献しているのが、ただ「鎌倉が割と好き」な企業というのがまた…受け入れる鎌倉という街の懐の深さも素晴らしい。
地方は地元住民やUターンの人達だけで盛り上げようと、変にこだわって失敗する事が多い。地元の人でなくとも、街は活性化できるんです。それを黙って実践している。
また、内容はもちろん、仕掛けとして完璧な本です。私は本を読む時カバーを外しますが、稀に外した方が美しい本があります。そういう本は概ね中身も良い。編集・装丁・著者の思いが乗っているのでしょう。(本屋さんで買って、書店のカバーをつけて読む人に知られないのはあまりに惜しい。)
私のいくつかのレビューでは文字数と本の価格について書いています。この本は173Pと本文は短いですが、内容はよく練られており充分すぎる価値があります。
本書を読んだ後、きっと幾らかの人は「面白法人カヤック」や、鎌倉の「まちの社員食堂」に興味を持つでしょう。
その興味へのチケット、この本の最後に付いています。是非購入をオススメします。
久しぶりに気持ちの良い、素敵な本に出会いました。
2018年12月1日に日本でレビュー済み
するすると読めるのだけれど、とても大切なことが詰まった本だ。「鎌倉資本主義」は、従来の経済資本(財源や生産性)に加えて、関係資本(人のつながり)と環境資本(自然や文化)を増やしていくことを目指している。
現在、鎌倉では「まちの○○」としてまちの人事部、まちの社員食堂、まちの保育園などが動き出していて、3つの資本を豊かにする取り組みがはじまっている。
興味深いのは、こうした動きを始めるまでのプロセスだ。
ひとつは著者の柳澤さんが設立した面白法人カヤックの成り立ち。面白く働くことが最優先で、「何をするか」より「誰とするか」を優先したという。その後、「どこでするか」ということが面白く働くことにとても重要だと気づく。もちろん会社は「何をするか」が大事なのだけれど、「誰とするか」や「どこでするか」でパフォーマンスが大きく変わる。
もうひとつは、有名なカマコンというブレストのやり方。とにかくポジティブに、どんどんアイデアを出していくのだが、問題解決において「なぜ」を繰り返して掘り下げていく「縦の思考」と比べて、いわば「横の思考」で、かつジブンゴトであることが、とてもパワフルに難しい課題を動かしていく。
鎌倉資本主義は、このふたつが相似形のように埋め込まれている。関係資本と環境資本は、「誰とするか」と「どこでするか」を表し、「まちの○○」はカマコンがOSのように埋め込まれている。だから、とても面白そうなのだ。
これからカマコンが全国に広がったように、この動きに乗っかる地域が増えていくと思う。
現在、鎌倉では「まちの○○」としてまちの人事部、まちの社員食堂、まちの保育園などが動き出していて、3つの資本を豊かにする取り組みがはじまっている。
興味深いのは、こうした動きを始めるまでのプロセスだ。
ひとつは著者の柳澤さんが設立した面白法人カヤックの成り立ち。面白く働くことが最優先で、「何をするか」より「誰とするか」を優先したという。その後、「どこでするか」ということが面白く働くことにとても重要だと気づく。もちろん会社は「何をするか」が大事なのだけれど、「誰とするか」や「どこでするか」でパフォーマンスが大きく変わる。
もうひとつは、有名なカマコンというブレストのやり方。とにかくポジティブに、どんどんアイデアを出していくのだが、問題解決において「なぜ」を繰り返して掘り下げていく「縦の思考」と比べて、いわば「横の思考」で、かつジブンゴトであることが、とてもパワフルに難しい課題を動かしていく。
鎌倉資本主義は、このふたつが相似形のように埋め込まれている。関係資本と環境資本は、「誰とするか」と「どこでするか」を表し、「まちの○○」はカマコンがOSのように埋め込まれている。だから、とても面白そうなのだ。
これからカマコンが全国に広がったように、この動きに乗っかる地域が増えていくと思う。