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鍵のない夢を見る (文春文庫) 文庫 – 2015/7/10

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商品の説明

受賞歴

第147回直木賞受賞 --このテキストは、ハードカバー版に関連付けられています。

内容紹介

直木賞受賞! 私たちの心の奥底を静かに覗く傑作集

どこにでもある町に住む、盗癖のあるよそ者の女、婚期を逃した女の焦り、育児に悩む若い母親……彼女たちの疲れた心を待つ落とし穴。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 269ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2015/7/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4167903989
  • ISBN-13: 978-4167903985
  • 発売日: 2015/7/10
  • 商品パッケージの寸法: 15.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5 62件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 52,013位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
様々な事件に巻き込まれ、あるいは自ら起こして、堕ちていく女たち。その様子がもう、イタくてイタくて…そして哀しくて。
自分には関係なさそうな、新聞記事の上での事件に『なぜその時被害者はこんな行動をとったの?』『なぜこの人はこんな事件を起こしたの?』と感じる事は多いですが、この短編集の中ではなぜか、その自分には関係なさそうな、そして理解しがたい事件の背景にある女たちの心情を理解して共感もしつつ、引き込まれてしまう。

面白い!です。
ただし読後感が良いとは言えないので、それなりに体力気力がある時に読む事をお勧めしたいです。
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投稿者 Edgeworth-Kuiper Belt 殿堂入りレビュアートップ10レビュアー 投稿日 2015/9/8
形式: 文庫 Amazonで購入
第147回直木賞受賞作品ということで手に取った。
5つの短編によって構成されている。

ストーリーはどれもよく練られている。
主人公の心理描写がきめ細かく、
ちょっとしたハラハラ感も味わえる。
安定した力量で書かれており、上手いと思う。

ただ、どれも犯罪に関するものということもあり、
作品自体の質は良いものの、
読後感はあまりよくなかった。
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形式: 文庫 Amazonで購入
何気ない心象風景を逃さず、さりげなく表現できるのは一貫した辻村氏の才能だろう。
辻村氏の作品には登場人物のキャラ設定や心の機微の変遷に
強烈ではないがゆえの確固としたリアリティがある。
文章も表現力が豊かで読みやすく、作家の自己満足に浸っていない。
あとがきにあるように本作品で青春小説から見事に飛躍したといってもよい。
しかし、まだまだ作品のテーマが狭く、今後の新境地に期待したい。
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形式: Kindle版 Amazonで購入
 読後感が…とか、辻村さんらしくない…とか、高い評価を得られていないですが、私としては非常に面白い短編集でした。
 一番面白かったのは「芹葉大学の夢と殺人」。
 見た目に惹かれて、離れたくても離れられない。諦めたくても諦められない。恋愛ってそういう、愚かなものだと思いました。
 でも主人公には、彼を警察に突き出し、罪を償わせ、それでも待って、最後は迎えに行く、をして欲しかったなぁ。…まぁ、それだと小説にはならないか(苦笑)
 先が気になって一気に読めますし、よかったら一読を。
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投稿者 団塊シニア トップ1000レビュアー 投稿日 2015/8/10
形式: 文庫 Amazonで購入
女性が人との関わる様々な場面において不安、孤独、寂しさが忍び寄る
作品である、犯罪がらみの内容だけに怖さもあるが魅力ある短編である。
「君本家の誘拐」での主人公良枝と理紗の会話のなかで理紗「謝らない
んだ」良枝「え?」良枝「心配かけてごめんねって謝るかと思った」の「くだり
等は心の動きをよくとらえており印象に残ったフレーズである。
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投稿者 Amazon Customer トップ1000レビュアー 投稿日 2016/12/29
形式: 文庫
第一話の「仁志野町の泥棒」がよかったです。
あとは、いかにも直木賞的というか、考えさせられる深い作品というよりは、さくさく読めるドラマの台本みたいな。。

五話目がリアル。
妊活中はすんなり妊娠できた友人に嫉妬し、ようやく妊娠できたらマタニティハイでウカれ、いざ生まれたら子供の夜泣きに睡眠を奪われ、世の中で自分が一番しんどい思いをしているんだと思い込む。子供と自分だけの時間(夫もいるけど)に窒息しそうになり、完璧な母でいようと自分を追い込み、パニックに堕ちていく。周りが見えなくなって、精神的に視野のせまーくなった女性の日常がねっとりと描かれていた。
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形式: ハードカバー
 人の感情の細かい襞をすくいあげるような感じで丁寧に描かれた文章で、どれもありふれた事件なのですが読みごたえはあります。特にこの短編集では、男の人の描き方が非常に上手いなあという印象を受けました。主人公と深くかかわることになる男たちが皆、ある種の不快感をこちらに与えてくるのですが、それが妙に現実味があるというか、こういう人いるよねっていう絶妙な気持ち悪さなのです。ドラマや映画に出てくるようなものすごい悪人とか変な人っていうわけじゃなくて、些細な事でああこのひといやだな…ってふとした瞬間に感じてそれが積み重なった挙句に決定的に嫌いになってしまうタイプの人種とでもいいましょうか。
 女の子が憧れるような素敵な王子様は出てきません。それ故に現実のむなしさを突き付けられて哀しくもなってしまうのですが、この本のテーマとしては成功してるのかもしれません。女たちのどうしようもない閉塞感。しかし読み終わった後もやっとする…。
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