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錯覚の科学 単行本 – 2011/2/4

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商品の説明

内容紹介

★最先端科学実験が明らかにした衝撃の事実
あなたの「記憶」は、「思い込み」と「錯覚」でできている――12年前、著者たちはハーバード大学の学生を集めてある実験を行った。バスケの試合のビデオを被験者に見せ、片方のチームがパスを通した回数を数えさせるというもの。ごく簡単な実験に見えるが、じつは仕掛けがあった。試合中、ゴリラの着ぐるみを着た学生がコートに乱入し、カメラに向かって胸を叩くポーズまでしてみせたのだ。ところが、被験者の約半分はゴリラにまったく気づかなかった。そればかりか、実験後に同じ映像を被験者に見せると、「ビデオがすり替えられた」と実験者を批判する者まであらわれたという。
この実験は、ヒトの注意力がいかにあてにならないかを示してみせた。これを著者は「注意力の錯覚」と呼ぶ。実験結果は認知科学の学術専門誌『Perception』に掲載されて反響を呼び、現在も多数の論文に引用されている。
クリストファー・チャブリス&ダニエル・シモンズ著の「錯覚の科学 あなたの脳が大ウソをつく」では、この他に「記憶の錯覚」「理解の錯覚」「自信の錯覚」「理由の錯覚」「隠れた才能の錯覚」という合計6つの心理的錯覚が紹介され、具体的な事件、実験から、人間の認知のメカニズムの陥穽が明らかにされる。
「記憶の錯覚」とは、他人の印象深い体験談を別の人に話しているうち、あたかも自分が体験したことのように思いこんでしまうケース。たとえばヒラリー・クリントンは08年大統領選の時、「ボスニア紛争の際、ヘリで着陸した途端、狙撃兵の銃火を浴びた」という体験談を披露した。だが、ワシントンポストが実際の着陸映像を検証すると、ヒラリーは観衆に手を振りながら安全にホテルまで移動していた。「ウソつき」と指弾されたヒラリーは、一挙に劣勢となった。
 じつは人間は過去の体験を思い出すとき、その体験をリプレイしながら記憶を取り出している。このメカニズムのため、他人の印象深い体験談を思い出すときも、同じプロセスを経て記憶が再生されてしまう。その過程でミスが生じ、あたかも自分の体験であるかのように思い込んでしまうのである。ウソをついたのはヒラリーではなく、ヒラリーの記憶なのである。
ほかにも、レイプ事件の被害者が全く別人を“犯人”と特定したために起きた冤罪事件や、「モーツァルトを聞くと頭が良くなる」という錯覚を暴く実験など、興味深いケースが豊富に盛り込まれている。
徹底的なデータ収集と科学的分析を旨とし、しかも難解な表現は一切なくわかりやすい本です。

内容(「BOOK」データベースより)

サブリミナル効果などというものは存在しない。いくらモーツァルトを聴いても、あなたの頭は良くならない。レイプ被害者は、なぜ別人を監獄送りにしたのか?脳トレを続けても、ボケは防止できない。「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、目では船が見えていたのに、脳が船を見ていなかった。徹底的な追試実験が、脳科学の通説を覆す。

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登録情報

  • 単行本: 368ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/2/4)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4163736700
  • ISBN-13: 978-4163736709
  • 発売日: 2011/2/4
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4 44件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 25,380位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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形式: 単行本 Amazonで購入
 人間の脳には限界がある。後から考えれば明らかな詐欺にひっかかってしまったり、論理的に考えれば間違っている言説を信じてしまったり。これは頭にいいよとか、ボケ防止になるよといった話に飛びついたり。僕たちは、本当かどうかよりもわかりやすい話に飛びつく傾向があるらしい。こうした現象はすべて脳の認知力に限界があるからだ。本書の原題である「見えないゴリラ」も人間の注意力には限界があることを示している(この本を読んでからビデオを見るとゴリラに気付いてしまうのが残念)。ぼくたちは間違いやすくできているのだ。これは社会が急速に複雑になったのに対して脳の進化がついていってないのかもしれない。本書を読むいちばんの意義は、このぼくたちの脳には限界があるということを知ることだ。それによって、ぼくたちは謙虚になれるだろうし、だまされにくくもなる。逆に、人をだましたり、セールスに応用したりといったことも上手くなるかもしれない。平易な文章で書かれ、ときにユーモラスであるけれど、とても奥の深い本である。

 本書をとくに読んでほしいのは裁判に関わる人だ。目撃証言や自白さえもきわめてあてにならないということは肝に銘じてほしい。物的証拠が何一つない裁判は、たとえ被告が自白していようとも行うべきではないと思う。真犯人を見逃すよりも冤罪を生み出さないことの方が重要だから。
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投稿者 善良なる人畜無害のクマ #1殿堂トップ10レビュアー 投稿日 2014/10/27
形式: 文庫 Amazonで購入
ある実験結果から、人は一人で判断を下すより複数の同じ意見や考え方を持つ人間同士が
グループを形成した瞬間、約10%ほど自信度がアップするという数字が得られた。
結果そのものは変わらないのに、自信だけが独り歩きして、進むべき方向を見誤ってしまう
可能性が高くなるので注意しなければならないという警鐘とも受け取れる記述だった。

何かの原因を推理するとき、自分の都合のいいように解釈してしまうのは大きな問題で、
例えば、「モーツァルト効果」や「人は脳を10%しか使っていない」とか「第六感の持つ潜在能力」
などという迷信が現在もなお生き続けている原因として、不可思議な現象や神秘的な実験結果
などに対する、人の「信じたい!」という強い願望が表れていると判断してもよいのではないか?

錯覚の影響を減らしてくれる三つの方法として、
1、日常的な錯覚の働きについて知ること。
2、自分の認知能力をトレーニングで鍛えること。
3、機械による判断が自分の判断より正しい場合があることを知ること。
注意力の錯覚を自覚することによって、暮らし方を変えて、それらの錯覚に引きずられることを
防ぐのは、実生活に置き換えても十分実践可能な事だと私も思います。特に体を適度に
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形式: 単行本
本書は、世の中で起きている様々な問題の原因の一つとして、ヒトが生来持っている「錯覚」に焦点をあて、
どんな「錯覚」がどんな問題を引き起こすかを解説しています。

本書で取り扱っている錯覚は以下のとおりです(章立てとおり)。

・注意の錯覚:見えているのに見ていない。注視しているもの以外は、視野に入っていても見えない、脳が認識しない。
・記憶の錯覚:記憶は案外いい加減なものである。他人の記憶でも自身の記憶にしてしまうことがある。
・自信の錯覚:実力のないヒトほど自身の実力を過信する。自信満々なヒトを信じやすい。
・知識の錯覚:自身の持っている知識を過大評価しやすい。専門家も自身の専門分野ですらその傾向がある。
・原因の錯覚:パターンを求めたがる。相関関係を因果関係に飛躍させたがる。時系列の前後関係のある物語を好む。
・可能性の錯覚:自身の潜在能力を簡単に向上できると思いやすい。その手の商品につられやすい。

そのうえで、これらに共通することとして以下を挙げています。

・自身の能力や可能性を過大評価させる。
・自身が簡単にできることを、上手くできることと混同しやすい。

そして、これらの錯覚の影響を減らしてくれ「そう
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形式: 単行本 Amazonで購入
マスコミがレアケースに飛びつくのは世の常だが、統計的に
(実験的に)否定されていることをしつこく報道し続けること
への懸念を本書でも論じている。
参考文献も多く370ページの大著だが、飽きることなく読めた。
心理学〜科学的読み物としても面白かったです。

運転中のケータイがなぜ危ないか、見る意思が無いとあっても
見えない事など、仕事ではリスクマネジメント研修のネタにも
使いたいと思える内容でした。
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