宗教国家島根に舞台を移し、奇怪な力を操る呪術者との戦いという1巻からは予想もつかないオカルト方向に舵を切ってきた2巻。
『ONE PIECE』に突然悪魔の実の能力者とかでもない「魔法使い」が登場したようなもので、ここまで毛色の違う要素をぶち込まれたら作品世界の軸だと思っていた『錆/キノコ』も揺らいでしまうのではと思ったんですが、種明かしをされるとなるほどと納得。
『錆』の起源へ至る技術として「真言」という新設定を見事に取り込んでくれました
そして、舞台が変わり新要素が追加されても、変わらず貫かれているのはこの世界に生きるものたちの生命力と溢れんばかりのビスコとミロの愛。
作中繰り返し、敵からも「神」と称される二人ですが、なるほどたしかにこの二人の生き様には神話に夢を見るような原初的な憧憬を禁じ得ません。
願わくば最後までこの神話を眺めていたい、そう思わせてくれる2巻でした。
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