宗教国家島根に舞台を移し、奇怪な力を操る呪術者との戦いという1巻からは予想もつかないオカルト方向に舵を切ってきた2巻。
『ONE PIECE』に突然悪魔の実の能力者とかでもない「魔法使い」が登場したようなもので、ここまで毛色の違う要素をぶち込まれたら作品世界の軸だと思っていた『錆/キノコ』も揺らいでしまうのではと思ったんですが、種明かしをされるとなるほどと納得。
『錆』の起源へ至る技術として「真言」という新設定を見事に取り込んでくれました
そして、舞台が変わり新要素が追加されても、変わらず貫かれているのはこの世界に生きるものたちの生命力と溢れんばかりのビスコとミロの愛。
作中繰り返し、敵からも「神」と称される二人ですが、なるほどたしかにこの二人の生き様には神話に夢を見るような原初的な憧憬を禁じ得ません。
願わくば最後までこの神話を眺めていたい、そう思わせてくれる2巻でした。
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錆喰いビスコ2 血迫!超仙力ケルシンハ (電撃文庫) Kindle版
《錆喰い》由来の特殊体質を治すべく、大宗教国家・島根を訪れたビスコたち。
しかし――そんな一行の前に野望の不死僧正・ケルシンハが立ちはだかる。不意打ちで胃を盗まれたビスコの余命は、僅か――五日!?
暴走した《錆喰い》体質で心臓にキノコが咲けば即アウト!
相棒・ミロとともに様々な宗教ひしめく島根の中枢《出雲六塔》に潜入した彼らは、はたして無事、元の身体を取り戻せるのか。そしてかつて立った頂点奪還を目論むケルシンハの暴虐に、相棒の絆は打ち勝てるのか――!?
熱い絆で射貫く怒涛の冒険譚、再び!
しかし――そんな一行の前に野望の不死僧正・ケルシンハが立ちはだかる。不意打ちで胃を盗まれたビスコの余命は、僅か――五日!?
暴走した《錆喰い》体質で心臓にキノコが咲けば即アウト!
相棒・ミロとともに様々な宗教ひしめく島根の中枢《出雲六塔》に潜入した彼らは、はたして無事、元の身体を取り戻せるのか。そしてかつて立った頂点奪還を目論むケルシンハの暴虐に、相棒の絆は打ち勝てるのか――!?
熱い絆で射貫く怒涛の冒険譚、再び!
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/9/9
- ファイルサイズ36469 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
“錆喰い”由来の特殊体質を治すべく、大宗教国家・島根を訪れたビスコたち。しかし―そんな一行の前に野望の不死僧正・ケルシンハが立ちはだかる。不意打ちで胃を盗まれたビスコの余命は、僅か―五日!?暴走した“錆喰い”体質で心臓にキノコが咲けば即アウト!相棒・ミロとともに様々な宗教ひしめく島根の中枢“出雲六塔”に潜入した彼らは、はたして無事、元の身体を取り戻せるのか。そしてかつて立った頂点奪還を目論むケルシンハの暴虐に、相棒の絆は打ち勝てるのか―!?熱い絆で射貫く怒濤の冒険譚、再び! --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07G52FG2P
- 出版社 : KADOKAWA (2018/9/9)
- 発売日 : 2018/9/9
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 36469 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 339ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,550位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 649位電撃文庫
- - 8,312位ライトノベル (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月28日に日本でレビュー済み
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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ベスト1000レビュアー
大暴れで始まるプロローグに続き,序盤から派手なやり取りが繰り広げられていき,
その後もお宝を巡って五つの塔に挑んだり,完全体への復活をもくろむボスとの戦い,
そこへ本作の特徴でもある擬音を重ね,少年マンガのノリで進んでいくのが気持ち良く,
初っ端のインパクトとともに勢いが付けられ,そのまま物語の中に引き込まれていきます.
反面,塔を舞台にした攻防は,やや駆け足気味で全体図を用意したほどには膨らまず,
ラストバトルにしても,その流れの中に立て直しの時間を挟んだことで『間』が生まれ,
前巻 同様にゴチャつくこともあり,一度下がったテンションを上げ直せなかった印象です.
とはいえ,仲違いから気付かされる信頼の再確認は,これまたど真ん中というところで,
己を信じ,相棒を信じ,勝利を信じて戦い,最後の一撃を放つ姿には胸がアツくなります.
一方,世界の不穏な動きや近づく敵の存在など,新展開を予感させるやり取りも見られ,
二人と一匹の冒険の旅,また戦いが,思いのほかに大きくなっていきそうな第二巻でした.
その後もお宝を巡って五つの塔に挑んだり,完全体への復活をもくろむボスとの戦い,
そこへ本作の特徴でもある擬音を重ね,少年マンガのノリで進んでいくのが気持ち良く,
初っ端のインパクトとともに勢いが付けられ,そのまま物語の中に引き込まれていきます.
反面,塔を舞台にした攻防は,やや駆け足気味で全体図を用意したほどには膨らまず,
ラストバトルにしても,その流れの中に立て直しの時間を挟んだことで『間』が生まれ,
前巻 同様にゴチャつくこともあり,一度下がったテンションを上げ直せなかった印象です.
とはいえ,仲違いから気付かされる信頼の再確認は,これまたど真ん中というところで,
己を信じ,相棒を信じ,勝利を信じて戦い,最後の一撃を放つ姿には胸がアツくなります.
一方,世界の不穏な動きや近づく敵の存在など,新展開を予感させるやり取りも見られ,
二人と一匹の冒険の旅,また戦いが,思いのほかに大きくなっていきそうな第二巻でした.
2018年8月12日に日本でレビュー済み
最高であった。まさにこんな本が読みたかった。
1巻を読んだ時から、この作者とこの世界やキャラクターの熱烈なファンになってしまい、
2巻発売の8月を心待ちにしていた。
1巻があまりにも良過ぎたし、正直あれ以上は望めないんじゃないか、しかしあの世界とキャラクターにもう一度会えるならその価値はあると躊躇わず購入。
そんな心配無用であった。
はちゃめちゃに面白かった。1巻で築き上げた良さはそのままに、さらに世界観やキャラクターが磨かれ、深みが増している。
今回の舞台は荒野ではなく、巨大な6つの塔がそびえ建つ宗教都市 島根。
さまざまな奇怪な技を使う相手達に、お馴染みのビスコ、ミロ、アクタガワたちが暴れ回る。
1巻を好きな人は確実に好きであろう。
愛と優しさを得たビスコ、
強さと逞しさを得たミロ。
1巻を経たからこその2人の成長と活躍、信頼が、涙を誘い心を満たす。
アクタガワはかわいい。
また、嬉しい面々も登場する。
また、バラエティに富んだ新キャラが多く登場するので、前回よりエンタメ要素が強くなっている気がする。
新キャラもどれも魅力的。
目で見ているようにありありと想像できる状況描写は健在。
行ったことのない未来都市に愛着さえ持つ、そんな一冊です。
1巻を読んだ時から、この作者とこの世界やキャラクターの熱烈なファンになってしまい、
2巻発売の8月を心待ちにしていた。
1巻があまりにも良過ぎたし、正直あれ以上は望めないんじゃないか、しかしあの世界とキャラクターにもう一度会えるならその価値はあると躊躇わず購入。
そんな心配無用であった。
はちゃめちゃに面白かった。1巻で築き上げた良さはそのままに、さらに世界観やキャラクターが磨かれ、深みが増している。
今回の舞台は荒野ではなく、巨大な6つの塔がそびえ建つ宗教都市 島根。
さまざまな奇怪な技を使う相手達に、お馴染みのビスコ、ミロ、アクタガワたちが暴れ回る。
1巻を好きな人は確実に好きであろう。
愛と優しさを得たビスコ、
強さと逞しさを得たミロ。
1巻を経たからこその2人の成長と活躍、信頼が、涙を誘い心を満たす。
アクタガワはかわいい。
また、嬉しい面々も登場する。
また、バラエティに富んだ新キャラが多く登場するので、前回よりエンタメ要素が強くなっている気がする。
新キャラもどれも魅力的。
目で見ているようにありありと想像できる状況描写は健在。
行ったことのない未来都市に愛着さえ持つ、そんな一冊です。
2018年8月13日に日本でレビュー済み
1巻のさらに上をゆく傑作。
世界観がガラリと変わり、島根という宗教国家で新たな敵と死闘を繰り広げるビスコとミロ。
1巻が感動巨編だったとすれば、この2巻はユーモア溢れる笑いどころも満載して、テンポ良し、ストーリーも流れるごとく。次々に起きる怪事件の展開に、読者は胸踊らせる。
新キャラクターも十二分に掘り下げられ、そこに懐かしいキャラ達の援軍も登場して、飽きさせないどころか読み手がこうあって欲しいと願うところをぐいぐい推し進めてくれる筆力の高さ。
勿論、戦いは熾烈さを増し、1巻同様満足感を味わわせてくれる。2巻にしてこの完成度は驚くばかりで、3巻への期待が大きく膨らむ。
「錆喰いビスコ」 に取り憑かれたら、もう、抜け出せない。
世界観がガラリと変わり、島根という宗教国家で新たな敵と死闘を繰り広げるビスコとミロ。
1巻が感動巨編だったとすれば、この2巻はユーモア溢れる笑いどころも満載して、テンポ良し、ストーリーも流れるごとく。次々に起きる怪事件の展開に、読者は胸踊らせる。
新キャラクターも十二分に掘り下げられ、そこに懐かしいキャラ達の援軍も登場して、飽きさせないどころか読み手がこうあって欲しいと願うところをぐいぐい推し進めてくれる筆力の高さ。
勿論、戦いは熾烈さを増し、1巻同様満足感を味わわせてくれる。2巻にしてこの完成度は驚くばかりで、3巻への期待が大きく膨らむ。
「錆喰いビスコ」 に取り憑かれたら、もう、抜け出せない。