今回は正直、レジェンド・オブ・レギオスを読んでないと分からない点が多すぎる。その上に展開が速いので、良く分からない人も多いんじゃないでしょうか。いずれ鋼殻のレギオスの方でも伏線を回収してくれるんだろうけど、分からないことだらけの時期を作らずに少しずつ回収して行って欲しいものです。逆に、レジェンド・オブ・レギオスを読んでいると先への期待が膨らむ巻です。眼球のくだりとかは特に期待が膨らむシーン。取り敢えず、この巻からレギオスを読み始めてもちんぷんかんぷんだと思うので、それはやめておきましょう。外伝未読の方は文庫本6冊買う気分で外伝3冊揃えた方が良いかもしれません。
それにしても、レイフォンの戦う理由は9巻ではっきりしたと思ったんですが、まだだったんですねえ。そのあたりと、世界の謎とが、今後の物語の焦点になるんでしょうか。今回のレイフォンは見てて何とも痛ましいですが、ある意味で年齢相応の暴走っぷりでよろしかったと思います。それを諭す天剣授受者の面々もまた、良い味を出してます。ルイメイの傍若無人っぷりが思ったほどでもなかったのが残念といえば残念。
しかし、せっかく本編と短編集とでナンバリングを区別しないという形式をとってるんだから、本編と係わる短編は先に文庫本に収録しちゃえば良いのにと思います。6巻に対する「ア・デイ・フォウ・ユウ」然り、今回に対する「ゴースト・イン・ゴースト」然り。ドラマガ本誌に掲載されてからの時間の問題もあるんでしょうが、11巻には本誌に掲載されてから半年ぐらいしか経ってない短編が収録されてたんだし。
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