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銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 単行本 – 2000/10/2

5つ星のうち 4.0 45件のカスタマーレビュー

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商品の説明

商品説明

銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?
否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。
たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)

内容紹介

なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。朝日新聞〝ゼロ年代の50冊〟2000年~2009年に刊行された全ての本の第1位のに選定された名著。

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登録情報

  • 単行本: 332ページ
  • 出版社: 草思社 (2000/10/2)
  • ISBN-10: 479421006X
  • ISBN-13: 978-4794210067
  • 発売日: 2000/10/2
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0 45件のカスタマーレビュー
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形式: 文庫 Amazonで購入
本書は、なぜ旧大陸のヨーロッパ人は新大陸の先住民を駆逐できて、その逆ではなかったのは何故なのか、を解説する、ピュリッツアー賞受賞作。上下巻で文庫で800ページほど、なかなかの大部である。

本書の結論として、白人の多くが信じているような「白人が有色人種より優れているから」ではないと説く。著者の専門が生物学であることもあり、基本的な論調はきわめてロジカル。反論が残りそうなポイントは逐一潰していったうえで、結論を導くというやり方である。このため、少々まどろっこしいという印象を受けるかもしれないが、厳密性を維持しようとするとどうしてもこうなるのは仕方ないだろう。

冒頭書いた結論がなぜそうなのかは、本書を通読したほうが正しく理解できるだろうから詳しくは触れない。端的に言ってしまえば、それは「たまたま周辺環境がよかったから」ということにつきる。この結論では、白人社会からは相当反発が起きることが想像でき、それもあって、論理展開が水も漏らさぬ様相の記述量になってしまっているものと思われる。章を改めるごとに、以前の章の総括をいちいち述べていたりするのも、部分的な拾い読みに基づく反論の類にプレッシャーを与える狙いのように読める。このあたり、著者はかなり気を使っている感。その分、通読している読者からすると、繰り返し的な記述や、何回も引用される総括的な文章が目に
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投稿者 もももも 投稿日 2012/3/17
形式: 文庫
著者の専門分野については、他の方の評価に同意する。
しかし、上下巻とも買って読んでみて、
十三章(下巻)で何とも納得できない点を発見したので、一部列挙する(「」は文庫版引用)。

技術の取得と放棄の例に、一六〜一七世紀の日本を取り上げておきながら、
・「日本には銃火器の受け入れに抵抗する社会的土壌」があった。
 →そんなものがあったのか? あったのなら、当時世界最大級の銃の保有数はありえない。
・銃は「一六〇〇年代以降に日本に伝来したほかのものと同様、異国で発明されたということで、所持や使用が軽蔑されるようになった。」
 →禁止はされたが、軽蔑はされていたのか? 「異国で発明された」から軽蔑というのは、
  一六〜一七世紀の日本における銃の普及を鑑みるとおかしくないか?
というもの。たった一ページの中に、何とも言えない違和感が詰め込まれている。気になる方はぜひご確認を。
できれば、この部分について解説してください。

当然、それ以上の詳しい説明や引用はない。
巻末の関連文献で、日本についてはNoel Perrin『Giving Up the Gun』(一九七九)を参照したらしい。
日本史の概説書でも読めよ……と言いたくなる。
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形式: 単行本
上巻を読んだ後、すぐ下巻も読み始めました。上巻を読んでいるときは、歴史のとても大きな流れを知ることが出来て、感心しました。上巻に関しては文句なしの★5です。しかし、下巻になってくると、同じロジックを繰り返し繰り返し述べているように感じることが多くなり、読むのがだんだん苦痛になってきました。けっして厚い本ではないのですが、冗長な気がします・・・・
上巻を読んだなら、わざわざ買ってまで下巻を読む必要があるのかは疑問です
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形式: 文庫
ダイアモンド博士による人類史の栄枯必衰の根本原因を追及するための論考の下巻。
上巻にて、根本原因を説明してしまっているので、その補足要因としての発明・技術と、社会制度の論考についての主張がメイン。
正直、上巻のみでも話としてはわかるので、あえて、下巻の内容を入れ込む必要があったかどうかはわからない。
要は、人口稠密社会が出現することによる必然の歴史、というものを説明している。

エピローグにて、なぜ中国や肥沃三日月地帯ではなく、ヨーロッパが世界を征しえたのか、という論考はしており、個人的には、ここが一番に参考になった。
しかしながら、その理由として挙げられている中国には十分な競争環境が無かったや、肥沃三日月地帯は自然環境が適していなかった、という論考は、やや推測が強く、あまり説得力をもってはきくことができなかった。だが、理由の一つとしては傾聴に値するとは思う。

上下巻を読み込んでみてのおすすめ度合としては、長々とした論考を読むことを苦にしない読者であればお勧めするとしか言いようがない。
一般の普通の読者の方には、全くお勧めできない。残念ながら。
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