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銀行支店長、走る (実業之日本社文庫) 文庫 – 2015/4/4

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商品の説明

内容紹介

旧大海洋銀行と旧丸日銀行が合併したうなばら銀行。
だが合併後の行内争いが絶えず、会長、頭取、副頭取ら
役員から幹部行員に至るまで暗闘が続いていた。

55歳の窓際寸前行員・貞務定男は、同期の久木原専務から突如、都内のT支店長に抜擢された。
柳沢前支店長が急に退職したとのことだったが、腑に落ちない人事であった。
近藤頭取と通じている久木原は、貞務を使って行内闘争を
有利に進めようとしているのだが、敵派閥の企みが見えない状況であった。
若い頃から孫子の兵法をもって事に当たる貞務は、T支店着任早々、
女番長とあだ名される若手行員・柏木雪乃のふるまいや、
事なかれ主義の長谷副支店長らを目の前に困惑の体となる。

T支店の最大不良債権先、ファッションメーカーのニューヨーク社からあぶりだされた
延滞融資を調べるうちに、うなばら経営陣のきな臭い企みに気づいた貞務は、
元総会屋で、今は情報会社社長の勇次と、元マル暴刑事で勇次の片腕となっている藤堂に助力をあおぐ。
長谷副支店長やT支店の課長クラスは、ニューヨーク社の不良債権や、
柳沢の退職理由についても口を濁し、何か裏の事情があるのか
曖昧な態度を取り続けるばかりであった。

支店内では、雪乃をはじめ、問題行員とされた若手たちが、
柳沢の息子、賢太とともに事態解決に乗り出すことを決意、貞務と手を組む。
女番長とあだ名された雪乃こそが、T支店の抱えた問題を
一番憂えており、貞務の味方になってくれたのだ。
だが、ニューヨーク社不正融資の影にちらつくのは、政治家と配下のヤクザの名前ばかり。
それに銀行経営陣も加担している可能性もあり、行内を二分しての闘争が始まった。
事態は二転三転、貞務や雪乃の身に危機も迫る。誰が敵で、味方はどこにいるのか。
ラストには大きなどんでん返しも待つ、日本型企業の、そしてあなたの明日を問う経済小説。

内容(「BOOK」データベースより)

うなばら銀行の窓際寸前行員、貞務定男は突如支店長に抜擢。支店では、女番長とあだ名される若手行員。柏木雪乃の言動に振り回されるが、不正融資発覚をきっかけに、貞務は雪乃ら若手たちと支店内の秘密に迫ろうとする。しかし、不正融資には政治家やヤクザも絡み、その背後には経営陣の派閥抗争が。貞務や雪乃たちに明日は見えるのか。

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登録情報

  • 文庫: 448ページ
  • 出版社: 実業之日本社 (2015/4/4)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4408552194
  • ISBN-13: 978-4408552194
  • 発売日: 2015/4/4
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.4 5件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

5つ星のうち 2.4

トップカスタマーレビュー

投稿者 間零 投稿日 2015/4/11
形式: 文庫
ある会社への融資を、
担当する若手行員が多忙だからと課長が無理やり支店長決済を仰ぐ。

勢いに呑まれてハンコをついてしまう支店長。

しかし、
担当のはずの若手行員は、
そんな会社は知らない、という。

その会社は、
副支店長と課長がでっち上げた架空の会社であった。

それは要するに政治家向けの裏金を捻出する方便だったわけだが、
ひとこと若手行員に確認すればバレてしまうようなこんな手口で、
裏金つくりますか?

バレたら政治家は失脚、
銀行の経営陣もあまさず返り血を浴びる事案ですのに。

結論。
ありえません。
アホか。
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形式: 文庫
江上氏お得意の合併銀行、たすきがけ人事、不良債権処理、政治腐敗、黒幕、銀行私物化等々を描くなら、正直申し上げてそれなりに構想をよく練り上げて、緻密で真面目な展開にしないと、全く下らない作品になってしまう、その典型ではないだろうか。 しかも江上氏お好きな「孫子の兵法」の一節がやたらと頻出し、ご丁寧にその解説まで行を割いている。  この話は一勧、みずほ、或いは日本振興銀行ではあるのかもしれぬが、現実と乖離し過ぎで、小説であっても興味は完全に削がれると思う。残念に思うし、この程度の作品では情けない。   主人公は、銀行で最終の出向準備ポストの検査部にいる55歳、W大卒。何やら胡散臭い雰囲気で、はやぶさ銀/T支店(高田馬場だろう)の新任支店長で出る。これも実際にはあり得ないがまあいいだろう。そこには実質一行取引の、120億円も貸し込む問題先がある。前支店長は突然退職でその後任だ。 こういう状況に何と懐かしい元総会屋の木下勇次、その仲間の元マル暴刑事の藤堂三郎と再会し、彼らは協力する。まるで有川浩「三匹のおっさん」シリーズの仲良し三人組だ。 また支店の女子行員と若手行員、広域暴力団の組長、元大蔵省審議官の天下り会長が登場し、これで取引先企業の問題解決に活躍では、いくら何でも奇想天外な、軽い読み物になってしまう。 江上氏は「論語」や「十戒」がお好きで「四十にして惑わず」、「信なくば、立たず」、...続きを読む ›
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形式: 単行本
舞台はみずほ銀行をモデルにしたような内容だ。
支店長が失踪した後の支店に本店専務久木原の同期である出世遅れの貞務が後任として送り込まれる。
名目は失踪支店長の調査にあったが調べるうちに現会長が絡む不正融資が発覚する。
さらにその黒幕が専務の久木原であることを突き止める。
銀行不正事件作品の定番とも言えるストーリー。
この手の作品は数多く読んだためマンネリ感がだたため☆3個。
一般文学通算1770作品目の感想。2016/11/29 06:20
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形式: 文庫
江上 剛氏の銀行ミステリ。 2013/04ハードカバーの文庫版。

某都銀の、55歳にして初めて支店長職を拝命した主人公。
本書に描かれているのは企業合併後、何年経っても収まらない旧系列同士の内紛、政治家・官僚・ヤクザ・出世に目の眩んだサラリーマン役員の、三つ巴・四つ巴の醜い争い。

コンプライアンスがどうしたとか、聞き慣れぬ横文字を持ち出すまでもない、単なる背任横領に過ぎない。
金融機関のヒラ社員(行員)が単独で不正をやるのは結構難しいが、支店レベルで支店長と次席など、幹部(総合職)が組めば粉飾もお手の物だ。
著者は元、銀行員だというだけに、よくわかってらっしゃる。
私も金融業界(保険会社)で30余年、ノンキャリとして禄を食んできた人間であるが、銀行員をしたことはないので、本書で描かれる銀行実務には
保険会社と共通のところ(たとえば、自分のポケットから1円でも出して帳尻を合わせるのは、絶対に駄目である)と、異質なところがあり、大変興味深い。

[イマイチなところ]
本書のお手軽なドタバタぶりは、B級ミステリTVドラマに相応しく、物足りないが、著者自らもリアリティのなさが分かっていて、敢てエンターテイメントとして書いているのだと思う。 そこが同ジャンルのようにみえ
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