NHKで放送中の銀河英雄伝説は小説が元ですが、二度目のアニメ化です。その前のアニメ化がこの作品です。テレビ版ではなくシネマサイズなので今のテレビの16:9の画角に近いので違和感は少ない。
絵は今とは違いセル画が主なので精細さには欠けます。しかしキャラクターの魅力は十分です。特に声優の豪華さには目がくらむというか耳が幻惑される。
物語はラインハルトが大将としていまだミューゼル姓の時代に同盟軍の侵攻を防いだエピソードです。惑星レグニッツア会戦が舞台です。のちにヤン・ウェンリーが「いつぞやのお返しをしてやろう」といった戦いです。艦隊左翼に配されたラインハルト軍が奇策を用いて完勝の一歩手前で、これまたヤン・ウェンリーが肝の据わった対応を返して同盟軍を救います。二人の主人公はどちらも勇武の風はありますが基本的に司令官として知略が見せ場です。ただ、今回はそれ以上に大胆さが描かれています。その場面がラベルのボレロに乗って詩のように展開します。この音楽とのコンビネーションは新作よりも上です。
繰り返しますが絵は精細さを欠きます。しかし躍動感はむしろ上かもしれない。スムーズさより勢いがあります。
何より、登場するキャラクターに命を吹き込む声優陣の演技が素晴らしい。今は亡き富山敬氏のヤン・ウェンリーが登場するのはうれしい。ヤン・ウェンリーのいろいろな人生経験をかみ砕いてのみ込んだ飄々とした感じがよく表現されています。若さよりユーモアでしょう。

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