目からウロコとは、正にこの本の事です。
私はクリスチャンですが、今までどうも聖書や教会での教えに違和感を感じていた事が著者の丁寧な説明で溶けました。
信徒なんだからよく分からないけど飲み込もう。いつかは分かる日が来るだろう。洗礼を受けたのだから、貧しい人に何かしなくては…。全部ちがいました。
クリスチャンではない人も読んで欲しいです。宗教に対する考えが変わると思います。
イエスキリストは、天高い所から可哀想な私達を見ている方ではないです。
地を這う貧しい人を、縁の下から持ち上げてくださる方でした。
釜ケ崎と福音――神は貧しく小さくされた者と共に (岩波現代文庫) (日本語) 文庫 – 2015/2/18
本田 哲郎
(著)
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本の長さ280ページ
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言語日本語
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出版社岩波書店
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発売日2015/2/18
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寸法14.8 x 3.2 x 10.6 cm
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ISBN-10400603282X
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ISBN-13978-4006032821
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一人のホームレスとの出会いが神父の生き方を変えた。人を根底から変え、解放と救いをもたらす力は最も社会的に低くされた者の中にあり、神の選びは貧しく打ち捨てられた者の側にこそある。釜ケ崎の労働者たちの感性に学び、その願いに連帯し、ともに働く道を探った二十年の歳月を語り、聖書を読みなおす。実体験により育まれた、独自の福音理解にもとづく力強い聖書の思想がここにある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
本田/哲郎
1942年生まれ。65年、上智大学を卒業し、フランシスコ会に入会。71年、司祭叙階。72年上智大学神学部修士課程修了。78年、ローマ教皇庁立聖書研究所卒業。89年より大阪釜ケ崎にて日雇い労働者に学びつつ聖書を読み直し、「釜ケ崎反失業連絡会」などの活動にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1942年生まれ。65年、上智大学を卒業し、フランシスコ会に入会。71年、司祭叙階。72年上智大学神学部修士課程修了。78年、ローマ教皇庁立聖書研究所卒業。89年より大阪釜ケ崎にて日雇い労働者に学びつつ聖書を読み直し、「釜ケ崎反失業連絡会」などの活動にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2015/2/18)
- 発売日 : 2015/2/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 280ページ
- ISBN-10 : 400603282X
- ISBN-13 : 978-4006032821
- 寸法 : 14.8 x 3.2 x 10.6 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 78,374位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 107位岩波現代文庫
- - 148位キリスト教入門
- - 157位キリスト教一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キリスト教徒は、神の選びの本質を無視しているという指摘が胸に突き刺さる。
神は洗礼を受けたキリスト教徒を選んだのではなく 人から人として扱われず、追いやられ小さくさせられてしまった人々を選ばれている。
「神の選びの本質」を 聖書の中でどのような人物が選ばれているか、またイエスの語られた言葉からひも解き、そのことを釜ヶ崎にいるホームレスにされてしまっている人々の感性から学んだことを語られています。
福音とは何か 神の国とは何か 神とはどこにいてくださるものなのか せまってくるものがあります
神は洗礼を受けたキリスト教徒を選んだのではなく 人から人として扱われず、追いやられ小さくさせられてしまった人々を選ばれている。
「神の選びの本質」を 聖書の中でどのような人物が選ばれているか、またイエスの語られた言葉からひも解き、そのことを釜ヶ崎にいるホームレスにされてしまっている人々の感性から学んだことを語られています。
福音とは何か 神の国とは何か 神とはどこにいてくださるものなのか せまってくるものがあります
2013年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は、世間一般の人が「神父」という人種としてイメージする
ものとは、外見も中身も、おそらく全くかけ離れた人物だろう。
聖書の理解と実践の仕方も、多くの先進国のカトリック教会の
「主流派」から見ると、逸脱し過ぎていると思えるかもしれない。
しかし自分には、本田氏のような神父こそ、本当のイエスの心に
かなう司祭だと思えた。ただ「小さくされた者」は、釜ヶ崎や
山谷、寿町だけでなく、国内にも世界にも、あらゆるところに
いる。障がいを持った人や、差別を受けている人、収奪を受けて
いる人……さらに視点を広げて「小さくされたもの」の現実を
書いた著作を、今後期待したい気もする。
ものとは、外見も中身も、おそらく全くかけ離れた人物だろう。
聖書の理解と実践の仕方も、多くの先進国のカトリック教会の
「主流派」から見ると、逸脱し過ぎていると思えるかもしれない。
しかし自分には、本田氏のような神父こそ、本当のイエスの心に
かなう司祭だと思えた。ただ「小さくされた者」は、釜ヶ崎や
山谷、寿町だけでなく、国内にも世界にも、あらゆるところに
いる。障がいを持った人や、差別を受けている人、収奪を受けて
いる人……さらに視点を広げて「小さくされたもの」の現実を
書いた著作を、今後期待したい気もする。
2015年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
炊き出しの列に並ぶイエスキリスト。奉仕する側ではなくサービスを受ける弱くされた者の側におられる神。
本田牧師と同じく、クリスチャンとして聖霊の働きで恵みを貧しい人に与えるような態度を取っていましたが、何か大切なことを見逃してきたような思いに駆られ本書を購入しました。
霊的な目が開かれ、大切なことを多く学べる本です: イエスキリストご自身も弟子たちもクリスチャンであったことはなく、ユダヤ人として、キリスト派として生きたこと、聖なる者として神から報いを受けるために貧しさを競う必要はないが、神が福音を伝えらるために世に遣わされたのは貧しい人だったこと、そして弱く小さくされた者の方が聡いことを知って関わること等々。
釜ヶ崎(あいりん地区)での実体験を通して、様々な宗教の現界やクリスチャンの間違った思い込みに気付かされ、福音の実践を続けられる本田牧師。
マザーテレサの働きに代表される、最も貧しく小さくされた人に尽くす働きの意味をこの本を読んで少し理解出来たように思います。
本田牧師と同じく、クリスチャンとして聖霊の働きで恵みを貧しい人に与えるような態度を取っていましたが、何か大切なことを見逃してきたような思いに駆られ本書を購入しました。
霊的な目が開かれ、大切なことを多く学べる本です: イエスキリストご自身も弟子たちもクリスチャンであったことはなく、ユダヤ人として、キリスト派として生きたこと、聖なる者として神から報いを受けるために貧しさを競う必要はないが、神が福音を伝えらるために世に遣わされたのは貧しい人だったこと、そして弱く小さくされた者の方が聡いことを知って関わること等々。
釜ヶ崎(あいりん地区)での実体験を通して、様々な宗教の現界やクリスチャンの間違った思い込みに気付かされ、福音の実践を続けられる本田牧師。
マザーテレサの働きに代表される、最も貧しく小さくされた人に尽くす働きの意味をこの本を読んで少し理解出来たように思います。
2012年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大阪釜ケ岬、俗称あいりん地区でホームレス支援を行う本田哲郎神父の著作。本書には2ちゃんねるを通じて出会った。教会と教会が求める什一献金について考え続けていた折、あるスレのカキコで本書が推薦されていた。「本当の福音」とは何だろう。ただちに小生はアマゾンで本書を注文した。
配達された本書を開き、一読するに釘付けになった。今までの自分の考えていた信仰とはまったく違った信仰がそこに書かれていた。本田神父の体験、そして今も続く活動は、神父の信仰が基本にある。それは、「神はもっとも小さくされた、もっとも貧しくされた人たちを通して働かれる」という神父の実体験に基づく信仰である。
やむなく路上生活を強いられている人たちは好きでそういうことをしているのではない。そのことは私達だれもがわかっている。しかし、彼らがそうした境遇におかれているが故に持っている独自の能力、精神性については知っていない。小さくされた人たちは、小さくされたが故の独自の強さを身につけている。
聖書は、神が社会的に恵まれた人たちを選びの民として救ってきたわけではないことを証言している。むしろ、もっとも貧しい人々、その中でももっとも虐げられた人々を選んできた。
その中でも究極はイエスだろう。イエスは、婚前に妊娠が発覚して一族郎党からつまはじきにされていたマリアの子供として生まれ、その誕生の祝いにかけつけたのは当時蔑視されていた「博士」こと占い師や羊飼い達であった。イエスは、出産時になっても宿屋からつまはじきにされ、やむを得ず家畜小屋で生まれたのである。
成長してもしっかりした職にもつけず、当時罪びとが就労していた石切りの仕事をして生計を立てていた。塵肺にかかることも多かったとされるその仕事は、まさに社会の底辺にある職業だった。そして、イエスはその後も定収もなく、「食べ物に意地汚い酒飲み」としてさげすまされ、最後はみすぼらしく処刑されてゆく。
福音とは何か?救いとは何か?信仰を持つ人も持たない人も、またクリスチャンである人もそうでない人も本書を読んで欲しい。特に、教会の形成や維持にばかりとらわれ、自分達のことしか考えていない現代のクリスチャン、とりわけ教職者は本書を読むべきである。
配達された本書を開き、一読するに釘付けになった。今までの自分の考えていた信仰とはまったく違った信仰がそこに書かれていた。本田神父の体験、そして今も続く活動は、神父の信仰が基本にある。それは、「神はもっとも小さくされた、もっとも貧しくされた人たちを通して働かれる」という神父の実体験に基づく信仰である。
やむなく路上生活を強いられている人たちは好きでそういうことをしているのではない。そのことは私達だれもがわかっている。しかし、彼らがそうした境遇におかれているが故に持っている独自の能力、精神性については知っていない。小さくされた人たちは、小さくされたが故の独自の強さを身につけている。
聖書は、神が社会的に恵まれた人たちを選びの民として救ってきたわけではないことを証言している。むしろ、もっとも貧しい人々、その中でももっとも虐げられた人々を選んできた。
その中でも究極はイエスだろう。イエスは、婚前に妊娠が発覚して一族郎党からつまはじきにされていたマリアの子供として生まれ、その誕生の祝いにかけつけたのは当時蔑視されていた「博士」こと占い師や羊飼い達であった。イエスは、出産時になっても宿屋からつまはじきにされ、やむを得ず家畜小屋で生まれたのである。
成長してもしっかりした職にもつけず、当時罪びとが就労していた石切りの仕事をして生計を立てていた。塵肺にかかることも多かったとされるその仕事は、まさに社会の底辺にある職業だった。そして、イエスはその後も定収もなく、「食べ物に意地汚い酒飲み」としてさげすまされ、最後はみすぼらしく処刑されてゆく。
福音とは何か?救いとは何か?信仰を持つ人も持たない人も、またクリスチャンである人もそうでない人も本書を読んで欲しい。特に、教会の形成や維持にばかりとらわれ、自分達のことしか考えていない現代のクリスチャン、とりわけ教職者は本書を読むべきである。