人類は広大な宇宙に進出、いくつかの強大な国家(パトロン)が、その他の政府(クライアント)を従えて権力争いをしている遠未来、
人類以前の謎の文明があちこちに残した数百光年を一瞬でつなぐワームホール・ネット(世界軸)が重要な役割を果たしている。
そんな世界で魔術師とまでいわれる詐欺師のベリサリウスに、あるクライアント国家から持ち込まれた依頼は、12隻の戦闘艦を無許可でワームホールに通すことで……
数学的な能力と記憶力が桁外れなホモ・クアントゥスである主人公を筆頭に、
超深海に適応するよう創られたホモ・エリダヌス、彼らを生み出した人間たち(ヌーメン)を神と崇めるように生化学的に創られたパペット族(ホモ・プーパ)、自身を聖マタイの生まれ変わりと信じるAI、爆破好き元軍人など、個性的なメンバーが計画のために集められていきます。
ある環境や目的のために生み出された人間の亜種であることへのそれぞれの葛藤などもありますが、
基本は最初に明かされる目的に向かって話が進んでいくストレートな犯罪SFでした。後半には派手なアクション・シーンも。
量子魔術師 (ハヤカワ文庫SF) (日本語) 文庫 – 2019/11/20
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内容紹介
詐欺師の“魔術師”ベリサリウスは、遺伝子操作により驚異の量子解析力をもつホモ・クアントゥスの一人。その彼が依頼されたのは厳重に警備された“世界軸”ワームホール・ネットに宇宙船、それも艦隊まるごとをひそかに通すことだった!ベリサリウスは一癖も二癖もある仲間を集めて、手始めに陽動作戦を展開。量子もつれを用いて世界軸を支配する巨大国家を煙に巻く世紀のコンゲームに挑む――傑作宇宙アクションSF
内容(「BOOK」データベースより)
詐欺師の“魔術師”ベリサリウスは、遺伝子操作により驚異の量子解析力をもつホモ・クアントゥスの一人。その彼が依頼されたのは厳重に警備された“世界軸”ワームホール・ネットに宇宙船、それも艦隊まるごとをひそかに通すことだった!ベリサリウスは一癖も二癖もある仲間を集めて、手始めに陽動作戦を展開。量子もつれを用いて世界軸を支配する巨大国家を煙に巻く世紀のコンゲームに挑む―傑作宇宙アクションSF。
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