この本は一般的な単行本の大きさで、実用的なエッセイと呼べるものです。
料理名からレシピを探すというのではなく、
春夏秋冬の四季別に旬の野菜が取り上げられているという
構成で、
それぞれの野菜のページを見ると、野菜の特徴や著者がどういうつきあい
方をしてきたか、どんな思い出があるか、などがつづられています。
それぞれの野菜主体で、この野菜はどんな料理をすれば美味しいのかな?
という観点で見るとき非常に重宝します。
宅配で野菜を買っているので、家にほうれんそうがあるけど
今日はどうしよう?という時に便利ですし、
一つ一つの野菜を知ることで、次はこの野菜を使ってこれを
作りたいな、と買い物する時の意識も変わるような気がします。
一般のレシピには案外「小松菜」「キャベツ」「白菜」「大根」をたくさん料理できるレシピが少なく
一方でこれらは結構旬には大量に残ってしまったりすると日ごろよく感じるので、
これに対応するにはこの本!と言う具合です。
栄養価などの「データ」がある本ではありませんので
野菜図鑑や野菜辞典とは違うのですが
野菜に対する愛情が感じられる本です。
また、この本を読みながら料理を重ねていくと
この本にはそのものずばり出ていない種類の野菜でも
料理する力がつくような気がします。
台所のレシピ棚にいつも置いています。
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