知る人ぞ知る話題作「百姓レボリューション」シリーズを世に出した著者。
百レボが近未来に起こりうる「予言的ノンフィクション」だとすれば本書は「実践のための心得」。
または次のような捉え方もできる。
百レボストーリーの中では地域コミュニティで数々の「起きうる失敗」もリアルに描かれる。
それらの失敗は筆者が日本および世界中のコミュニティで実際に見てきたことを参考とされているが、もし知らなければ今の社会にそのようなシフトが起きれば「ほぼ必ず起きうると言っても良い失敗」、でもある。
それら事前に予見された失敗を回避し「成功」に着地させるための体系化されたメソッド、またはガイドライン、といった表現だ。
心得+体系化されたメソッド→「哲学」。
既存のいわゆるビジネス成功哲学も筆者は否定しない。そのメソッドの良いところだけを抽出しつつ、筆者が百レボ3執筆からの三年で運命的に近江商人の古民家に住むことになり気づけた持続可能な社会へのシフトのヒントと組み直し、再構築し、「里山成功哲学」という全く新たなみちしるべを誕生させた。
本書を読むに当たり、より理解を深めるためには、読まれてないかたは百レボシリーズ1~3をまず読んでから本書を読まれることを個人的にはお薦めしたい。
また、百レボを読んだかたはもちろん、読んだ頃の熱が薄れてきた、もしくは、そのとき脳裏に描いた生き方のイメージにあまり近づけていない、何かが足りない、とくすぶっているかたには大至急読むことをおすすめしたい。
一人でも多く仲間を増やそうじゃないか。
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