メディア掲載レビューほか
●関西を中心に活動するギター&ベース・デュオの2ndアルバム。イタリア語で「美しい音」を意味するユニット名が示す通り、アコースティック・サウンドへの強いこだわりが感じられるジャズ・ユニットだ。ギターの寺地達弘は74年生まれで、ジャズでは珍しくナイロン弦ギターでの指弾きが専門というスタイル。タッチもクラシックに近く、録音では(エレアコでない)クラシックギターが用いられている。全8曲中7曲の作曲も担当しており、〈はるか〉におけるベースラインとアルペジョ、主旋律の多層的な絡み方など、ゆったりとしたテンポの中にも緊張感を生み出しているあたりが真骨頂だろうか。ウッドベースの大谷も好サポートを見せており、この編成に興味のある人はじっくり聴いてみて損はないだろう。 (徳永) --「現代ギター」、2011年6月号
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