2018年5月に本書を読んでフローリーディングを実践しています。もともと読書は好きで週に1冊読んでいましたが、読む量が爆発的に増えました。週に4-5冊のペースで読めるようになり、これまで150冊の本を読破しました。この本に出会えたことに、とても感謝しています。
私は自然科学系の本を読むのが好きで、知らず知らずに「一文一文をじっくりと理解しながら読む」習慣がついていました。精読です。そのため、読んでいるうちに息切れしてしまい、中断したり途中から読まなくなることがたくさんありました。
本書で紹介されている読書術は、いわゆる文字を早く読む速読術ではなく、むしろスピードはどうでもいいから読むときのストレスを極力なくす方法でした。
私が取り入れたポイントは二つ。読書ノートを付けることと、大事だと思う一文以外は流し読みすることです。
著者の印南さんが言うように、読んだ内容を読書ノートに書き出すようにすると、読みたい欲求が高まることが実感できました。つまり、吸ったら吐かないと苦しくなるのが呼吸であるように、読んだら書かないと苦しくなるのが読書である、という理があるようです。読んだ内容を覚えておかなければと思うことが、無意識の抵抗となり、読み進む時にストレスを感じていたみたいです。
そうして読書ノートを付けだすと、「ここは書き写さなくていいや」と思える部分が分かるようになり、そこを流し読みできるようになりました。結果、読書量が増えました。
私の実感では、ビジネス書で最も実践しやすいですが、歴史書や小説、科学本でも読書量を顕著に増やすことができます。ついついじっくり読み過ぎてしまう方には、一度試してみる価値があると思います。
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