出版社系の週刊誌として、1956年2月、我が国で最初に出版された「週刊新潮」は、今年で創刊50周年となります・・・
厳密には、「週刊ダイヤモンド」が最初だと思いますが、これは経済専門ということなので、総合週刊誌としては最初だということだと思います・・・。
そこで、創刊60周年を記念して、創刊号復刻版が出版されました。
と言っても、創刊号の完全復刻版を真ん中に挟んだ、ブック・イン・ブックの形式をとっていて、傑作選「鐘と女と事件」の顛末21、
「週刊新潮」創成期を飾った主役たち、「週刊新潮」で観る時代を映した雑誌広告傑作選、さらには懐かしい「プーサン」も一部復刻されています。
グラビアでは、浅沼稲二郎がカレーを食べている写真が掲載されています・・・彼はこの後、刺殺されました・・・・。
若かりし石原裕次郎の写真もあります・・・・・男前です!!・・・。同じく若かりし頃の黒柳徹子の写真もあります・・・現在とは趣がかなり違います・・・。
CMもかなり懐かしいのがあります。山葉ピアノ、日ぺり航空、マツダラジオ、ホンダS600・・・・。
記事も力道山の詩と生命保険、美空ひばり小林明離婚の損得、スカルノ第三夫人の自殺未遂・・・デビ・スカルノって自殺未遂していたんですね!・・、
等懐かしい、そして、記憶に残る記事が満載です!!
創刊号の復刻版を見ると、さすが新潮社、小説がスゴイ!!
鴨東綺譚(谷崎潤一郎)・・・モデル問題で連載6回で中断・・・、柳生武芸帳(五味康祐)、おかしな奴(大佛次郎)、青い芽(石坂洋二郎)、
目白三平の逃亡(中村武志)。谷内六郎の表紙も懐かしいです!!
ちなみに創刊号の定価は、30円でした。
関心のある人は、売りれないうちに購入しましょう!!
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
週刊新潮 「創刊号」 完全復刻版 2016年 2/22 号 [雑誌]: 週刊新潮 別冊 雑誌 – 2016/2/8
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
カスタマーレビュー
5つ星のうち5.0
星5つ中の5
6 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ベスト100レビュアー
Amazonで購入
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
失礼乍ら、イメージと異なり驚いた。
週刊誌とは、河底の砂金みたいなものと自覚した。
含有量の差によって格付けが決まる。物差しは、イデオロギーという綺麗事ではなく生活実感である。
この60周年記念創刊号復刻は、読んで見てその眼力に畏敬の念を覚える程であった。
取材・編集に人が居たのだ。時代を読む感覚にキラリと光るものがある。
その日暮らしの新聞にこういう企画は出来まい。垂れ流しの消費から何が生まれるであろうか。そして、反省さえない。
私たちは、インターネットの登場により、幸いにして砂金を選り分ける事を身に付ける事が出来るようになった。
クォリティを選択せず、プロパガンダを選んだ新聞の将来は長くはないだろう。
この号は、歴史感覚に優れ保存に値する企画であった。
他の週刊誌にも期待したいが出来るであろうか。
週刊誌とは、河底の砂金みたいなものと自覚した。
含有量の差によって格付けが決まる。物差しは、イデオロギーという綺麗事ではなく生活実感である。
この60周年記念創刊号復刻は、読んで見てその眼力に畏敬の念を覚える程であった。
取材・編集に人が居たのだ。時代を読む感覚にキラリと光るものがある。
その日暮らしの新聞にこういう企画は出来まい。垂れ流しの消費から何が生まれるであろうか。そして、反省さえない。
私たちは、インターネットの登場により、幸いにして砂金を選り分ける事を身に付ける事が出来るようになった。
クォリティを選択せず、プロパガンダを選んだ新聞の将来は長くはないだろう。
この号は、歴史感覚に優れ保存に値する企画であった。
他の週刊誌にも期待したいが出来るであろうか。
2016年2月12日に日本でレビュー済み
最近、過去の紙面を復刻したり、最近1年分の記事
を電子版で読める、などを売りのおまけにする雑誌
が増えています。ですが、その実態は取材経費の節
約や販促費をかけずに部数を増やそうとするいやら
しい思惑があるケースが多いような気がします。特
に低迷が目立つモノ・トレンド誌や経済誌系がこの
手が増えています。
でも、復刻版を出す意味のある媒体については話は
変わってきます。
新潮社の『週刊新潮』は、1956年(昭和31年)2月
に創刊。60周年を迎えたそうです。この別冊は60周
年を記念して過去の時代を象徴する記事やグラビア、
創刊号の再録など盛りだくさんです。
三億円事件、美空ひばり・小林旭離婚、力道山の死、
江川事件、……。時代を代表する出来事を取り上げ
た記事を「傑作選『金と女と事件」の顛末21」とし
てピックアップ。昭和史本としても非常に面白い。
個人的には生まれるかなり前の「アナタハンの女王
事件」(『東京島』のモデル)の後日譚の記事が興
味深かった。
読んでいて面白かったのが、最近の新潮は読者の高
齢化に合わせて表現など文章がややジジ臭い感じで
すが、昔の紙面は割と文章もさばさばしていて若々
しく、読みやすいところ。そんな対象事情の変化も
わかる。
その他、「時代を映した雑誌広告傑作選」というグ
ラビアも貴重な昔の商品広告資料になる。
こういう歴史のある雑誌の復刻版は大歓迎です。価
格も安く、紙も週刊誌らしい感じなのがいい。
このところ、『週刊文春』の勢いに負けている感じ
ですが、新潮にもこれからもいい記事を読ませても
らいたいです(取材費をかけていただいて)。
を電子版で読める、などを売りのおまけにする雑誌
が増えています。ですが、その実態は取材経費の節
約や販促費をかけずに部数を増やそうとするいやら
しい思惑があるケースが多いような気がします。特
に低迷が目立つモノ・トレンド誌や経済誌系がこの
手が増えています。
でも、復刻版を出す意味のある媒体については話は
変わってきます。
新潮社の『週刊新潮』は、1956年(昭和31年)2月
に創刊。60周年を迎えたそうです。この別冊は60周
年を記念して過去の時代を象徴する記事やグラビア、
創刊号の再録など盛りだくさんです。
三億円事件、美空ひばり・小林旭離婚、力道山の死、
江川事件、……。時代を代表する出来事を取り上げ
た記事を「傑作選『金と女と事件」の顛末21」とし
てピックアップ。昭和史本としても非常に面白い。
個人的には生まれるかなり前の「アナタハンの女王
事件」(『東京島』のモデル)の後日譚の記事が興
味深かった。
読んでいて面白かったのが、最近の新潮は読者の高
齢化に合わせて表現など文章がややジジ臭い感じで
すが、昔の紙面は割と文章もさばさばしていて若々
しく、読みやすいところ。そんな対象事情の変化も
わかる。
その他、「時代を映した雑誌広告傑作選」というグ
ラビアも貴重な昔の商品広告資料になる。
こういう歴史のある雑誌の復刻版は大歓迎です。価
格も安く、紙も週刊誌らしい感じなのがいい。
このところ、『週刊文春』の勢いに負けている感じ
ですが、新潮にもこれからもいい記事を読ませても
らいたいです(取材費をかけていただいて)。
殿堂入り
その昔、「朝日ジャーナル」を読んでいた奴に「週刊新潮」など読む奴はいなかっただろう。
普通の学生なら、こんなひねくれた、物事を四方八方の視点から組み立てて、表と裏から二通りの筋立てで面白おかしく書き立てる週刊誌などなかなかついていけるわけがない。その「週刊新潮」を、あるとき、かの渡部昇一先生が「日本で唯一のクォリティペーパー」と評した。「本当か」と思って三ヶ月読んでみたが、よく分からなかった。
だから、この週刊誌の真骨頂が理解できるのは社会に出てからのことである。「朝日新聞」は信用できないが、「週刊新潮」には、どうやら、世の中の真実の一端が現れているらしい。そういうことが実感として分かってくる。
この復刻版は、なつかしい記事ばかりで、どれをとりあげていいか分からない。知人の家でたまたまとった電話の向こうの主は、「あのー、山田五十鈴でございますけど・・」と言って、聞いたとたんに絶句させられたことがあった。唯一女優と口をきいた瞬間だったが、グラビアを見れば、その当時の妖艶な女優の姿がある。
「宇野宗佑」を葬った女の話は、今、読み返しても感動的だ。(三本指で買われた神楽坂の枕芸者の話ではない。その女は、マスコミに売り込んだ後、鹿児島の北朝鮮がらみの生臭坊主の寺に逃げ込んで、テレビ局に五百万円もらって出演したが、こんな女の話は本質的に誰もきかない。そうではなく、週刊新潮が発掘した、十年間、宇野に尽くした「はつこ」という女のことだ)
「やっぱり、妾や愛人は俺の手に余る」と小心な若者に小心な人生の価値を教えてくれたこの名文は、文科省推薦「道徳・心の教育ノート」にでものせたらどうか。題は、やっぱり、「はつこ」だろうな。
普通の学生なら、こんなひねくれた、物事を四方八方の視点から組み立てて、表と裏から二通りの筋立てで面白おかしく書き立てる週刊誌などなかなかついていけるわけがない。その「週刊新潮」を、あるとき、かの渡部昇一先生が「日本で唯一のクォリティペーパー」と評した。「本当か」と思って三ヶ月読んでみたが、よく分からなかった。
だから、この週刊誌の真骨頂が理解できるのは社会に出てからのことである。「朝日新聞」は信用できないが、「週刊新潮」には、どうやら、世の中の真実の一端が現れているらしい。そういうことが実感として分かってくる。
この復刻版は、なつかしい記事ばかりで、どれをとりあげていいか分からない。知人の家でたまたまとった電話の向こうの主は、「あのー、山田五十鈴でございますけど・・」と言って、聞いたとたんに絶句させられたことがあった。唯一女優と口をきいた瞬間だったが、グラビアを見れば、その当時の妖艶な女優の姿がある。
「宇野宗佑」を葬った女の話は、今、読み返しても感動的だ。(三本指で買われた神楽坂の枕芸者の話ではない。その女は、マスコミに売り込んだ後、鹿児島の北朝鮮がらみの生臭坊主の寺に逃げ込んで、テレビ局に五百万円もらって出演したが、こんな女の話は本質的に誰もきかない。そうではなく、週刊新潮が発掘した、十年間、宇野に尽くした「はつこ」という女のことだ)
「やっぱり、妾や愛人は俺の手に余る」と小心な若者に小心な人生の価値を教えてくれたこの名文は、文科省推薦「道徳・心の教育ノート」にでものせたらどうか。題は、やっぱり、「はつこ」だろうな。