分野を問わず、翻訳者なら今読んでおきたい一冊。特集の「通訳者・翻訳者がやるべきこと」には井口耕二・河野弘毅と業界有名人の二人が寄稿されている。両氏のことを多少なりとも知っている読者なら「人間翻訳(井口)VS機械翻訳(河野)」か!? と思いながら文字をたどるかもしれない。
だが、そういうことはどちらも書いていない。井口氏は「自分で道を選び、主体的にトライするべき」、河野氏も「MT(機械翻訳)がさまざまな場面で使われるようになる可能性に備えたほうがよい」というだけ。情報を集めて可能性と道を知り、そのなかで自分が何を選んでどう歩いていくのか。「翻訳者」そのものであり続けるのかということも含め、自分の行き先を自分で決めていこう。この点において、実は両氏は同じことを述べている。
そのために大事なのは、どこから情報収集するのか、個人・グループを問わずリアルでもネットでも誰と付き合ってどういう話を聞くのか、どんな勉強をするのかということだ。言い換えれば、自分が「心地よい」方面はどこかということを仮に決めて、縁があったら少しその方向に進んでみる。周辺情報もウォッチしながら、ちょっと違うと思ったら軌道修正する。結局はその繰り返しではないのか。
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