この本が日本で訳出出版された意図が分からない。内容は、不本意な解雇をされたCEOが充電期間を経て、別の会社のCEOとして再起する話。実例も豊富だし、まあそれなりに読み物としてはというところだ。
しかしたとえば最後の章が「逆境を乗り越えて勝利をつかむ」として7つの教訓がまとめあげられている。これらの教訓が必要な経営者が日本にどれだけいるというのだろうか。具体的にだれか個人名を私は上げることができない。つまりとある名のある会社を追われて、後日全く違うこれも名のある会社の経営者として着任して成功したというパターンの人である。個人名を思いつかないくらいだから、この本を必要とする潜在読者は日本には二ケタもいないのではないか。
「読み物としては」としたのは、「人の不幸は蜜の味」みたいなケースが幾つも書かれているところだ。玩具のマテル社のCEOを2000年に解任されたジル・バラッドには総額5千万ドル近いパッケージが支払わされたそうだ。50億円という巨額である。それについて本書は
「株価の70%下落を招き、アメリカ史上でも最悪の買収をかじ取りした責任者としては信じられないほどのすばらしい餞別」
とのコメントを紹介している。
これらの興味深いケースの羅列は、しかし考えてみればアメリカCEOゴシップ誌という位置づけに収まるのではないか。つまり、登場紹介されているCEOを芸能人やセレブに、「解任事件」を「離婚スキャンダル」にそれぞれ置き換えると本書の構造が見える。もっともらしい解説や教訓の引き出しもゴシップ誌にはつきものというわけだ。
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逆境を乗り越える者 リーダーたちは失意のどん底からいかにして立ち直ったか [HBSP] ハードカバー – 2007/12/20
ジェフリー ソネンフェルド
(著),
アンドリュー ウォード
(著),
久野郁子
(翻訳)
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その他
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困難なときにこそ
立ち上がって己の価値を証明せよ
リーダーとしての真価は
困難に直面したときにこそ証明される
試練とはなにか、どううればそこから再び栄光をつかみとることができるのか――。
逆境を克服し、世に消えない足跡を残した人物たちに学ぶ、人生の教訓。
逆境は人間の価値を試すものであり、われわれはその対処のしかたによって
敗北することもあれば、大きな成功をつかむこともある。
本書はその紙一重の違いを徹底的に検証した、意義深く、感動的な本である。
成功をめざす者にとっては必読に値する。
ドラルド・トランプ
近年書かれたリーダーシップに関する本のなかでも、特に優れた1冊だ。
リーダーシップのみならず、人生の浮き沈みについて
深く掘り下げた稀に見る良書である。
南カリフォルニア大学教授 ウォレン・ベニス
本書は、人間にとって物事をどう受けとめるかがもっとも大切だと考える人に勇気を、
解雇された人に感動を与えるものである。
この本をいったn読み始めたら、途中で閉じることはできない。
バンガード・グループ創業者 ジョン・C・ボーグル
それぞれの分野で頂点を極めた人たちが、その後も順風満帆で人生を送れる保障などどこにもない。
いま手にしている幸運の証も、明日なにかが起きれば消えてなくなってしまうかもしれないのだ。
めざす道のために多くを犠牲にし、がむしゃらに前に突き進んできた成功者にとって、
それまで積み上げてきたキャリアが崩れ去ることは大きな悲劇である。
それでも、表舞台からそのまま姿を消す人がいる一方、以前よりもさらに輝きを増して第一線に返り咲く人がたしかに存在する。
彼らはいかにして自分を奮い立たせ、第一線に復帰するのだろうか?
本書では、元CEOをはじめ、一度は頂点を極めたもののキャリアの道でつまづいて二度と返り咲くことのなかった人々について検証を行う。
また、そうした人々とは対極に位置する、挫折を乗り越えてさらに大きな成功を手にしたさまざまな分野のトップについても考察したい。
彼らの足跡をたどることで、逆境のなかで苦しむあらゆる人が手本として学ぶべき教訓が見えてくる。
立ち上がって己の価値を証明せよ
リーダーとしての真価は
困難に直面したときにこそ証明される
試練とはなにか、どううればそこから再び栄光をつかみとることができるのか――。
逆境を克服し、世に消えない足跡を残した人物たちに学ぶ、人生の教訓。
逆境は人間の価値を試すものであり、われわれはその対処のしかたによって
敗北することもあれば、大きな成功をつかむこともある。
本書はその紙一重の違いを徹底的に検証した、意義深く、感動的な本である。
成功をめざす者にとっては必読に値する。
ドラルド・トランプ
近年書かれたリーダーシップに関する本のなかでも、特に優れた1冊だ。
リーダーシップのみならず、人生の浮き沈みについて
深く掘り下げた稀に見る良書である。
南カリフォルニア大学教授 ウォレン・ベニス
本書は、人間にとって物事をどう受けとめるかがもっとも大切だと考える人に勇気を、
解雇された人に感動を与えるものである。
この本をいったn読み始めたら、途中で閉じることはできない。
バンガード・グループ創業者 ジョン・C・ボーグル
それぞれの分野で頂点を極めた人たちが、その後も順風満帆で人生を送れる保障などどこにもない。
いま手にしている幸運の証も、明日なにかが起きれば消えてなくなってしまうかもしれないのだ。
めざす道のために多くを犠牲にし、がむしゃらに前に突き進んできた成功者にとって、
それまで積み上げてきたキャリアが崩れ去ることは大きな悲劇である。
それでも、表舞台からそのまま姿を消す人がいる一方、以前よりもさらに輝きを増して第一線に返り咲く人がたしかに存在する。
彼らはいかにして自分を奮い立たせ、第一線に復帰するのだろうか?
本書では、元CEOをはじめ、一度は頂点を極めたもののキャリアの道でつまづいて二度と返り咲くことのなかった人々について検証を行う。
また、そうした人々とは対極に位置する、挫折を乗り越えてさらに大きな成功を手にしたさまざまな分野のトップについても考察したい。
彼らの足跡をたどることで、逆境のなかで苦しむあらゆる人が手本として学ぶべき教訓が見えてくる。
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社武田ランダムハウスジャパン
- 発売日2007/12/20
- ISBN-104270002875
- ISBN-13978-4270002872
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
試練とはなにか、どうすればそこから再び栄光をつかみとることができるのか。逆境を克服し、世に消えない足跡を残した人物たちに学ぶ、人生の教訓。リーダーとしての真価は困難に直面したときにこそ証明される。
著者について
ジェフリー・ソネンフェルド
イェール大学経営大学院副学部長、経営実務学のレクター・クラウン教授。絶賛を浴びたThe Hero's Farewell(邦訳『トップ・リーダーの引退』新潮社)など、
6冊のリーダーシップに関する著書がある。学術論文多数。
イェール・チーフ・エグゼティブ・リーダーシップ・インスティテュートを設立し、その代表を務めている。
アンドリュー・ウォード
ジョージア大学テリー・ビジネススクール教授。著書にThe Leadership lifecycleがある。
イェール大学経営大学院副学部長、経営実務学のレクター・クラウン教授。絶賛を浴びたThe Hero's Farewell(邦訳『トップ・リーダーの引退』新潮社)など、
6冊のリーダーシップに関する著書がある。学術論文多数。
イェール・チーフ・エグゼティブ・リーダーシップ・インスティテュートを設立し、その代表を務めている。
アンドリュー・ウォード
ジョージア大学テリー・ビジネススクール教授。著書にThe Leadership lifecycleがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ソネンフェルド,ジェフリー
イェール大学経営大学院副学部長、経営実務学のレスター・クラウン教授。絶賛を浴びたThe Hero’s Farewell(邦訳『トップ・リーダーの引退』新潮社)など、6冊のリーダーシップに関する著書がある。学術論文多数。イェール・チーフ・エグゼクティブ・リーダーシップ・インスティテュートを設立し、その代表を務めている
ウォード,アンドリュー
ジョージア大学テリー・ビジネススクール教授
久野/郁子
1965年、長崎県生まれ。東京都在住。外資系金融機関勤務を経て翻訳業。主に金融・証券関係の実務翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
イェール大学経営大学院副学部長、経営実務学のレスター・クラウン教授。絶賛を浴びたThe Hero’s Farewell(邦訳『トップ・リーダーの引退』新潮社)など、6冊のリーダーシップに関する著書がある。学術論文多数。イェール・チーフ・エグゼクティブ・リーダーシップ・インスティテュートを設立し、その代表を務めている
ウォード,アンドリュー
ジョージア大学テリー・ビジネススクール教授
久野/郁子
1965年、長崎県生まれ。東京都在住。外資系金融機関勤務を経て翻訳業。主に金融・証券関係の実務翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 武田ランダムハウスジャパン (2007/12/20)
- 発売日 : 2007/12/20
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 400ページ
- ISBN-10 : 4270002875
- ISBN-13 : 978-4270002872
- Amazon 売れ筋ランキング: - 942,152位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,785位リーダーシップ (本)
- - 36,577位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月24日に日本でレビュー済み
ビジネスパーソンの逆境(その中には2016年の大統領選で一躍有名になったドナルド・トランプ氏も含まれる)を題材に、なぜある者は復活に成功し、ある者は失敗するのかを考察している。長い人生で誰もが何らかの逆境を一つと言わず複数経験することが見込まれるなか、真に有用な知恵を提供している本だ。
例えば、「復活に向けた準備をするのではなく、失脚という新しい状況に自分を合わせようとすることで負のスパイラルの陥ってかつてのような地位を取り戻せなくなるケースは少なくない。つまり困難な状況に置かれても、失ったものを嘆いて妥協するのではなく、意識して未来の可能性に目を向けることが復活を果たすために何より大切」(362頁)という助言などは、「人は苦境に立たされたとき、一番慣れ親しんだものに頼ろうとする傾向があり、創造性を発揮することができなくなる」(225頁)となればなおさら、心に銘記しておきたいと思う。
その他、以下の3点に注目しました。
①第2章冒頭のエピグラフは宮沢賢治の一節がひかれている
②公平世界仮説(Just World Hypothesis)(59頁)の説明
③「悲しみや苦難を乗り越えて勝利をてにすることでしか、英雄のペルソナは生まれない」(45頁)という言葉
例えば、「復活に向けた準備をするのではなく、失脚という新しい状況に自分を合わせようとすることで負のスパイラルの陥ってかつてのような地位を取り戻せなくなるケースは少なくない。つまり困難な状況に置かれても、失ったものを嘆いて妥協するのではなく、意識して未来の可能性に目を向けることが復活を果たすために何より大切」(362頁)という助言などは、「人は苦境に立たされたとき、一番慣れ親しんだものに頼ろうとする傾向があり、創造性を発揮することができなくなる」(225頁)となればなおさら、心に銘記しておきたいと思う。
その他、以下の3点に注目しました。
①第2章冒頭のエピグラフは宮沢賢治の一節がひかれている
②公平世界仮説(Just World Hypothesis)(59頁)の説明
③「悲しみや苦難を乗り越えて勝利をてにすることでしか、英雄のペルソナは生まれない」(45頁)という言葉
