現代において科学を判断する難しさを3つの問題点に分けて分析。コリンズ、ピンチの前著「七つの科学事件ファイル」よりも議論したい点がはっきり整理されているし、取り上げられている問題自体も面白いです。STS論入門として良いのではないでしょうか。
第七章、HIVワクチン問題における非専門家発信のムーブメントは成功例として感動的でもあります。映画「ダラス・バイヤーズクラブ」で同じ問題が違う立場から扱われています。近年流行りの「科学コミュニケーション」は、ただ専門知識をかみ砕いておもしろおかしく話すだけのものとして捉えられているように思いますが、本書に書かれているように誰もが当事者意識を持って対等に議論することこそが科学コミュニケーションなのだと感じます。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。