櫻井よしこさんは、私の最も好きなジャーナリストである。ぶれない偏向のない国家観と歴史認識を持ち、議論でも決して
激せず、それでいて相手を極めて冷静かつ論理的に論破する姿は、凛々しくまた清々しい。その彼女のある意味自叙
伝ともいえるのが本書である。しゃべる言葉がそのまま書き言葉になっている、あるいはその逆でもいいが、文章が
丁寧で、柔らかい。難しい表現は使わないし、読者を誘導するようなことも言わない。報道の姿勢において、事実を
歪めずに伝えることを旨としているとの表現が文中にあるが、その真摯な姿勢が、自分の生き方や考え方からも十分
感じられる。老齢の母親を慈しみ、どのような宗教に対しても偏見を持つことなく、それが人を救うのであれば敬う
気持ちも忘れない。こういう生き方は、極めて清々しく、このわずか新書で200余ページの書物を読むだけで、自分の
気持ちが晴れていくと思うのは私だけであろうか。
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