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[前野佳彦]の近代日本研究の方法的基礎 ―ハーバート・ノーマンをモデルとするイデオロギー分析概論と演習 (高度人文研究の基礎論シリーズ①)

近代日本研究の方法的基礎 ―ハーバート・ノーマンをモデルとするイデオロギー分析概論と演習 (高度人文研究の基礎論シリーズ①) Kindle版


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商品の説明

内容紹介

〈著者略歴〉
前野 佳彦(まえの よしひこ)
1953年福岡県生まれ。74年東京大学法学部中退、79年同大学院人文科学研究科修士課程修了、80~84年シュトゥットガルト大学・ロンドン大学附属ワールブルク研究所に留学。84年シュトゥットガルト大学哲学部博士学位(Dr.phil.)取得。現在博士後期課程学生及びポスドクのための〈文化記号塾〉主宰(http:// bunkakigoujyuku. org/index.asp)。
著書:Der Begriff der Kultur bei Warburg, Nietzsche und Burckhardt,(博士論文, Königstein/Ts., Hain Verlag bei Athenäum, 85)、『東洋的専制と疎外―民衆文化史のための制度批判』(私家版、87)、『言語記号系と主体―一般文化学のための注釈的止観』(言叢社、06)、『散歩の文化学1・2』(法政大学出版局、09)、『事件の現象学1・2』(同)、『形而上の中世都市』(同、11)、『中世的修羅と死生の弁証法』(同)。
訳書:W・ブルケルト『ホモ・ネカーンス』(法政大学出版局、08)、フランセス・イエイツ『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』(工作舎、10)、ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『動物の環境と内的世界』(みすず書房、12)、フランツ・ボアズ『北米インディアンの神話文化』(監訳、中央公論新社)。

〈読者へ〉
専門の人文研究を目指す学人が高度の水準を望見するのは、現在の大学制度を背景に置けば、大体大学院での研究の半ばあたりからだと言ってよいだろう。つまり修士論文が終わり、博士後期課程に進学する前後に、それまでの入門的なイニシエーションが終わり、いよいよ〈学問の事象そのもの〉と向き合わねばならない時期が来る。
 人文研究の事象は、少なくとも近代の開始以来、資料基体の実証性と概念構築の方法的妥当性の車の両輪に支えられてきた。事実を確定し、概念的評価を行う。この二つの段階が、現在のほとんどすべての人文研究を支えている。
 したがって、現代の大学制度において、ちょうど専門研究にさしかかる入口において、実証性と方法性という二つの課題が本格的イニシエーション中心課題として浮かび上がることは、卑小な制度キャリア上の専門性の獲得といった次元に矮小化してはならない。その根本の精神における〈近代的人文精神への参入〉を、学人各自がその即対自化の歩みのすべてにおいて、日々研ぎ澄ましていかねばならない。
 本書を嚆矢とする〈高度人文研究基礎論〉シリーズは、この根本の定位的自覚を具体的な方法論の洗練という角度から行おうとするものであり、人文的事象の方法性の錬磨にさしあたりの焦点を当てる。構成としては概論と演習形式をとり、特に古典的研究書を渉猟しつつその概念的有機性を呈示することで、講義、ゼミ、そして独習のすべての欲求に応えようとするものである。他方もちろん、実証性の錬磨もそれ自体、一つの修練であり専門研究に不可欠のイニシエーション要因なのだが、当シリーズは方法論に一本化し、資料的実証性を獲得する過程は、各々の学人があらかじめ充たすべき要件としてひとまず括弧に括ってある。このある意味偏頗な捨象には、消極的な理由、積極的な理由がある。
 消極的な理由は、実証性の錬磨は結局個々の具体的な資料基体に即して行うものであり、一般的な教科書概論化が行いにくい、ということにある。もう一つ、これは筆者の世代の大学教育経験者の共通経験であると考えるが、人文事象の実証研究の水準はじわじわとではあるが、定向的に進化を続けている。これはやはり用具面(図書館、資料館、インターネット等々)の進化が背景にあることは確実である。
 まったく逆の事情が〈方法〉の側面で顕在化している。これはある意味で必然の流れであり、実証的な事実の氾濫が定向的に深刻化すれば、それに見合った〈方法〉の進化が要請されるはずなのに、その意識が学生においても指導者においても、けっして正しい自覚に至っていない、というのが偽らざる現状であると少なくとも筆者は考える。
 インターネットとグーグルの現代は、この方法的近代性の隠蔽の時期である、と言ってよいと思う。事実は実に簡単に机上に氾濫するのだが、それらの事実を〈事象〉として統合する方法、概念化が異常に近い次元にまで弱化している。これは大学制度のみの問題ではないわけだが、大学制度が近代的即対自化の中心機構を担ってきた、というマクロの文脈では、やはりその方法的自覚の弱化という病理は大学制度、特に高度研究制度の根本問題として日々その露呈の度合いを強めていると断言して間違いない。
 したがっておそらく、バランスは弁証法的に現代的媒体、事象の単純かつ白痴的事実化を日々生み出す媒体そのものの中に隠されているのではないか、と直感することができる。ネットとグーグルが、事象の手軽な事実化をどのような知性にとっても統合不可能な次元にまで瞬間的に爆発させるとすれば、逆側の有機化、概念的統合、方法的定位もまた、ネットの中核に埋め込む形で出発させることができるのではないか、という処方である。つまり、本シリーズをひとまず旧来の出版媒体とも大学制度とも連関の薄い、このサイバー空間における自己イニシエーションの用具として構想する、その根本の意味はそこにある。それは個人的には筆者の世代的感覚と状況感覚の両者から発したものでありながら、そのマクロ状況との共振性において、十分に一般の共感を得られる危機感ではないかと考えるのである。また、こうした人文的危機感は、筆者が現在主宰する博論指導のための私設研究所〈文化記号塾〉での具体的な経験に支えられていることも付言しておきたい。
 
 本書は、近代日本研究の古典としてまず第一に押すべきハーバート・ノーマンの主著、『日本における近代国家の成立』を素材として、近代イデオロギー研究の基礎を概観しつつ学ぼうとするものである。具体的には、大学院修士課程以降、博士課程を経てポスドク程度までを包括する概論演習素材を意図して構成されているが、その目的は二つある。それは、
 1.近代日本研究そのものの基礎の構築
 2.近代イデオロギー研究一般のための方法論の習得
である。1.は明治維新のイデオロギー分析を主題とした本書に沿って、近代日本の基礎を築いた明治維新そのものを概観するということであり、2.はその分析の方法、すなわちノーマンの拠って立つマルクス主義的唯物史観からの近代イデオロギー分析の方法そのものを批判的に検討し、われわれ自らの近代研究の方法的錬磨のために役立てることにある。
 要約すれば本書は、ノーマンの近代日本研究を内容と方法の両面から検討することによって、われわれ自身の近代研究の内容面、方法面での導入を果たそうとするものである。
 本書の目的は上述したように日本近代の入口である明治維新の概観、およびその研究方法としてのイデオロギー分析の習得だが、学生の研究の現場に即して言えば、方法論が要諦である。上述したように、それは初学者がまず大きな困難を感じる分野だからである。その点を考慮して、特に近代研究をターゲットとした方法論の概観をまず序論として行っておくことにした。もちろんここでもノーマンの本著に対する示唆、参照は適宜行っている。本論に入ってからはノーマンの章立てに従ったが、まずそのイデオロギー分析の方法をモデル化することを主眼としたから、方法的範疇に従って章題を選択してある。さらに明治維新史の背景、維新研究のノーマン以降の流れも適宜補填していくことにした。したがってノーマンの実体的歴史研究(維新史研究)とそのためのイデオロギー分析(近代研究の方法論)は前者が顕在的(テクストにはっきりと顕れる)、後者が潜在的(テクストを背景から支える)であるのに対して、本書においては、実体的歴史研究は潜在的(外枠と背景の補填)、方法論は顕在的であるという鏡像的な逆転関係が自然に生じている。その本来の意図はノーマンの主著と本書を併用することによって、日本近代研究への方法論的、そして実体的な導入を果たそうとすることにある。この意図に沿ってさらに各章毎に演習問題を付加したが、これも維新史のマクロ概観とイデオロギー分析(およびエートス分析)という、実体と方法の双方を包含するように心懸けてある。しかし演習はあくまで本文理解の一助であるから、教授者の意図に沿って取捨選択して頂ければ結構かと思う。つまり本書は講義概論の主教材、副教材としての使用も、あるいはゼミ演習の教材としての使用も可能である。
 本書はさしあたりは大学院修士課程、博士課程(後期)程度の概論、演習教材を企図したものだが、その根本の意図は上述したように、博論のための研究へのスムーズな導入ということにある。つまり本書学習以降も、しばしばその成果をさらなる研究の進展に活かして頂くことがあくまで本意であり、その点がやや他の学習教材とは異なるのではないかと思う。学生諸君、教授者各位がこの筆者の意図を汲んで、本書を十全に活用されて頂ければと願っている。
 また、自習により本書の活用を考える院生、あるいは専門研究に入られた学人のために、実験的な試みではあるが、文化記号塾での経験を活かして、ネット(Eメール添付ファイル)を活用した双方向的なミニ・ゼミの制度を一応導入しておくので、関心のある学人は本書〈はじめに〉§3を参照されたい。
 
 

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 5448 KB
  • 同時に利用できる端末数: 無制限
  • 出版社: 文化記号塾 (2013/11/9)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00GKHKXKO
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効
  • X-Ray:
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