まず、3年間、周りは敵だらけの中、逃げようと思えば逃げられたかもしれないのに、外面を偽って、時には人を傷つけてまで、心の炎を燃やし続け、最後の最後まで考えることを諦めなかった主人公にただただ感服した。1巻で受けたあまりに酷い仕打ちが、全編通して主人公の行動に裏付けを与えている。正義と悪に割り切れないキリキリする葛藤の中で、主人公が自問自答の末に導き出した答えには、最後まで物語を読んだ者を納得させる力強さが備わっている。何より、主人公がちゃんと(!)自分の手を汚しているのも、例えば、約束のネバーランドのお子様主人公などとは一線を画していて、作者の誠実さを感じる。
また、仲間たちもそれぞれに個性を発揮して主人公を助ける姿に胸が打たれた。敵味方含め、個性豊かなキャラクターが、それぞれの思惑を持って主体的に行動することで、魅力的な主人公をさらに引き立てている。ラストで、バラバラの立場に置かれた仲間たちが信頼だけを頼りに事を為す姿は感動的だった。
ストーリーテリングも素晴らしく、物語の初めから読者が溜め込んできたフラストレーションが一気に開放されるラストの展開は、胸が熱くなった。神や宗教という難しそうなテーマを扱いながら、カトリックと新教の対立、奇蹟、拷問器具、ペストと言った道具立てを、無理なく、かつ効果的にちりばめる演出力にも恐れ入った。閉鎖された修道院という動きの付けづらい舞台にもかかわらず、次々と襲いかかるピンチを仲間の協力と知力を使って切り抜ける展開は緊張感があり、読者を飽きさせることがない。
久しぶりにいいマンガに出会って嬉しくなった。
辺獄のシュヴェスタ(6) (ビッグコミックス) Kindle版
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2017/12/12
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ファイルサイズ77620 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
63 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネタバレを含みます。
最高の物語でした。エラ一人でも総長を仕留めることはできたかもしれませんが、これまで必死に繋いできた仲間たちの絆で、今度はエラ自身が助けられるという、構成の妙。
また、人々の幸せのために、「神」を押し付けようとした総長に対し、そんなものにすがり続けるほど人は恥知らずではないと断じ、常に正しくあろうと足掻き、藻掻いてきた、エラ。「神と呼べるものを探している」という最後のセリフは、そんなエラを象徴する素晴らしいセリフでした。常に正しくあろうとする人間の心が神に一番近いものという、最大限の人間賛歌だと思います。
素晴らしい物語をありがとうございました。次回作も期待しています。
最高の物語でした。エラ一人でも総長を仕留めることはできたかもしれませんが、これまで必死に繋いできた仲間たちの絆で、今度はエラ自身が助けられるという、構成の妙。
また、人々の幸せのために、「神」を押し付けようとした総長に対し、そんなものにすがり続けるほど人は恥知らずではないと断じ、常に正しくあろうと足掻き、藻掻いてきた、エラ。「神と呼べるものを探している」という最後のセリフは、そんなエラを象徴する素晴らしいセリフでした。常に正しくあろうとする人間の心が神に一番近いものという、最大限の人間賛歌だと思います。
素晴らしい物語をありがとうございました。次回作も期待しています。
2021年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
打ちきりエンドと感じるくらい駆け足で進んでいった。おそらく実際に打ちきりだったと思う。
内容としては各自のその後がわかるので満足。きれいにまとめたと感じる。
ただ、某ユダヤのあのキャラがどんな目的だったのかは明示されていない(これまでの言動でわかる人はいるのかもしれないが)のでそこはやや気になるところ
内容としては各自のその後がわかるので満足。きれいにまとめたと感じる。
ただ、某ユダヤのあのキャラがどんな目的だったのかは明示されていない(これまでの言動でわかる人はいるのかもしれないが)のでそこはやや気になるところ




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