![[富樫聖夜, 涼河マコト]の軍服の花嫁 (ソーニャ文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/61A9pS2XBOL._SY346_.jpg)
内容を見て購入したら、3部作の最後の作品だったらしい。
まあでも他のを見なくても全然読めるし、ソーニャ文庫だけあって、ヒーローの心の歪みや執着、やんわりとした鳥かごを持ってヒロインを閉じ込める手腕はとてもうまかった。作者得意な物語かなと思う。
執着の方法というのはいろいろあって、目に見えた執着と囲い込みだったり、精神的囲い込みだったり、自分から鳥かごに入るものだったり、いろいろ読んできたけれど、自分が選んで鳥かごに入るよう仕向けるやり方が一番執着が激しいように思うし歪んでると思う。
そういうヒーローで、素敵だった。
ただ、もうちょっとねっとりしたものが欲しかった。執着しているわりには爽やかで、できればもっと蛇のような、ぞくっとくるような執着が最後に欲しかったかな、と思い、星は１つ減らした
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