この本は理論物理学の本です。もともと私はWebサイトでこの著者のページを見つけました。
数式もたくさん出てきます。一見とっつきにくそうです。
しかし,読み進めていくとその数式の説明がすばらしい!その式が物理的に何を意味しているのか,具体的,明確でとてもイメージしやすいのです。
そこでネットで読むより印刷して読みたいと思って,この本を見つけました。
この本は古典力学とマクスウェルの電磁気学についてまとめたもの。
私はこれではじめて,「マクスウェルが作った理論とはこういうものだったのか」と分かりました。今まで表面的に理解していたことの深い意味がようやく分かりました。
力線というものの実在に関する理論的検討,「力」とは運動量の時間変化であるということの理論的意味など,力学と電磁気学の最も基礎的な概念について,きちんと学びなおすことができます。
数式の「計算方法」は必要なら他で学べば良いのです。この本で重視しているのは,「数式が表す物理的意味」であり,この世界の成り立ちなのです。
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趣味で物理学 単行本 – 2007/3/28
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- 本の長さ257ページ
- 出版社理工図書
- 発売日2007/3/28
- ISBN-104844607162
- ISBN-13978-4844607168
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
インターネット上で公開された「EMANの物理学」というサイトからの書籍化。高校生でも理解できる大学レベルの内容の教科書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
広江/克彦
1972年生まれ。静岡大学理学部物理学科卒。同大学院修士課程修了。現在、情報家電メーカーの開発部に勤務。趣味でウェブサイト「EMANの物理学」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1972年生まれ。静岡大学理学部物理学科卒。同大学院修士課程修了。現在、情報家電メーカーの開発部に勤務。趣味でウェブサイト「EMANの物理学」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 理工図書 (2007/3/28)
- 発売日 : 2007/3/28
- 単行本 : 257ページ
- ISBN-10 : 4844607162
- ISBN-13 : 978-4844607168
- Amazon 売れ筋ランキング: - 124,584位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 257位物理学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1972年生まれ。岐阜県出身。
静岡大学理学部物理学科卒。
同大学院修士課程修了。
'00年より、物理学を解説するウェブサイト「EMANの物理学」の運営を開始。
その内容が徐々に評価され、
'07年に『趣味で物理学』を
'08年に『趣味で相対論』を
'15年に『趣味で量子力学』を上梓。
EMAN(エマン)は中学の頃からのあだ名であり、ネットでも主にその名前で活動している。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
32 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遅ればせながら 購入して読みました。 私は筆者と同世代の物理ファンエンジニアですが、本から物理が好きというオーラがひしひしと感じられて、同志を見つけたようでうれしいです。
私は学生時代 ファインマン物理で学んで、ここ数年は砂川重信先生の書籍を趣味で読んでいましたが、本書もそれらの本と同様の物理愛 が感じられます。 今でも買える砂川重信「物理学対話」の現代版という感じですかね。
真面目に物理を好きな人はもちろん、雰囲気で なんかかっこいいんじゃない みたいな乗りで買って読んでもいいと思います。 故・京大教授の森毅は「わからなくても頭の中でワカラナサを飼っておくことが大事」といっています。 読んですぐわからなくても なんとなく 覚えていて 数年後「なるほど!」ってなるのもちょっと素敵 かも。
私は学生時代 ファインマン物理で学んで、ここ数年は砂川重信先生の書籍を趣味で読んでいましたが、本書もそれらの本と同様の物理愛 が感じられます。 今でも買える砂川重信「物理学対話」の現代版という感じですかね。
真面目に物理を好きな人はもちろん、雰囲気で なんかかっこいいんじゃない みたいな乗りで買って読んでもいいと思います。 故・京大教授の森毅は「わからなくても頭の中でワカラナサを飼っておくことが大事」といっています。 読んですぐわからなくても なんとなく 覚えていて 数年後「なるほど!」ってなるのもちょっと素敵 かも。
2020年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
理論物理大好き。素粒子論に興味ありですが、残念ながら勉強への集中力が悪く知能も普通の私は著者と同じ疑問を持ち物理が良く理解できませんでした。確かに大学での試験では普通以上の成績は取れたけど、本当に理解してない事は本人が一番良く分かっています。この悩みを持っているのは自分だけではない事に気づきました。死ぬまでに絶対理解するというのが目標です。大学院当時の私の指導教授は故伊藤大介氏でした。目からウロコの講義に魅了されて、やはり天才は違うと思っていましたが、話を聞くと蔭では朝永氏の量子力学が理解できなくて、とても悩んだ時期もあったそうです。
2020年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初学者には説明不足な点はありますが、イメージを掴みやすい表現をされていて非常に勉強になります。
webで閲覧させて頂いておりましたが、紙で読んだ方が覚えやすい体質なため購入させて頂きました。
webで閲覧させて頂いておりましたが、紙で読んだ方が覚えやすい体質なため購入させて頂きました。
2008年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本をどう評価すべきか迷いました。普通の教科書ではなかなか読み取れない
物理の真髄を衝いた本とするべきか、それとも、著者のこだわりに力点が置かれすぎて
いると見るべきか....
結局、両方だという結論に達しました。
前半では、運動量とエネルギーの違いに力点を置き、力学の初歩を説明しています。
こちらはかなり読みやすいですが、あまりややこしい話には首を突っ込みません。
たとえば独楽の回転にちょっと首を突っ込みますが、直感的に解釈できる
範囲に終始して、首振り運動の本格的な方程式にまでには踏み込みません。
著者の示す力学の関する哲学はなかなか面白いのですが、
力学は初歩の初歩といったところで唐突に終わってしまいます。
電磁気学では、直感に訴える形で、ベクトル解析とマックスウェルの方程式を
説明してゆきますが、論理展開のスピードが速く、端折りも結構有って、
あまりわかりやすい説明とはいえません。電磁気学の後半では、電子が放射する電波や
光の計算や、電磁場が運ぶ運動量とエネルギーの話に収斂してゆきますが、多くの式が
天下りでがっかりしてしまいました。
結局著者が言いたかったのは、動的な電磁気学では、場の持つエネルギーと運動量を
勘定に入れないと、エネルギー保存則も、運動量保存則も成り立たなくなってしまう
ということで、この趣旨を示すことには成功していますが、そこで終わって
しまっています。
電磁気学の初歩的なことはあまり書いてないので、ついてこられる読者は
わずかではないかとか心配です。
結局この本はなんなのか...
著者は物理を機械的に、形式的に学んで判っている気になっている人のために
この本を書いた気がします。その意味ではこの本はある程度成功している
気がします。
しかし、力学や電磁気学を学ぶための最初の本としては、だめでしょう。
普通の教科書とあわせて、副読本として読み流すというあたりがこの本の正しい
使い方ではないかと思います。
物理の真髄を衝いた本とするべきか、それとも、著者のこだわりに力点が置かれすぎて
いると見るべきか....
結局、両方だという結論に達しました。
前半では、運動量とエネルギーの違いに力点を置き、力学の初歩を説明しています。
こちらはかなり読みやすいですが、あまりややこしい話には首を突っ込みません。
たとえば独楽の回転にちょっと首を突っ込みますが、直感的に解釈できる
範囲に終始して、首振り運動の本格的な方程式にまでには踏み込みません。
著者の示す力学の関する哲学はなかなか面白いのですが、
力学は初歩の初歩といったところで唐突に終わってしまいます。
電磁気学では、直感に訴える形で、ベクトル解析とマックスウェルの方程式を
説明してゆきますが、論理展開のスピードが速く、端折りも結構有って、
あまりわかりやすい説明とはいえません。電磁気学の後半では、電子が放射する電波や
光の計算や、電磁場が運ぶ運動量とエネルギーの話に収斂してゆきますが、多くの式が
天下りでがっかりしてしまいました。
結局著者が言いたかったのは、動的な電磁気学では、場の持つエネルギーと運動量を
勘定に入れないと、エネルギー保存則も、運動量保存則も成り立たなくなってしまう
ということで、この趣旨を示すことには成功していますが、そこで終わって
しまっています。
電磁気学の初歩的なことはあまり書いてないので、ついてこられる読者は
わずかではないかとか心配です。
結局この本はなんなのか...
著者は物理を機械的に、形式的に学んで判っている気になっている人のために
この本を書いた気がします。その意味ではこの本はある程度成功している
気がします。
しかし、力学や電磁気学を学ぶための最初の本としては、だめでしょう。
普通の教科書とあわせて、副読本として読み流すというあたりがこの本の正しい
使い方ではないかと思います。