女王殿下の英国オックスフォード大学留学記です。殿下は文体が素直でとてもチャーミングな語りでした。すっかり心奪われてしまいました。
国内での行動には必ずお付の武官がいます。「いつも誰かがついているのは息苦しくないの」と今まで何回も聞かれてきたそうです。そのたびに「子供の頃からずっとそうだから、そういうものだと思ってます。たとえば服を買うにしても相談ができるのでいいし、いなかったら逆に寂しい」と答えているそうな。
それが英国では完全に一人で行動。生活それ自体が冒険で、女王殿下いかに。そんな楽しいお話が記されています。
好きになったエピソードとしては、
① お付きの武官の英国活動予算は完全0円なので、彼らはフィッシュアンドチップスを食べてせめて英国らしさを感じようとする とか、
② 素晴らしい日本合戦屏風を見るとき、朝から夕方まで一日かけて鑑賞する。太陽が東南西と動き、照らす角度光量が変わるごとに作品の表情が変わる。英国人教授のほうがよく日本美術を理解していて、それを日本人の私に教えてくれた。 などなど。
2011年に卒業式に出席するとき、父君髭の殿下に反対されたとのこと。国民の一人として寛仁親王殿下のお気持ちについてありがたく感じ入りました。そして、同時に女王殿下の卒業式出席を誇らしく思いました。
詳しくはぜひご一読してご確認してください。
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