この本の題名の通り、海外に「売られ」ていく日本人の赤ちゃんが今の日本にいる、ということ自体に、まず読者は衝撃を受けると思います。そして、それが戦後間もない頃の話でもなく、現在の日本で起こっているという事実。この本では、そんなことがどうして可能なのか、個別の事例を取り上げながら、現在の法制度の不備について指摘しています。不本意の妊娠・出産をし、何が何だか分からないままに子供を取り上げられてしまう高校生、海外に養子に出され、生みの親に一言でも良いから連絡を取りたいと願いつつも叶わない、多くの子ども達。赤ちゃんを取り巻く現実だけでなく、日本の性教育や児童福祉(特に里親制度が殆ど機能せず、多くの子どもたちが施設で育っていること)の問題点とこれからの課題など、多くのことを考えさせられます。
さらに、養子受け入れ大国であるアメリカの現状、数多くの養子を海外に送り出してきた韓国やその他のアジアの国の現状、それらの国がどのように法制度を整備して来たかなど、これから日本が進むべき道を考えていくにあたってのヒントが沢山ちりばめられています。この本を読んでも答えは出ません。でも、この問題が存在することを知り、何とかしなくてはいけないとみんなが思うこと、それこそが問題解決の第一歩のように感じました。
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赤ちゃんの値段 単行本 – 2006/6/20
養子斡旋をビジネスにする、業者たちの実態未成年の妊娠、出産が激増している。子どもを養子として海外に送り、法外な料金を要求する業者がいる。また人口世界一の中国からも、大量の養子が流出し始めた。
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/6/20
- ISBN-104062134845
- ISBN-13978-4062134842
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
望まない妊娠の果てに“売られていく”子どもたち―。海外養子斡旋の驚くべき実態と、産みの親との再会をつづった、感涙のドキュメント。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高倉/正樹
1973年東京都生まれ。1997年早稲田大学政治経済学部卒。読売新聞入社。盛岡支局を経て、現在東京本社地方部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1973年東京都生まれ。1997年早稲田大学政治経済学部卒。読売新聞入社。盛岡支局を経て、現在東京本社地方部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/6/20)
- 発売日 : 2006/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4062134845
- ISBN-13 : 978-4062134842
- Amazon 売れ筋ランキング: - 728,782位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 4,155位社会福祉関連書籍
- - 6,623位妊娠・出産・子育て (本)
- - 28,511位社会学概論
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年8月2日に日本でレビュー済み
日本がまだ貧しい時代なら、こういう昔話としてあったのかもと思うけど、
今の日本でこんな事実が野放しにされてた衝撃は大きかった。
健康な赤ちゃんが産まれるという理由で海外から人気であるとしても、
国境をまたがる海外養子縁組に対し、政府が野放しで、国連からの警告も無視。
更に、2005年3月の国会で取り上げられても、まだ野放しの状態で、
努力する兆しも見せない政府。
読売新聞の連載に留まらず、書籍になったことは、問題提議として大きな前進だ。
国内で子どもの権利条約に沿って、家庭という枠を超え、
日本全体で子供を育てていく環境整備をすべきに思う。
施設に委ねたり、海外に養子斡旋したり、子供たちの将来を考えたら
このままではいけないと警戒感が生まれる本だ。
今の日本でこんな事実が野放しにされてた衝撃は大きかった。
健康な赤ちゃんが産まれるという理由で海外から人気であるとしても、
国境をまたがる海外養子縁組に対し、政府が野放しで、国連からの警告も無視。
更に、2005年3月の国会で取り上げられても、まだ野放しの状態で、
努力する兆しも見せない政府。
読売新聞の連載に留まらず、書籍になったことは、問題提議として大きな前進だ。
国内で子どもの権利条約に沿って、家庭という枠を超え、
日本全体で子供を育てていく環境整備をすべきに思う。
施設に委ねたり、海外に養子斡旋したり、子供たちの将来を考えたら
このままではいけないと警戒感が生まれる本だ。
2006年7月9日に日本でレビュー済み
海外養子のあっせんに切り込んだ良質の新聞連載をもとに
新たに書き下ろしたルポ。
日本人の子供が海外で人気があり高値で取り引きされているといった、
これまで水面下では噂されていても実態のよくわからなかった部分を
斡旋業者、養親の取材などを通じて明らかにしている。
占領下、その後の沖縄の養子事情はもっと多くの人に知られるべきだ。
本書はおそらくまだ取材途上の中間報告だろう。
施設偏重の日本と、家族の中で養育することを優先するアメリカ。
この違いの根源を今後もっと追究してもらいたい。
新たに書き下ろしたルポ。
日本人の子供が海外で人気があり高値で取り引きされているといった、
これまで水面下では噂されていても実態のよくわからなかった部分を
斡旋業者、養親の取材などを通じて明らかにしている。
占領下、その後の沖縄の養子事情はもっと多くの人に知られるべきだ。
本書はおそらくまだ取材途上の中間報告だろう。
施設偏重の日本と、家族の中で養育することを優先するアメリカ。
この違いの根源を今後もっと追究してもらいたい。
殿堂入りVINEメンバー
「望まれぬ赤ちゃん」を外国に斡旋するビジネス。密着取材に基づく本書だが、いわゆる「闇ルート」まで明らかにしているわけではない。当たり前だが・・・・
実際、本書が指摘するように養子斡旋ビジネスが日本の現行法ではほぼ野放し状態であることには改めて驚かされる。
血縁を重視する日本とは対照的に、日本の赤ちゃんをコストがかかっても欲しいという米系夫婦。何にでも値段がつく資本主義経済。読んでいて胸が締め付けられるような本。
実際、本書が指摘するように養子斡旋ビジネスが日本の現行法ではほぼ野放し状態であることには改めて驚かされる。
血縁を重視する日本とは対照的に、日本の赤ちゃんをコストがかかっても欲しいという米系夫婦。何にでも値段がつく資本主義経済。読んでいて胸が締め付けられるような本。

