難解な書物として知られる近代のバイブル、『資本論』。説明は不要でしょう。
入門書が多く出版されておりますが、私としては、
「賃労働と資本」等の入門的著作を読んだ後に資本論そのものを読んでみることをお勧めします。
それだけ、資本論は難しいけどわかりやすい本なのです(場合によっては入門書のほうが難しい)。
そもそも、マルクスは頭の中であーだこーだ考えるタイプではなく、具体的なデータから法則を導き出す手法を取っていたわけですから、
内容は難しいのですが、書き方そのものは実に論理的で明快です(具体例も多い)。
ところがドイツ語(あるいは英語)だとスーっと頭に入る内容も
日本語に直すと、順序を入れ替えたりニュアンスが変わったりしますので、どうもわかりにくくなってしまうわけです。
本書は、資本論の翻訳書の中では最もわかりやすい文体で、かつ脚注が豊富ですので、
他の適当な入門書(ヨハン・モストの「資本論入門」がお勧めです)を添えながら読んでいけば、すんなり内容が入っていくかと思います。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。